第10回国試午後47問の類似問題

ME2第35回午後:第39問

PCPSについて適切なのはどれか。

1: PCPS回路に血液浄化回路を接続する。

2: カニューレの挿入はX線透視下で行う。

3: 補液は脱血回路から行う。

4: 溶血を防ぐため細いカニューレを使用する。

5: 抗凝固療法は行わない。

国試第32回午前:第72問

乳児の人工心肺について正しいのはどれか。

1: チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。

2: 体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。

3: 遠心ポンプの使用率は成人例より高い。

4: 無輸血手術は成人例より容易である。

5: 目標灌流圧は成人例より高く設定する。

国試第20回午後:第57問

体外循環中の血液凝固管理について正しいのはどれか。(体外循環装置)

a: 体外循環開始前にACT値が延長されていることを確認する。

b: 体外循環中は定期的にプロタミンを投与する。

c: 送血フィルタが詰まった場合でも血液循環は維持する。

d: ヘパリンコーティング回路使用時はヘパリンを投与しない。

e: フィルタ下流(患者側)回路の血栓形成の確認は必要である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第40回午後:第24問

観血式血圧測定法について誤っているのはどれか。

1: トランスデューサのゼロ点調整は大気開放状態で行う。

2: ヘパリン加生理食塩液を持続注入する。

3: 延長チューブを使用するときはなるべく柔らかいものを使用する。

4: トランスデューサのゼロ点調整は右心房の高さで行う。

5: 共振現像の軽減にダンピングデバイスが有効である。

国試第1回午後:第41問

血液透析中の血液回路内に空気が入る原因として誤っているのはどれか。

a: 動脈側カニューレの接続不良

b: 洗浄充填回路の閉塞のし忘れ

c: 圧モニター回路の接続不良

d: 静脈側カニューレの接続不良

e: 静脈回路の折れ曲がり

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午後:第59問

膜型人工肺での体外循環中に血液の酸素加能が低下した場合、考えられる原因はどれか。

a: 血漿漏出

b: 血液凝固時間短縮

c: 血圧上昇

d: 胸腔内出血

e: ポンプ流量増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第37回午後:第9問

人工心肺に用いる遠心ポンプについて正しいのはどれか。

1: コーン型は内部に羽根(車)をもつ。

2: 血液はポンプの外側から流入し、中心から吐出する。

3: ポンプ停止時には逆流を生じる。

4: ポンプの回転数と流量は比例関係である。

5: 後負荷に依存しない流量特性をもつ。

国試第33回午前:第70問

人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。

a: 出血の回収            血液吸引ポンプ

b: 静脈血の酸素加          人工肺

c: 肺循環の維持           血液ポンプ

d: 余剰水分の排出          ベントポンプ

e: 貯血槽内の微小気泡除去      動脈フィルタ

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第72問

成人の人工心肺操作条件で適切でないのはどれか。(生体機能代行装置学)

1: ヘマトクリット値 : 25%

2: 混合静脈血酸素飽和度 : 75%

3: 送血流量 : 2.4L/min/m2

4: 平均動脈圧 : 70mmHg

5: 中心静脈圧 : 20mmHg

ME2第39回午後:第25問

熱希釈式心拍出量測定について正しいのはどれか。

1: カテーテル先端は肺動脈に留置する。

2: カテーテル先端孔から注入液を注入する。

3: 注入液には約0℃の滅菌蒸留水を使用する。

4: 注入液は心臓を刺激しないようにゆっくり注入する。

5: 同じカテーテルならば注入液量が変わってもカテーテル係数は変更しない。

ME2第31回午後:第24問

熱希釈式心拍出量測定で誤っているのはどれか。

1: 静脈よりカテーテルを挿入する。

2: カテーテル先端を右心房に留置する。

3: 注入液は約0℃のものを使用する。

4: 注入液はできるだけ速やかに注入する。

5: 注入液量が変わればカテーテル係数を変更する。

国試第9回午前:第30問

透析患者の血圧異常について正しいのはどれか。

a: レニン依存性高血圧症は末梢血管抵抗の増大による。

b: 動脈硬化型高血圧症は拡張期高血圧を呈する。

c: 長期透析患者の低血圧の主な原因はアミロイド心筋症である。

d: 血漿浸透圧の上昇は高血圧症の原因となる。

e: エリスロポエチン投与は高血圧症の原因となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第52問

人工肺について誤っているのはどれか。

1: 気泡型では溶血が起こりやすい。

2: 気泡型では気泡が小さいほど酸素化の効率が良い。

3: 膜型では血漿蛋白の変性が起こりにくい。

4: 膜型では血流に対する抵抗が小さい。

5: 膜型では気泡型に比べてより生理的な酸素化ができる。

国試第10回午後:第50問

人工心肺ポンプのローラ圧迫調整について正しいのはどれか。

a: 弱すぎると回転数に対応した流量が出ない。

b: 弱すぎると気泡が発生する。

c: 弱すぎるとローラの偏芯が生じる。

d: 強すぎると流量が増加する。

e: 強すぎると回転ムラが起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第79問

血液透析回路への空気侵入の原因となるのはどれか。

a: 抗凝固薬注入ラインの外れ

b: 透析膜破損による血液漏出

c: 動脈側穿刺針と回路の接続不良

d: 補液ラインの閉鎖忘れ

e: 静脈側穿刺針と回路の接続不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午前:第71問

人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。

a: 溶 血

b: 代謝性アルカローシス

c: インスリン投与

d: 低体温

e: 心筋保護液注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午後:第47問

人工心肺を用いて行う治療はどれか。

a: 脳動脈瘤クリッピング

b: 心室中隔欠損閉鎖術

c: 冠状動脈バイパス術

d: 胸部大動脈瘤人工血管置換術

e: 冠状動脈ステント術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第33回午前:第58問

透析について誤っているのはどれか。

1: 透析回路内への造血剤の投与が可能である。

2: 透析回路内へのビタミンD製剤の投与が可能である。

3: 緊急時には透析を中断することもある。

4: 静脈圧上昇の原因として回路内凝固がある。

5: インスリンは透析されるため高血糖をきたすことがある。

国試第16回午前:第7問

医師の指示の下に臨床工学技上が行える操作はどれか。

1: 除細動器から身体に通電する。

2: 人工心肺装置のカニューレを血管に挿入する。

3: 体外式ペースメーカの電極を身体内に挿入する。

4: 気管カニューレを患者に挿入する。

5: 高気圧酸素治療装置を運転する。

国試第20回午後:第52問

人工心肺の適正灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)

1: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。

2: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べて多い。

3: 常温体外循環では低体温体外循環と比べて灌流量を低く設定する。

4: 平均大動脈圧を60~80mmHgに維持する。

5: 混合静脈血酸素飽和度70%を目標に灌流量を調節する。