第35回午前第49問の類似問題

第44回午前:第33問

45歳の男性。息切れで階段を昇れなくなったため受診した。スパイログラムで図のような計測値と努力呼出曲線とを得た。この患者の呼吸理学療法の目的はどれか。 

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1: 胸式呼吸による肺活量の改善

2: 有酸素運動による残気量の減少

3: 部分呼吸法による努力性肺活量の増加

4: 口すぼめ呼吸による機能的残気量の減少

5: 胸郭柔軟性運動による拘束性換気障害の改善

第46回午後:第4問

呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。 

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1: 胸郭の可動性を増大する。

2: 口すぼめ呼吸を指導する。

3: 呼気時間を短縮する。

4: 呼気筋を強化する。

5: 腹筋を強化する。

第45回午前:第16問

70歳の男性。慢性閉塞性肺疾患で%VC 70%、FEV1.0% 75%。この患者に対する理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 息切れ時のポジショニングの指導

2: 息こらえをしながら立ち上がる訓練

3: 自転車エルゴメーターによる持久力訓練

4: 下肢の筋力強化のためのハーフスクワット訓練

5: 上肢の筋力強化のための四つ這いでの腕立て伏せ訓練

第38回午前:第66問

肺理学療法の内容と効果との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 胸郭可動域訓練-肺コンプライアンスの増大

2: 口すぼめ呼吸-横隔膜の強化

3: 体位排痰法-気道の浄化

4: リラクセーション-酸素消費量の低下

5: 腹式呼吸-換気量の増大

第56回午後:第45問

呼吸障害に対する理学療法として、口すぼめ呼吸が有効なのはどれか。  

1: COPD

2: 肺線維症

3: 間質性肺炎

4: 筋萎縮性側索硬化症

5: Duchenne型筋ジストロフィー

第35回午後:第42問

呼吸運動で誤っているのはどれか。  

1: 安静呼吸時に横隔膜は上下に動く。

2: 腹筋の収縮で横隔膜は挙上する。

3: 横隔膜は収縮で下降する。

4: 呼気時に外肋間筋が主に働く。

5: 吸気時に肋骨下縁は挙上する。

第40回午後:第90問

呼吸器疾患で正しいのはどれか。  

1: 肺線維症は閉塞性肺疾患である。

2: 閉塞性換気障害では肺活量比が低下する。

3: 肺気腫では全肺気量が減少する。

4: CO2ナルコーシスは低CO2血症で生じる。

5: Hugh-Jonesの分類は呼吸困難の程度を示す。

第34回午前:第51問

下位頸髄損傷患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 体位排痰

2: 胸郭の徒手的振動

3: 胸郭の圧迫

4: 横隔膜の筋力増強

5: 肋間筋の筋力増強

第34回午前:第64問

開胸術前の呼吸指導で適切でないのはどれか。  

1: リラクセーション

2: 腹式呼吸法

3: 胸部乾布摩擦

4: 器具を用いた吸気強化

5: 術創を仮定した体位での深呼吸

第43回午前:第94問

健常者の姿勢と呼吸機能の組合せで正しいのはどれか。  

1: 背臥位-換気血流不均等が起きにくい。

2: 背臥位-胸郭背側の動きが良い。

3: 側臥位-両肺の換気量に左右差を生じる。

4: 座位-胸郭の動きが制限される。

5: 座位-横隔膜の動きが制限される。

第46回午前:第33問

慢性閉塞性肺疾患患者の入浴指導で適切なのはどれか。  

1: 両手で髪を洗う。

2: 上肢は素早く洗う。

3: 長い洗体タオルを使う。

4: 座面の低い椅子に腰掛ける。

5: 洗面器は床に置いて使用する。

第43回午前:第33問

呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。 

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1: 胸郭の可動性維持

2: 口すぼめ呼吸の指導

3: 横隔膜呼吸法の指導

4: 強制吸気の指導

5: 腹筋の筋力増強

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第54回午前:第92問

慢性閉塞性肺疾患患者に推奨されないのはどれか。  

1: 低脂肪食

2: 在宅酸素療法

3: 上肢の筋力トレーニング

4: 下肢の筋力トレーニング

5: インフルエンザワクチン接種

  • 答え:1
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において、低脂肪食は特に推奨されない。一方で、在宅酸素療法、上肢・下肢の筋力トレーニング、インフルエンザワクチン接種はCOPD患者に推奨される治療法や予防策である。
  • 低脂肪食は、COPD患者に特に推奨されるわけではない。COPD患者は栄養バランスの良い食事を摂取することが重要である。
  • 在宅酸素療法は、COPD患者において適応となる治療法であり、効果的な治療法の一つである。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、上肢の筋力トレーニングが推奨される。自重やフリーウェイト、弾性ゴムバンドを用いる方法がある。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、下肢の筋力トレーニングが推奨される。
  • インフルエンザワクチン接種により、COPDの増悪重症化を予防し、死亡率を約50%低下させることが報告されている。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第70問

肺気腫の理学療法で正しいのはどれか。  

1: フローボリューム曲線のピークフロー値の増大を図る。

2: %肺活量の増大を図る。

3: 呼気の流速を遅くして呼吸させる。

4: 運動負荷は最大酸素摂取量の70 %とする。

5: 酸素飽和度(SpO2)の指標は80 %以上とする。

第47回午前:第29問

「気管吸引のガイドライン(成人で人工気道を有する患者のための)」(日本呼吸療法医学会による)に基づく吸引の適応となる状態で正しいのはどれか。  

1: 誤嚥した。

2: 肺下葉の水泡音を聴取した。

3: 努力性呼吸が弱くなってきている。

4: 気管チューブ内に分泌物が確認できない。

5: 経皮的動脈血酸素飽和度が改善してきている。

第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第47回午後:第47問

呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: ハッフィングは胸郭の伸張を目的とする。

2: 横隔膜呼吸は、呼吸補助筋の活動を促進する。

3: 呼吸困難時の症状改善には、腹臥位が有効である。

4: インセンティブスパイロメトリは長く吸気を持続させる。

5: 口すぼめ呼吸は、呼気よりも吸気を長くするように指導する。

第34回午前:第56問

重症心不全患者について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練や作業は食事の直後に行う。イ.入浴でつかるのは臍から胸までにする。ウ.四季を通じて保温に注意する。エ.筋力増強にはハンドグリップでの訓練を行う。オ.しゃがんでの草取りを勧める。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午後:第39問

慢性閉塞性肺疾患のADL動作で最も息切れが生じやすいのはどれか。  

1: 食事

2: 排尿

3: 歯磨き

4: 洗髪

5: ズボンの着脱