病院で患者の個人情報を取り扱う上で適切なのはどれか。
1: 親族の求めに応じ、その場で診療録の開示を行った。
2: 個人情報に関する苦情申し立てに医療相談窓口で対応した。
3: 患者の同意なしで見舞い客からの病状問い合わせに回答した。
4: 病院長の同意を得たので、患者の個人情報を病院外で発表した。
5: 学生が個人情報を取り扱っていたことを実習後に患者に説明した。
個人情報保護に関する法律で患者本人からの同意を必要としないのはどれか。
1: 他医療機関への診療情報提供
2: 勤務先から求められた診断書の提出
3: 学生実習で得た診療記録の学外での発表
4: 法で規定された重症感染症の届け出
5: 患者の配偶者への病状説明
医療機関における患者の個人情報の取扱いで誤っているのはどれか。
1: 本人に開示する。
2: 漏えい防止対策を行う。
3: 正確かつ最新の内容に保つ。
4: 利用目的をできる限り特定する。
5: 医療機関の判断で利用目的を変更できる。
臨床実習に参加する学生の行動で、患者の個人情報を保護する上で最も適切なのはどれか。
1: 患者の情報を自宅で親と話題にする。
2: 実習で使用したメモをゴミ箱に捨てる。
3: 患者の生年月日をレポートに記載する。
4: 患者情報を指導者と共有するときはスタッフルームで行う。
5: 患者を特定できるような訓練内容を指導者にメールで報告する。
症例報告における個人情報保護で適切なのはどれか。
1: 患者名はイニシャルを表記する。
2: 患者の生年月日を表記する。
3: 現病歴では受診医療機関名を表記する。
4: 職歴では会社名を表記する。
5: 治療経過では実年齢を表記する。
個人情報保護法に基づき患者情報を取り扱う上で誤っているのはどれか。
1: 利用目的を特定する。
2: 漏えい防止措置を講じる。
3: 内容を最新に保つ。
4: 本人に対しても非開示とする。
5: 個人情報に関する苦情窓口を設ける。
患者情報の取り扱いで適切でないのはどれか。
1: 保管庫に鍵をかける。
2: 利用目的を特定する。
3: 電子データを暗号化する。
4: 閲覧できる者を限定する。
5: 本人に電話で内容を開示する。
治療についてのインフォームドコンセントで適切なのはどれか。
1: 治療者は専門用語で説明する。
2: 患者の同意内容は文書で保存する。
3: 治療者は患者の要求があってから説明する。
4: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由がなければ同意を撤回できない。
個人情報保護の観点から、事例報告における記載内容と記載方法の組合せで正しいのはどれか。
1: 患者氏名――――K.R
2: 生年月日――――1970年12月1日
3: 年 齢―――――50歳代前半
4: 現住所―――――東京都千代田区霞が関1-2-2
5: 職 業―――――公務員(厚生労働省勤務)
治療についてのインフォームド・コンセントで適切でないのはどれか。
1: 治療者は全ての治療法について説明する。
2: 治療者は患者が理解できる方法で説明する。
3: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
4: 患者の同意内容は文書で保存する。
5: 患者は同意を撤回することができる。
入院患者のせん妄発症を予防するための取り組みとして適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 処方内容を確認する。
2: 家族との面会は謝絶する。
3: 病室移動の頻度を増やす。
4: 多職種で関わるのを避ける。
5: 本人が見える位置に時計を置く。
臨床研究を実施するうえで適切でないのはどれか。
1: 研究対象はポスターを用いて募集した。
2: 研究の内容について対象者に書面を見せながら口頭で説明した。
3: データ処理を匿名化で行った。
4: 得られたデータはパソコンの共有フォルダで保管した。
5: 対象者からの研究の同意への撤回請求に応じた。
認知症患者への作業療法で適切なのはどれか。
1: 徘徊するため、着席を求めた。
2: 食べ物がわかりやすいよう、模様のある皿を使用した。
3: 患者の趣味開発のために体験のない生け花を取り入れた。
4: 日付の見当識障害に対し、文字の大きなカレンダーに変えた。
5: ガスの消し忘れでボヤを起こしたので、介助者とともに調理させた。
臨床研究に関する倫理指針で正しいのはどれか。
1: 研究への参加は任意である。
2: 研究終了後は、守秘義務は解除される。
3: 個人データは誰にでも開示する義務がある。
4: 開始した研究への参加中止の申し立ては認められない。
5: 第三者へ個人データを提供する場合、事後報告が必要である。
患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。
1: 専門用語で説明する。
2: 説明用の文書を用意する。
3: 治療のデメリットは伝えない。
4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。
作業療法士が訪問支援を行う際に最も適切なのはどれか。
1: 部屋の様子をよく観察する。
2: 患者本人に病識の獲得を促す。
3: 同じ職種のスタッフと訪問する。
4: 作業療法士であることを強調する。
5: 家族が本人の前で話す愚痴に耳を傾ける。
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく入院で正しいのはどれか。
1: 任意入院は本人の同意が必要ない。
2: 措置入院は精神科病院管理者の判断による入院である。
3: 緊急措置入院では作業療法を行ってはならない。
4: 医療保護入院は家族等の同意による入院である。
5: 応急入院は身体合併症の治療が目的である。