第49回午前第33問の類似問題

第41回午後:第84問

一次性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨量の減少

2: 骨梁の減少

3: 血清カルシウム値の上昇

4: 血清リン値の低下

5: 類骨の増加

第54回午後:第89問

続発性骨粗鬆症発症の危険因子はどれか。  

1: 肥満

2: 副腎不全

3: 関節リウマチ

4: 甲状腺機能低下

5: 副甲状腺機能低下

  • 答え:3
  • 解説:続発性骨粗鬆症は、他の疾患や薬剤などが原因で発症する骨粗鬆症です。関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、Cushing症候群などの内分泌疾患や、ステロイド薬、抗けいれん薬などの薬剤性、慢性腎不全、糖尿病、アルコールや廃用、栄養不良などの生活習慣が危険因子とされています。
  • 肥満は続発性骨粗鬆症の危険因子ではありません。むしろ、適度な体重は骨密度を維持するのに役立ちます。
  • 副腎不全は糖質コルチコイドの分泌が減少するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副腎皮質ホルモンの過剰分泌がある場合、ステロイドによる骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 関節リウマチは続発性骨粗鬆症発症の危険因子です。関節リウマチの治療に用いられるステロイド薬や炎症による骨密度低下が、骨粗鬆症の発症につながることがあります。
  • 甲状腺機能低下は、破骨細胞の形成が抑制されないため、骨粗鬆症の危険因子になる場合がありますが、関節リウマチがより大きな危険因子です。甲状腺機能亢進症の場合は、骨の吸収が抑制され、石灰化が促進されるため、骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 副甲状腺機能低下は、骨形成に作用するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副甲状腺機能亢進症の場合は、骨吸収が亢進され、続発性骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
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第41回午後:第49問

関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。  

1: 骨塩量の減少

2: 軟骨の変性

3: 組織内の好中球集積

4: 結合織の増殖

5: 血管の増生

第38回午後:第83問

骨粗鬆症について適切でないのはどれか。  

1: 骨の絶対量が減少する。

2: 皮質骨は薄くなる。

3: 海綿骨の骨梁は減少する。

4: 類骨組織の割合は増加する。

5: 血清Ca、Pは正常である。

第39回午後:第54問

誤っているのはどれか。  

1: 骨軟化症の骨組織には類骨が残存する。

2: 甲状腺機能亢進性では病的骨折が起こる。

3: クッシング症候群では骨粗鬆症が起こる。

4: 関節リウマチではパンヌスが形成される。

5: 変形性関節症では関節縁に骨棘が形成される。

第41回午後:第78問

神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。  

1: 関節痛覚低下

2: 滑膜増殖

3: 関節液貯留

4: 軟骨増生

5: 骨破壊

第46回午前:第87問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

第57回午前:第89問

原発性骨粗鬆症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 海綿骨の減少を伴う。

3: 喫煙は危険因子である。

4: 低カルシウム血症を伴う。

5: 骨折好発部位は尺骨である。

  • 答え:2 ・3
  • 解説:原発性骨粗鬆症は、閉経後の女性に多く、骨代謝が速い海綿骨の減少を伴います。喫煙や飲酒は危険因子となりますが、血清カルシウムやリンは正常です。骨折好発部位は大腿骨近位部や椎体です。
  • 原発性骨粗鬆症は閉経後の女性に多いため、男性に多いというのは誤りです。
  • 海綿骨は骨代謝が速いため、原発性骨粗鬆症では骨量の減少を伴います。この選択肢は正しいです。
  • 喫煙は原発性骨粗鬆症の危険因子であり、飲酒も危険因子となります。この選択肢は正しいです。
  • 原発性骨粗鬆症では、血清カルシウムおよびリンは正常であり、低カルシウム血症を伴わないため、この選択肢は誤りです。
  • 原発性骨粗鬆症の骨折好発部位は大腿骨近位部および椎体であり、尺骨ではないため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
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第36回午後:第66問

廃用症候群に含まれないのはどれか。  

1: 筋萎縮

2: 尿路結石

3: 骨粗鬆症

4: 反張膝

5: 体力低下

第56回午後:第84問

筋量減少が診断基準に含まれるのはどれか。  

1: フレイル

2: サルコペニア

3: ポストポリオ症候群

4: メタボリックシンドローム

5: ロコモティブシンドローム

  • 答え:2
  • 解説:筋量減少が診断基準に含まれるのはサルコペニアである。サルコペニアは、四肢骨格筋量減少、身体機能減弱、筋力低下が診断基準となっている。
  • フレイルは、体重減少、主観的疲労感、日常生活活動量の減少、身体能力の減弱、筋力低下が診断基準であり、筋量減少は含まれていない。
  • サルコペニアは正しい選択肢であり、四肢骨格筋量減少、身体機能減弱、筋力低下が診断基準となっている。サルコペニアは加齢に伴う筋肉量の減少や筋力の低下を指す。
  • ポストポリオ症候群の診断基準に筋量減少は含まれていない。ポストポリオ症候群は、ポリオ罹患後、年月を経て易疲労性、筋力低下、痛み、嚥下障害など新たな障害を生じる症状群である。
  • メタボリックシンドロームの診断基準は、ウエスト周囲径、高トリグリセリド血症・低HDLコレステロール血症、血圧、空腹時血糖値であり、筋量減少は含まれていない。
  • ロコモティブシンドロームの診断基準は、立ち上がりテスト、2ステップテストなど運動や動きにより診断されるものであり、筋量減少は含まれていない。ロコモティブシンドロームは、運動器の機能低下による移動能力の低下を指す。
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第55回午後:第95問

