膝関節で正しいのはどれか。
1: 生理的に内反している。
2: 前十字靭帯は膝で最も強い靭帯である。
3: 内側側副靭帯は内反によって緊張する。
4: 半月板は関節面の適合性を良好にする。
5: 膝蓋腱は大腿四頭筋の力を腓骨に伝える。
理学療法士が下肢を固定し、体幹の前屈を行わせた状態を図1に示す。次に図2のように固定位置を変更して体幹前屈を行わせたところ、体幹前傾角度に違いがみられた。この違いが生じた原因として、最も筋力低下が疑われる筋はどれか。
1: 腹直筋
2: 腸腰筋
3: 大腿四頭筋
4: ハムストリングス
5: 前脛骨筋
肩関節外転150°の時の肩甲上腕関節外転角度で正しいのはどれか。
1: 40°
2: 60°
3: 80°
4: 100°
5: 120°
正常な肩関節のMRI(①~⑤)を示す。解剖で誤っているのはどれか。
1: ①鎖骨
2: ②関節唇
3: ③関節窩
4: ④上腕骨頭
5: ⑤腱板
転子果長の測定に影響を与えるのはどれか。2つ選べ。
1: 脊柱の側弯
2: 大腿骨頸部骨折
3: 膝関節の腫脹
4: 膝関節の伸展制限
5: 足関節の背屈制限
肩関節外転方向で上肢を挙上するとき最も関与が少ない筋はどれか。
1: 棘上筋
2: 三角筋
3: 前鋸筋
4: 僧帽筋
5: 肩甲挙筋
正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.骨端-関節軟骨イ.骨幹-緻密質ウ.骨梁-シャーピー線維エ.骨膜-関節面オ.骨髄-ハバース管
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
正しいのはどれか。
1: 凹足では主に横アーチが高くなる。
2: 足の縦アーチは外側が内側よりも高い。
3: 距腿関節は底屈位で遊びが小さくなる。
4: 足根中足関節では主にすべり運動が生じる。
5: 横足根関節は距舟関節と距骨下関節とからなる。
ASIAの評価法における脊髄の髄節とその感覚支配領域検査ポイントの組合せで正しいのはどれか。
1: C5――鎖骨上窩
2: T7――臍
3: T12――鼠径靱帯の中点
4: L5――足関節内果
5: S4――膝窩
作業療法で正しいのはどれか。
1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。
2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。
3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。
4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。
5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。
右大腿骨頭すべり症によりDrehmann〈ドレーマン〉徴候陽性の場合、背臥位で右下肢を他動的に屈曲したときに生ずる関節運動で正しいのはどれか。
1: 左股関節が屈曲・外旋する。
2: 左股関節が内転・外旋する。
3: 右股関節が外転・外旋する。
4: 右股関節が外転・内旋する。
5: 右股関節が内転・内旋する。
上腕義手の適合検査の結果、肘90°屈曲位で手先具を完全に開くことができなかった。対応として適切なのはどれか。
1: ①の黒塗り部分を短縮
2: ②の黒塗り部分を削除
3: ③を矢印の方向へ移動
4: ④を矢印の方向へ移動
5: ⑤の黒塗り部分を延長
正しい組合せはどれか。
1: 腕橈骨筋 - 筋皮神経
2: 円回内筋 - 橈骨神経
3: 第2虫様筋 - 正中神経
4: 尺側手根伸筋 - 尺骨神経
5: 短母指屈筋浅頭 - 尺骨神経
頸髄損傷者の起き上がり動作を図に示す。この患者において機能していると推測される筋はどれか。
1: 円回内筋
2: 深指屈筋
3: 上腕三頭筋
4: 長母指伸筋
5: 尺側手根伸筋
運動と筋との組合せで正しいのはどれか。
1: 母指内転-短母指伸筋
2: 母指屈曲-長掌筋
3: 小指外転-背側骨間筋
4: 手関節橈屈-長橈側手根伸筋
5: 手関節尺屈-浅指屈筋
末梢神経損傷による運動障害で誤っている組合せはどれか。
1: 副神経-肩甲骨の挙上
2: 腋窩神経-肩関節の外転
3: 橈骨神経-母指の対立
4: 閉鎖神経-股関節の内転
5: 総腓骨神経-足関節の背屈
正常歩行における関節運動の説明で正しいのはどれか。
1: 着床初期には、足関節が最大背屈位となる。
2: 荷重応答期には、膝関節に伸展モーメントが働く。
3: 立脚終期には、足関節に底屈モーメントが働く。
4: 前遊脚期には、股関節に伸展モーメントが働く。
5: 遊脚初期には、膝関節に伸展モーメントが働く。
切断と断端長の計測部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕切断―――上腕骨大結節から断端末
2: 前腕切断―――肘頭から断端末
3: 大腿切断―――坐骨結節から断端末
4: 膝関節離断――大転子から断端末
5: 下腿切断―――膝蓋骨上縁から断端末
脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。
1: 上肢Ⅲ − 手指Ⅳ
2: 上肢Ⅳ − 手指Ⅲ
3: 上肢Ⅳ − 手指Ⅳ
4: 上肢Ⅴ − 手指Ⅳ
5: 上肢Ⅴ − 手指Ⅴ
両膝関節の屈曲可動域が0〜90°に制限されている患者に指導する床からの立ち上がり方法はどれか。
1: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→立位
2: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→高這い位→立位
3: 四つ這い位→高這い位→立位
4: 四つ這い位→膝立ち位→片膝立ち位→立位
5: 横座り位→膝立ち位→片膝立ち位→立位