第9回国試午前55問の類似問題

国試第31回午後:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 骨格筋は大きな電気的異方性を示す。

2: 血液の導電率は肝臓の導電率よりも高い。

3: 周波数の増加とともに導電率は低下する。

4: 細胞膜の電気容量は1cm2あたり1μF程度である。

5: 周波数が高い電流ほど電気的感受性が低下する。

ME2第29回午後:第21問

生体用金属電極について正しいのはどれか。

1: 電極インピーダンスを低くするために電極用ペーストは使用しない。

2: 電極で発生する雑音を少なくするためにエージングした電極を使用する。

3: 電極電位の差を少なくするために異なる種類の金属の電極を使用する。

4: 電極インピーダンスを低くするために表面積の小さな電極を使用する。

5: 銀-塩化銀電極は分極電圧が大きいので一般的には使用しない。

国試第32回午前:第27問

生体用金属電極について正しいのはどれか。

a: 電極と生体間の接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。

b: 周波数が高くなると電極接触インピーダンスは増加する。

c: 電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。

d: 新しい金属電極はエージング後の電極と比べて基線の変動が大きい。

e: 電極電位は使用する金属の種類によって異なる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第35回午前:第57問

生体用表面電極について正しいのはどれか。

1: 電極の表面積と電極電位は反比例する。

2: 銀‐塩化銀電極とステンレス電極を併用すると電極電位の差が大きくなる。

3: 電極の接触インピーダンスが小さいほうが筋電図の影響が出やすい。

4: 銀‐塩化銀電極に電極用ペーストを塗布すると電極電位を小さくできる。

5: 電極の表面積が大きいほど交流雑音(ハム)の影響を受けやすい。

ME2第37回午前:第42問

誘発筋電図検査について正しいのはどれか。

1: 電気刺激にはパルス幅0.1~0.5msの波形を用いる。

2: アイソレータはミクロショックを防ぐために用いる。

3: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。

4: 筋の機械振動を音で確認するためにスピーカを用いる。

5: 検出回路の時定数は1sとする。

ME2第30回午後:第24問

誘発筋電図の電気刺激について誤っているのはどれか。

1: パルス幅が0.1~1msの短形のパルスを用いる。

2: 定電圧刺激と定電流刺激がある。

3: 針電極を使用する。

4: 皮下脂肪の多い人には強い刺激が必要である。

5: 感覚神経伝達時間の測定は刺激に同期して加算平均を行う。

ME2第31回午後:第1問

筋電図計測について誤っているのはどれか。

1: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。

2: 表面筋電図の周波数帯域は針筋電図に比べ狭い。

3: 針筋電図の低域遮断フィルタの時定数は0.03sに設定する。

4: 運動単位(MU)の観察には針電極を使用する。

5: 単一筋線維電極には高入力インピーダンス増幅器を要する。

ME2第34回午前:第55問

電気メスのモノポーラ型メス先電極について正しいのはどれか。

1: 温度検知機能がある。

2: 非通電時でも皮膚切開ができる。

3: メス先よりアーク放電が生じる。

4: バースト波出力を用いることができない。

5: メス先の炭化物は接触インピーダンスを小さくする。

国試第13回午前:第54問

脳波計測について正しいのはどれか。

1: 脳波計の入力インピーダンスは約1kΩである。

2: シールドルームの目的は地磁気の遮断である。

3: 針電極は皿電極より電極インピーダンスが高い。

4: 電極のインピーダンスが高いと雑音を誘導しやすい。

5: 電極の頭皮上の配置を誤ると感電事故につながる。

ME2第39回午後:第23問

皮膚から導出する誘発筋電図記録について誤っているのはどれか。

1: 刺激電極は水をしみ込ませたフェルトを用いる。

2: 単極の刺激電極を用いる。

3: 目的の神経を刺激できているかは波形で確認する。

4: 神経伝導速度は近位・遠位部の2点間の電位検出の時間差から算出する。

5: 導出には導電性ペーストを塗布した銀-塩化銀電極を用いる。

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第29回午後:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が大きい。

2: 骨格筋は異方性が大きい。

3: 細胞膜は大きな電気容量をもつ。

4: α分散はイオンの集散に起因する。

5: β分散は約GHzで生じる。

国試第34回午前:第34問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: バイポーラ電極は対極板が必要である。

b: 凝固にはバースト波を用いる。

c: 身体の部分同士の接触が分流熱傷の原因となる。

d: ペースメーカ障害の原因となる。

e: 出力電力の増加に伴い対極板の必要面積は減少する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第34回午前:第85問

生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。

a: 導電率は周波数とともに増加する。

b: a 分散は水分子の緩和現象に起因する。

c: 皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。

d: 骨格筋は異方性を示す。

e: インピーダンスは非線形性を示す。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第29回午後:第9問

ペースメーカについて正しいのはどれか。

1: 刺激パルスは正弦波交流である。

2: 刺激パルス電圧は1mV程度である。

3: 刺激電極は大動脈基部に留置する。

4: ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。

5: 刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。

国試第35回午後:第34問

電気メスについて正しいのはどれか。 

a: 対極板の接触面積は10cm前後である。 

b: ゲルパッド型は静電結合である。 

c: 導電結合型対極板は、静電結合型よりも接触インピーダンスが高い。 

d: 高周波漏れ電流の測定には200Ωの無誘導抵抗を使用する。 

e: アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは400Ω前後である。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第39回午後:第22問

脳波記録について誤っているのはどれか。

1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。

2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。

3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。

4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。

5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。

国試第6回午前:第64問

生体物性について誤っているのはどれか。

1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。

2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。

3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。

4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。

5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。

国試第19回午前:第68問

電気メスについて正しいのはどれか。(医用治療機器学)

a: 使用する対極板は約10cm2である。

b: スプレー凝固では高周波電流を連続的に流す。

c: ゲルパッド型対極板の電気的特性は静電結合である。

d: バイポーラ電極はマイクロサージェリーで多用される。

e: 出力試験に用いる標準的な負荷抵抗は500Ω前後である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第69問

除細動器について正しいのはどれか。

a: 最大出力エネルギーは約400 J(ジュール)である。

b: 電極にぺーストを塗ってはならない。

c: 除細動にはAC(交流)通電が適する。

d: 併用する心電計は保護回路が入っていないものが適する。

e: 体外通電では術者はゴム手袋をはめて行う。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e