第35回午前第49問の類似問題

第39回午前:第67問

糖尿病患者の運動指導で誤っているのはどれか。  

1: 上肢では等尺性運動を主体に設定

2: 最大酸素摂取量の40~60%に運動強度を設定

3: 全身を使った運動を設定

4: 食事終了1時間後に運動を設定

5: 20分以上で週3日の運動を設定

第55回午後:第45問

頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。  

1: 肺活量は低下する。

2: 咳の強さは変わらない。

3: 予備吸気量は増加する。

4: 予備呼気量は変わらない。

5: 閉塞性換気障害が生じやすい。

第48回午後:第35問

呼吸器疾患患者へのADL指導で正しいのはどれか。  

1: 食事動作:食事台を高くする。

2: 歯磨き動作:肩関節外転位の姿勢を保つ。

3: 上衣の更衣動作:前開きよりもかぶり型の衣服を選択する。

4: 下肢の洗体動作:長柄のブラシを使用する。

5: 洗髪動作:前かがみで洗う。

第56回午後:第2問

60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2 L/分である。入浴動作の指導で正しいのはどれか。  

1: 洗髪を片手で行う。

2: 動作を素早く行う。

3: 浴槽に肩まで浸かる。

4: 洗い場の椅子の座面を低くする。

5: 入浴中は経鼻カニューレを外す。

  • 答え:1
  • 解説:COPD患者に対する入浴動作の指導では、酸素飽和度の低下を防ぐために適切な動作や環境を整えることが重要です。労作時の酸素流量が2 L/minであることから、適切な酸素吸入量を確保しながら入浴動作を行う必要があります。
  • 正しい選択肢です。両手を挙げる洗髪動作は酸素飽和度の低下を招きやすいため、片手ずつ行うことが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。動作を素早く行うと酸素消費が増え、酸素飽和度が低下する可能性があるため、ゆっくりと行うことが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。浴槽に肩まで浸かると血中酸素飽和度が下がりやすくなるため、避けるべきです。
  • 間違った選択肢です。低い椅子に座ると腹部が圧迫され、呼吸がしにくくなるため、適切な高さの椅子を使用することが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。入浴中は酸素消費が増えるため、経鼻カニューレを外さずに酸素吸入を継続する必要があります。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第26問

健常人の呼吸量で誤っているのはどれか。  

1: 1回換気量は約500 mlである。

2: 機能的残気量とは努力呼息後に肺内にある肺気量をいう。

3: 成人男子の肺活量は3,500~4,000 mlである。

4: 1秒率の基準値は70%以上である。

5: 予備吸気量とは安静吸息後の努力吸気量である。

第52回午後:第37問

持久力トレーニングの効果として正しいのはどれか。  

1: 呼吸数の増加

2: 1回拍出量の減少

3: 安静時心拍数の減少

4: 末梢血管抵抗の増加

5: 最大酸素摂取量の減少

第36回午前:第53問

頸髄損傷患者の肺理学療法の目的で誤っているのはどれか。  

1: 排痰の促進

2: 微小気管支の開存

3: 胸郭可動性の確保

4: 1回換気量の増大

5: 肋間筋の筋力増強

第36回午前:第70問

全身調整運動(コンディショニング)の効果で誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増加

2: 安静時心拍数の増加

3: 心拍出量の増加

4: 肺活量の増加

5: 持久力の向上

第55回午前:第31問

呼吸器疾患で正しいのはどれか。  

1: 肺線維症は閉塞性肺疾患である。

2: 気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる。

3: 気管支喘息の発作時は1秒率が低下する。

4: 過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる。

5: CO2ナルコーシスは低CO2血症によって生じる。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、呼吸器疾患に関する正しい情報を選択する必要があります。正しい選択肢は3で、気管支喘息の発作時に1秒率が低下することです。
  • 肺線維症は閉塞性肺疾患ではなく、拘束性肺疾患です。間質性肺炎の終末像で、肺が縮小した状態になります。
  • 気管支拡張症では、乾性咳嗽ではなく、湿性咳嗽がみられることが一般的です。亜区域気管支より末梢部分が非可逆的に拡張した状態になります。
  • 選択肢3は正しいです。気管支喘息は、気道の慢性炎症性疾患で、閉塞性肺疾患に分類されます。そのため、発作時には1秒率が低下します。
  • 過換気症候群では、呼吸性アシドーシスではなく、呼吸性アルカローシスになります。精神的な不安によって過呼吸になり、二酸化炭素の排出量が増加し、アルカローシスが生じます。
  • CO2ナルコーシスは、低CO2血症ではなく、高CO2血症によって生じます。肺機能の低下により換気量が減り、血液中の二酸化炭素濃度が著しく上昇することで症状が現れます。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第94問

