第57回午後第77問の類似問題

第37回午前:第63問

肺気腫患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: コンプライアンスの低下

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 全肺気量の増大

5: 残気量の増大

第55回午前:第73問

肺機能検査とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: 1秒量 ―――――安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量

2: 残気量―――――安静呼気位に肺内に残存した肺気量

3: 肺活量―――――最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量

4: 拘束性換気障害―%肺活量90%未満

5: 閉塞性換気障害―1秒率80%未満

  • 答え:3
  • 解説:肺機能検査は、肺の働きを評価するための検査であり、様々な指標が存在します。この問題では、それぞれの指標とその説明が正しい組み合わせを選ぶことが求められています。
  • 1秒量は、努力肺活量測定の過程で、1秒間にどれだけ吐き出せたかを示す指標です。しかし、この選択肢では「安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量」と説明されているため、正しくありません。
  • 残気量は、最大限に呼息を行っても肺内に残る空気量を示す指標です。この選択肢では「安静呼気位に肺内に残存した肺気量」と説明されており、正しくありません。
  • 肺活量は、最大吸気に引き続いて、最大呼気により呼出される空気量を示す指標です。この選択肢では「最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量」と説明されており、正しい組み合わせです。
  • 拘束性換気障害は、肺活量が正常よりも低下している状態を示す指標です。しかし、この選択肢では「%肺活量90%未満」と説明されているため、正しくありません。正しい基準は%肺活量が80%未満です。
  • 閉塞性換気障害は、気道が狭窄しているために呼気がスムーズに行えない状態を示す指標です。しかし、この選択肢では「1秒率80%未満」と説明されているため、正しくありません。正しい基準は1秒率が70%未満です。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第22問

慢性閉塞性肺疾患の呼吸機能検査の所見で低下がみられるのはどれか。  

1: PaCO2

2: 残気率

3: 全肺気量

4: 肺拡散能

5: 肺コンプライアンス

第56回午前:第19問

呼吸機能検査、血液ガス検査の結果を示す。この結果の解釈として正しいのはどれか。2つ選べ。 

56_0_19

1: 気道狭窄

2: 肺胞低換気

3: 呼吸性アルカローシス

4: 拡散障害による高二酸化炭素血症

5: 肺コンプライアンスの低下による拘束性換気障害

第40回午前:第80問

慢性気管支炎患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: 気道抵抗の上昇

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 機能的残気量の減少

5: クロージングボリュームの増加

第38回午後:第82問

正しいのはどれか。  

1: 肺気腫では吸気時に気管支虚脱が起こる。

2: 肺線維症では肺実質の拡張不全をきたす。

3: 喘息では機能的残気量が低下する。

4: 慢性気管支炎では呼気抵抗が低下する。

5: 気管支拡張症では夜間の痰喀出が多い。

第51回午前:第42問

呼吸機能検査で求められる値について正しいのはどれか。  

1: %肺活量 = 肺活量 ÷ 全肺気量

2: 肺活量 = 予備吸気量 + 予備呼気量

3: 1秒率 = 予測値に対する1秒量の割合

4: 機能的残気量 = 残気量 + 予備吸気量

5: 最大吸気量 = 予備吸気量 + 1回換気量

第53回午後:第73問

安静時の呼吸運動で正しいのはどれか。  

1: 呼気時に腹圧は上昇する。

2: 吸気時に横隔膜は下降する。

3: 呼気時に外肋間筋は収縮する。

4: 吸気時に気道抵抗は上昇する。

5: 胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。

  • 答え:2
  • 解説:安静時の呼吸運動では、横隔膜の動きや筋肉の収縮・弛緩が重要な役割を果たしています。吸気時には横隔膜が下降し、胸腔が拡大することで空気が肺に入ります。呼気時には横隔膜が上昇し、胸腔が縮小することで空気が外に出ます。
  • 選択肢1は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に横隔膜が下降することで腹圧が上昇します。
  • 選択肢2は正しいです。吸気時に横隔膜が下降することで、胸腔が拡大し、空気が肺に入ります。
  • 選択肢3は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に外肋間筋が収縮し、胸郭が拡大します。呼気時には外肋間筋が弛緩します。
  • 選択肢4は間違いです。吸気時ではなく、呼気時に気道抵抗が上昇します。吸気時には気道抵抗が低下します。
  • 選択肢5は間違いです。胸郭下部は前後方向の動きではなく、左右方向の動きが大きいです。下位肋骨の挙上により、胸郭の横径が増大します。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午後:第98問

廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。  

1: 心臓予備力の低下

2: 安静時心拍数の減少

3: 起立性低血圧

4: 最大酸素摂取量の低下

5: 肺活量の低下

第52回午前:第68問

老化に伴う生理機能の変化で正しいのはどれか。  

1: 血管抵抗は低下する。

2: 残気量は減少する。

3: 心拍出量は増加する。

4: 肺活量は増加する。

5: 予備呼気量は減少する。

第55回午後:第45問

頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。  

1: 肺活量は低下する。

2: 咳の強さは変わらない。

3: 予備吸気量は増加する。

4: 予備呼気量は変わらない。

5: 閉塞性換気障害が生じやすい。

第46回午後:第4問

呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。 

46_1_4

1: 胸郭の可動性を増大する。

2: 口すぼめ呼吸を指導する。

3: 呼気時間を短縮する。

4: 呼気筋を強化する。

5: 腹筋を強化する。

第54回午前:第77問

肺気量で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1秒率=1秒量÷%肺活量

2: 機能的残気量=予備吸気量+残気量

3: 最大吸気量=1回換気量+予備吸気量

4: 残気量=全肺気量-肺活量

5: 肺活量=予備吸気量+予備呼気量

第44回午前:第21問

72歳の男性。肺機能検査の結果を図に示す。正しいのはどれか。 

44_0_21

1: フローボリューム曲線である。

2: 1回換気量は約2.8リットルである。

3: 予備吸気量は約2.2リットルである。

4: 肺活量は減少している。

5: 1秒率は低下している。

第44回午前:第97問

激しい運動時の呼吸循環応答で減少するのはどれか。  

1: 脈 圧

2: 腎血流量

3: 脳血流量

4: 1回換気量

5: 動静脈酸素較差

第47回午前:第94問

肺気腫でみられるのはどれか。  

1: 横隔膜高位

2: 1秒率の増加

3: 機能的残気量の増加

4: 解剖学的死腔の減少

5: 心胸郭比(CTR)の増加

第36回午前:第65問

呼吸機能検査において異常値はどれか。2つ選べ。 ア.動脈血酸素分圧(PaO2)-90 Torrイ.動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)60-Torrウ.動脈血酸塩基平衡(pH)-7.6エ.1 秒率(FEV 1.0%)-80%オ.%肺活量(% VC)-90%  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午後:第39問

口すぼめ呼吸で正しいのはどれか。  

1: 気道の虚脱を抑える。

2: 全肺気量を増加させる。

3: 吸気時間を延長させる。

4: 呼吸仕事量を増加させる。

5: 機能的残気量を増加させる。

第43回午前:第33問

呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。 

43_0_33

1: 胸郭の可動性維持

2: 口すぼめ呼吸の指導

3: 横隔膜呼吸法の指導

4: 強制吸気の指導

5: 腹筋の筋力増強

第34回午後:第26問

健常人の呼吸量で誤っているのはどれか。  

1: 1回換気量は約500 mlである。

2: 機能的残気量とは努力呼息後に肺内にある肺気量をいう。

3: 成人男子の肺活量は3,500~4,000 mlである。

4: 1秒率の基準値は70%以上である。

5: 予備吸気量とは安静吸息後の努力吸気量である。