脳波を記録中、被験者がまばたきをすると基線が動揺することがある。これは筋電図以外のどの生体現象に由来するものか。
1: PCG(phonocardiogram)
2: ECG(electrocardiogram)
3: ENG(electronystagmogram)
4: ABR(auditory brainstem response)
5: UCG(ultrasound cardiogram)
生体磁気計測について正しいのはどれか。
a: 心臓から発生する磁界の強さは10-11~10-10Tである。
b: 脳から発生する磁界の強さは10-13T程度である。
c: 肺内に蓄積された磁性微粉体による磁界の強さは10-8~10-7Tである。
d: ホール素子の磁気センシング感度は10-20T程度である。
e: SQUIDの磁気センシング感度は10-14T程度である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電撃電流の値と成人の生体反応の関係について正しいのはどれか。
1: 体表から心室細動を誘発する電流閾値は100kHzでは1mAである。
2: 心臓に10μAの直撃電流が流れると心室細動が誘発される。
3: 体表電極から商用交流電流が10mA以上流れると筋の持続的収縮が起こる。
4: 交流電流は直流電流に比べて生体組織に化学的な変化を起こしやすい。
5: 1kHzを超えると周波数に比例して感知電流の閾値が下がる。
生体発生情報の計測時の雑音について正しいのはどれか。
a: 目的信号以外の生体電気は雑音とみなされる。
b: 差動増幅器は同相雑音を軽減することができる。
c: 商用交流雑音の除去には帯域除去フィルタが有効である。
d: 脳波測定のためのシールドルームのシールドは接地してはならない。
e: 周期的な信号をn回加算すれば不規則雑音を1/nにすることができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
誘発筋電図の電気刺激について誤っているのはどれか。
1: パルス幅が0.1~1msの短形のパルスを用いる。
2: 定電圧刺激と定電流刺激がある。
3: 針電極を使用する。
4: 皮下脂肪の多い人には強い刺激が必要である。
5: 感覚神経伝達時間の測定は刺激に同期して加算平均を行う。
生体磁気計測について正しいのはどれか。
a: 心臓から発生する磁界の強さは$10^{-11}$~$10^{-10}$T(テスラ)である。
b: 脳から発生する磁界の強さは$10^{-13}$T程度である。
c: 肺内に蓄積された磁性微粉体による磁界の強さは$10^{-16}$~$10^{-15}$Tである。
d: ホール素子の磁気センシング感度は$10^{-20}$T程度である。
e: SQUDの磁気センシング感度は$10^{-14}$T程度である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電流と人体反応の関係で正しいのはどれか。
1: マクロショックにおける心室細動誘発電流は最小感知電流の1000倍である。
2: 心臓カテーテルを通って心臓内に50μAの商用交流が流れると室細動を起こす。
3: 手足に貼った電極から5mA、60Hzの交流電流が流れると手足を動かせなくなる。
4: 直流電流には電気分解による生体組織損傷のリスクがある。
5: 100kHzにおける電撃閾値は50Hzの場合の2000倍である。
人体への電撃について誤っているのはどれか。
a: 障害程度は電流の流出入部位によって異なる。
b: 低周波電流の生体作用は主に熱作用である。
c: His束心電計を使用する場合主にマクロショック対策が必要である。
d: 心内圧測定で、漏れ電流が0.1mA流れた場合は心室細動が誘発される危険がある。
e: 体表誘導心電計と体内機器を併用した場合ミクロショック対策が必要である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e