検査方法を図に示す。この検査で陽性となるのはどれか。
1: アキレス腱断裂
2: 膝蓋骨脱臼
3: 大腿筋膜張筋短縮
4: 大腿四頭筋短縮
5: ハムストリングス損傷
正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか。
1: 虚性
2: 筋性
3: 骨性
4: 靭帯性
5: 軟部組織性
80歳の女性。変形性膝関節症。人工関節全置換術後の屈曲拘縮と疼痛とがある。物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.紫外線イ.極超短波ウ.超音波エ.渦流浴オ.ホットパック
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
背臥位で強度の腰椎前弯がみられる原因として正しいのはどれか。
1: 膝関節の伸展拘縮
2: 股関節の屈曲拘縮
3: 腰方形筋の筋力低下
4: 脊柱起立筋の筋力低下
5: 腹筋の筋力低下
外傷と障害される関節との組合せで正しいのはどれか。
1: Monteggia骨折 — 肩関節
2: Galeazzi骨折 — 遠位橈尺関節
3: Barton骨折 — 肘関節
4: Bennett骨折 — DIP関節
5: Mallet指 — PIP関節
末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。
1: 長胸神経 − 翼状肩甲
2: 後骨間神経 − 手指MP関節伸展の筋力低下
3: 大腿神経 − 股関節伸展の筋力低下
4: 総腓骨神経 − 下垂足
5: 閉鎖神経 − 股関節内転筋筋力低下
関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 肩関節痛――――――持続伸張運動
2: 手指の変形―――――超音波療法
3: 足の外反母指――――金属支柱付短下肢装具
4: 膝関節外反変形―――外側ウェッジ
5: 環軸関節亜脱臼―――頸椎前屈姿勢の予防
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1: 股関節屈曲は背臥位、膝関節伸展位で行う。
2: 股関節伸展は腹臥位、膝関節伸展位で行う。
3: 股関節外転は背臥位で外旋しないようにして行う。
4: 股関節外旋は背臥位、股・膝関節を90°屈曲位で行う。
5: 膝関節屈曲は背臥位、股関節屈曲位で行う。
75歳の男性。糖尿病により右下腿切断。義足歩行練習時に右膝の膝折れを起こしそうな不安定感を訴えた。考えられる原因はどれか。2つ選べ。
1: 初期屈曲角が過大である。
2: 初期内転角が不足している。
3: 右股関節の屈曲可動域制限がある。
4: 右膝関節の伸展筋力が低下している。
5: ソケットが足部に対し後方に位置しすぎている。
二分脊椎の病変部位と特徴の組合せで正しいのはどれか。
1: 第12胸髄 - 長下肢装具を装着し、杖を使わずに歩行可能
2: 第1腰髄 - 短下肢装具を装着し、杖を使わずに歩行可能
3: 第2腰髄 - 下肢装具は使わずに、松葉杖を用いて歩行可能
4: 第3腰髄 - 尖足変形
5: 第4腰髄 - 踵足変形
関節モビリゼーションで誤っているのはどれか。
1: 関節包内運動の制限は関節の遊び(joint play)の大きさで評価する。
2: 関節包内運動が制限されている場合に適応となる。
3: 関節の遊びが大きい位置で治療を開始する。
4: 治療には緩やかな振幅運動を用いる
5: 複数の関節を同時に治療する。
転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。
1: 早期からの歩行練習
2: 脱臼予防肢位の指導
3: 早期からのROM練習
4: 大腿四頭筋の等尺性運動
5: 足関節の自動的底背屈運動
伝い歩きが可能なレベルの脊髄小脳変性症患者で姿勢バランスを崩す危険性が高いのはどれか。
1: 閉脚立位
2: 片膝立ち位
3: 四つ這い位
4: タンデム肢位
5: 踵接地でのしゃがみ位
下腿義足の静的アライメントにおいて、つま先の浮き上がりが観察され、膝折れを起こしそうな不安定感の訴えがあった。ソケットへの対応で適切なのはどれか。
1: 外側へ移動させる。
2: 後方へ移動させる。
3: 内側へ移動させる。
4: 初期屈曲角度を減らす。
5: 初期内転角度を減らす。
慢性関節リウマチ診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)で誤っているのはどれか。
1: 15分間持続する朝のこわばり
2: 3関節以上の腫脹
3: 手関節の腫脹
4: 対称性腫脹
5: 皮下結節
反復性肩関節脱臼で誤っているのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 前方脱臼が多い。
3: 外転外旋位で不安感がある。
4: 関節唇損傷を伴うことが多い。
5: ドロップアームサインが陽性である。
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋の線維束攣縮はない。
3: 針筋電図で多相波は出ない。
4: 脊髄前角細胞の障害はない。
5: 上位運動ニューロンは障害される。
慢性関節リウマチの変形で起こりにくいのはどれか。
1: ボタン穴変形
2: 母指のZ変形
3: 手指尺側偏位
4: 内反膝
5: 外反扁平足
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋線維束攣縮が見られる。
3: 20歳代に好発する。
4: 萎縮は近位筋から生じる。
5: 初期から腱反射は低下する。
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
1: L4神経根障害では長母趾屈筋の筋力低下を生じる。
2: L5神経根障害では下腿外側から足背の知覚異常を伴う。
3: L5神経根障害では大腿神経伸張テストが陽性となる。
4: S1神経根障害では前脛骨筋の筋力低下を生じる。
5: S1神経根障害では膝蓋腱反射が低下する。