呼吸器疾患で正しいのはどれか。  

1: 肺線維症は閉塞性肺疾患である。

2: 気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる。

3: 気管支喘息の発作時は1秒率が低下する。

4: 過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる。

5: CO2ナルコーシスは低CO2血症によって生じる。

第53回午後:第73問

安静時の呼吸運動で正しいのはどれか。  

1: 呼気時に腹圧は上昇する。

2: 吸気時に横隔膜は下降する。

3: 呼気時に外肋間筋は収縮する。

4: 吸気時に気道抵抗は上昇する。

5: 胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。

  • 答え:2
  • 解説:安静時の呼吸運動では、横隔膜の動きや筋肉の収縮・弛緩が重要な役割を果たしています。吸気時には横隔膜が下降し、胸腔が拡大することで空気が肺に入ります。呼気時には横隔膜が上昇し、胸腔が縮小することで空気が外に出ます。
  • 選択肢1は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に横隔膜が下降することで腹圧が上昇します。
  • 選択肢2は正しいです。吸気時に横隔膜が下降することで、胸腔が拡大し、空気が肺に入ります。
  • 選択肢3は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に外肋間筋が収縮し、胸郭が拡大します。呼気時には外肋間筋が弛緩します。
  • 選択肢4は間違いです。吸気時ではなく、呼気時に気道抵抗が上昇します。吸気時には気道抵抗が低下します。
  • 選択肢5は間違いです。胸郭下部は前後方向の動きではなく、左右方向の動きが大きいです。下位肋骨の挙上により、胸郭の横径が増大します。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第46問

最大酸素摂取量について誤っているのはどれか。  

1: 変数の一つとして心拍出量がある。

2: 変数の一つとして血圧がある。

3: 変数の一つとして動静脈酸素較差がある。

4: 上肢運動の方が下肢運動より低値である。

5: 4週の安静臥床で低下する。

第37回午後:第29問

呼吸生理について誤っているのはどれか。  

1: 呼吸中枢は、吸息中枢と呼息中枢とに分かれている。

2: 血中CO2分圧増加は呼吸を促進させる。

3: 嚥下反射が起こっているときは呼吸が一時止まる。

4: O2の運搬はヘモグロビンが行う。

5: 過換気ではCO2の呼出が多くなり、呼吸性アシドーシスを呈する。

第54回午後:第17問

82歳の男性。15年前から動作時の息切れ及び咳や痰の増加がみられ、自宅近くの医療機関にて加療していた。徐々に動作時の呼吸困難感が強くなり、入浴動作で息切れを感じるようになっている。2年前から在宅酸素療法が開始されている。動脈血ガス分析はPaO2 65 Torr、PaCO2 47 Torr、HCO3– 29.5 mEq/L、肺機能検査は、%VC 62%、FEV1% 42%であった。吸入薬として長時間作用性β2刺激薬、長時間作用性抗コリン薬が処方されている。本症例に有酸素運動を行う場合の運動強度として最も適切なのはどれか。  

1: 7 METs

2: 修正Borg指数7

3: 最大仕事量の75%

4: 目標心拍数130/分

5: 最大酸素摂取量の40%

第43回午前:第70問

在宅酸素療法中の患者にとって自宅内の活動で血中の酸素飽和度が下がりにくいのはどれか。  

1: 和式便器での排便

2: かぶりシャツの着脱

3: 自力での洗体

4: 自力での洗髪

5: 臍までの半身浴

第34回午前:第66問

口すぼめ呼吸で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.呼気時は気道に予備圧力を生じさせる。イ.気道の虚脱が生じる。ウ.気胸にも適応がある。エ.機能的残気量が減少する。オ.吸気では口を閉じる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午前:第22問

成人に対する一次救命措置で正しいのはどれか。  

1: 呼吸数を測定する。

2: 人工呼吸は10回以上連続して行う。

3: 胸骨圧迫は1分間に10回の頻度で行う。

4: 人工呼吸は胸が上がる程度の空気を吹き込む。

5: 胸骨圧迫は胸が1 cm程度沈む強さで圧迫する。

第37回午前:第24問

65歳の男性。慢性閉塞性肺疾患。30年の喫煙歴。痰の量が多く、息切れのため50 m歩くと休憩を要する。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 体位ドレナージ

2: 胸式呼吸

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸筋の筋力増強

5: リラクセーション

第48回午前:第91問

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 片肺に発症することが多い。

3: 静肺コンプライアンスが低下する。

4: 肺気腫は肺胞壁の破壊を特徴とする。

5: 肺の換気時の気道抵抗が低下している。

第55回午前:第90問

集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。  

1: 安全面から歩行練習は行わない。

2: squeezingでは呼気時に肺を圧迫する。

3: 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。

4: 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。

5: 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。