骨粗鬆症の原因で誤っているのはどれか。  

1: 安静臥床

2: 胃切除後

3: 糖尿病

4: ビタミンA欠乏症

5: 副甲状腺機能亢進症

  • 答え:4
  • 解説:骨粗鬆症は骨量の減少によって引き起こされる病態で、続発性骨粗鬆症の原因には廃用、栄養性、生活習慣、内分泌性などが関与している。選択肢の中で誤っているのはビタミンA欠乏症である。
  • 安静臥床は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、骨への負荷が減少することで骨量が減少する。
  • 胃切除後は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、栄養素の吸収が悪くなることで骨量が減少する。
  • 糖尿病は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、生活習慣に関連した骨量減少が起こる。
  • ビタミンA欠乏症は骨粗鬆症の原因ではなく、ビタミンDやビタミンC欠乏症が骨粗鬆症の原因となる。
  • 副甲状腺機能亢進症は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり、内分泌性の要因によって骨量が減少する。
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第43回午後:第80問

骨粗鬆症の成因で誤っているのはどれか。  

1: 閉経

2: 慢性腎不全

3: 男性ホルモンの投与

4: 過度のアルコール摂取

5: 副腎皮質ホルモンの投与

第46回午前:第33問

骨粗鬆症性骨折が起こりやすいのはどれか。  

1: 頸椎

2: 鎖骨

3: 胸椎

4: 腓骨

5: 踵骨

第37回午前:第58問

骨粗鬆症について適切でないのはどれか。  

1: 閉経後の女性に生じやすい。

2: ステロイド治療により生じやすい。

3: 大腿骨頸部骨折をきたしやすい。

4: 脊椎圧迫骨折ではコルセットを装着する。

5: 高齢者の腰背痛には体幹前屈を指導する。

第57回午後:第93問

多発性骨髄腫にみられるのはどれか。  

1: 肝障害

2: 病的骨折

3: 赤血球増多

4: 血清総蛋白量減少

5: 低カルシウム血症

  • 答え:2
  • 解説:多発性骨髄腫は、骨髄で異常な白血球(形質細胞)が増殖する病気で、貧血、血液・尿中の高蛋白、骨病変、高カルシウム血症、免疫抵抗力の低下、腎不全などの症状が見られます。
  • 肝障害は多発性骨髄腫の症状ではありません。多発性骨髄腫では腎不全が見られることがあります。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の症状の一つで、骨病変によって骨が弱くなり、病的骨折が起こりやすくなります。これが正解です。
  • 多発性骨髄腫では赤血球の減少が見られ、貧血が起こります。赤血球増多は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では血清総蛋白量が増加することがあります。血清総蛋白量減少は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では高カルシウム血症が見られることがあります。低カルシウム血症は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第34回午後:第99問

骨粗鬆症で正しいのはどれか。  

1: 正常の骨と比べて骨量に差はない。

2: 正常の骨と比べて類骨の割合が増加している。

3: 女性では閉経以後その進行が緩徐となる。

4: 内分泌疾患に伴って起こる。

5: エックス線透過性が低下している。

第42回午後:第74問

原発性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発症率は男性の方が高い。

2: 類骨の割合が増加する。

3: 海綿骨の骨梁が減少する。

4: 血清カルシウム値は低下する。

5: 血清アルカリフォスファターゼ値は正常である。

第55回午後:第93問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

  • 答え:5
  • 解説:多発性骨髄腫は形質細胞ががん化し異常増殖する病気で、貧血、腎障害、易感染性、病的骨折などの症状が現れる。しかし、低カルシウム血症は特徴的ではなく、高カルシウム血症が起こることがある。
  • 貧血は多発性骨髄腫の特徴的な症状の一つで、造血機能の障害により生じる。
  • 腎障害も多発性骨髄腫の特徴的な症状で、免疫グロブリン(M蛋白)の増加により生じる。
  • 易感染性は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、造血機能の障害により免疫機能が低下するため生じる。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、サイトカイン分泌による破骨細胞の活性化により骨破壊が起こる。
  • 低カルシウム血症は多発性骨髄腫に特徴的ではない。実際には、血液中にカルシウムが溶け出すことで高カルシウム血症が生じることがある。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第47回午前:第77問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

第44回午後:第76問

筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか。  

1: 舌の線維束攣縮

2: 流 涎

3: 肺活量低下

4: 深部感覚障害

5: 歩行障害