発達と月齢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 注視-2か月
2: 追視-3か月
3: 喃語-4か月
4: 人みしり-7か月
5: 音声をまねる-9か月
2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への寝返りが可能である。背臥位と腹臥位での様子を図に示す。この時期に優先して行う理学療法で最も適切なのはどれか。
1: 下肢の筋力増強
2: 介助下での歩行練習
3: 椅子からの立ち上がり練習
4: 立位での陽性支持反射の促通
5: 座位での体幹の立ち直り反応の促通
図の遠城寺式乳幼児分析的発達検査表の結果から考えられる移動運動の発達月数で正しいのはどれか。
1: 3~4か月
2: 4~5か月
3: 5~6か月
4: 6~7か月
5: 7~8か月
遠城寺式乳幼児分析的発達検査(九大小児科改訂版)で1歳6か月までに獲得されるのはどれか。
1: ボールを前にける。
2: 積木を横に二つ以上ならべる。
3: お菓子のつつみ紙をとって食べる。
4: 親から離れて遊ぶ。
5: 大きい、小さいがわかる。
小児を急に頭の方から前方に倒した時に、図のような反応が出現する最も早い時期はどれか。
1: 生後2~4か月
2: 生後6~8か月
3: 生後12~14か月
4: 生後16~18か月
5: 生後20~22か月
3歳の健常児が自立可能な生活習慣で誤っているのはどれか。
1: 便意を知らせる。
2: スプーンで食事をとる。
3: タオルで顔をふく。
4: 上衣のボタンをかける。
5: 靴をはく。
食事動作の発達について適切でない組合せはどれか。
1: 12か月-スプーンですくって食べる。
2: 18か月-空の茶碗を母親に渡す。
3: 21か月-茶碗を元のところへ置く。
4: 24か月-片手でコップを持ち飲む。
5: 36か月-水差しからこぼさず注ぐ。
小児の歩行で正しいのはどれか。
1: 独歩開始時から踵接地がみられる。
2: 歩幅に対する歩隔の比率は発達とともに増加する。
3: 両脚支持期は発達とともに増加する。
4: ケイデンスは発達とともに減少する。
5: 上肢肢位は発達とともに挙上位となる。
正常発達の子どもの姿勢を図に示す。この時期に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査表に示される項目で獲得できているのはどれか。
1: ガラガラを振る。
2: 人見知りをする。
3: 身ぶりをまねする。
4: ひとりで座って遊ぶ。
5: 音声をまねようとする。
健常児の反射とその消失時期との組合せで誤っているのはどれか。
1: 口唇反射-3か月
2: 把握反射-3~6か月
3: Moro反射-4~6か月
4: 非対称性緊張性頚反射-4~6か月
5: Babinsk反射-4~7か月
小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。
1: 前額面に比べて矢状面では安定している。
2: 上肢は肘屈曲位である。
3: 足底全体で接地する。
4: 遊脚期に股関節は外転する。
5: 歩隔は大きい。
遠城寺式乳幼児分析的発達検査における手の運動で、生後9~10か月の発達段階であるのはどれか。
1: ガラガラを振る。
2: 積木を2つ重ねる。
3: 鉛筆でぐるぐる丸を書く。
4: 瓶の蓋を開けたり閉めたりする。
5: おもちゃを一方の手から他方に持ち替える。
生後6か月の健常乳児。お座りで遊んでいるときに図のような姿勢となった。観察された反射・反応で適切なのはどれか。
1: Moro反射
2: 陽性支持反応
3: 保護伸展反応
4: 頭部の立ち直り反応
5: 非対称性緊張性頸反射
5歳のアテトーゼ型脳性麻痺児。介助立位では足底を持続して床に着いていられない。上肢運動年齢テストは24か月である。上肢機能の発達を促す遊びの設定として適切でないのはどれか。
6~12歳におけるGMFCSレベルと動作能力の組合せで正しいのはどれか。
1: Ⅰ ― 階段で手すり使用
2: Ⅱ ― 装具なしで歩行
3: Ⅲ ― 不整地の歩行
4: Ⅳ ― 通常の椅子で座位保持
5: Ⅴ ― 寝返り可能
遠城寺式乳幼児分析的発達検査で2歳0か月までに獲得されるのはどれか。
1: 2語文を話す。
2: 色の区別ができる。
3: 左右の区別ができる。
4: 自分の姓名を言うことができる。
5: シャツのボタンをかけることができる。
10歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)。誤っているのはどれか。
1: 食事動作は自立している。
2: 車椅子の操作は可能である。
3: 四つ這いによる移動は可能である。
4: いざりによる移動は可能である。
5: 座位の保持は可能である。