第51回午前第96問の類似問題

第37回午前:第87問

中等度のアルツハイマー型老年認知症患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.新たに覚える能力は保たれる。イ.初対面の挨拶が自然にできる。ウ.過去に習熟した動作は保たれる。エ.視野の障害を認めやすい。オ.地誌的見当識は保たれる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第47問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 解離性健忘――――――――――自律訓練法

2: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

3: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

4: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

5: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、疾患と治療法の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、強迫性障害と曝露反応妨害法です。
  • 解離性健忘では、認知療法や集団精神療法、催眠療法などが適応となります。自律訓練法は、自己催眠法の一種で、不安神経症や強迫神経症などで適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 身体化障害では、認知行動療法や支持的精神療法が適応となります。系統的脱感作法は、リラックスした状態で低い不安から段階的に刺激を与えていく方法で、強迫神経症や恐怖性不安障害で適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 強迫性障害では、曝露反応妨害法や認知行動療法、フラッディングなどが適応となります。曝露反応妨害法は、認知行動療法の一つで、不安に患者自身を曝すことで徐々にその状況に慣れさせる反面、強迫行為自体を我慢して行わないようにする方法である。主に強迫性障害で適応となるため、この組み合わせは正しいです。
  • 外傷後ストレス障害(PTSD)では、持続エクスポージャー法や認知行動療法などが適応となります。フラッディングは、不安や恐怖場面に曝露して、その時間を次第に延長していく方法で、主に強迫性障害で用いられるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 心気障害では、森田療法などが適応となります。持続エクスポージャー法は、不安障害のためのエクスポージャー療法の長い歴史と、外傷後ストレス障害(PTSD)の情動処理理論に基づいた治療法で、PTSDなどで適応となるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第69問

眼疾患とその病態との組合せで正しいのはどれか。  

1: 白内障-硝子体の混濁

2: 緑内障-眼圧の低下

3: ベーチェット病-ぶどう膜の炎症

4: 流行性角結膜炎-色素上皮の剥離

5: 麦粒腫-眼瞼の悪性腫瘍

第48回午前:第96問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 前駆期から幻聴がみられる。

2: 慢性期に軽度の認知機能障害がみられる。

3: 家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる。

4: 発症から治療開始までの期間は予後と関連がない。

5: 急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する。

第54回午後:第90問

神経系の感染症と病原体の組合せで正しいのはどれか。  

1: HIV脳症―スピロヘータ

2: 急性灰白髄炎―ウイルス

3: Creutzfeldt-Jakob病―細菌

4: 進行麻痺―ウイルス

5: 日本脳炎―細菌

  • 答え:2
  • 解説:神経系の感染症は、様々な病原体によって引き起こされる。正しい病原体と感染症の組み合わせを選ぶことが重要である。
  • HIV脳症は、HIV-1によって引き起こされる感染症であり、スピロヘータではない。HIV脳症は、認知障害や昏睡などの症状が進行する。
  • 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症であり、正しい組み合わせである。この病気は、脊髄前角細胞や脳幹の運動ニューロンを損傷し、弛緩性麻痺を引き起こす。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、細菌ではなく、感染型プリオン蛋白によって引き起こされる感染症である。この病気は、認知症症状や錐体路・錐体外路症状が急速に進行し、植物状態となる。
  • 進行麻痺は、ウイルスではなく、スピロヘータである梅毒トレポネーマによって引き起こされる感染症である。この病気は、髄膜血管型神経梅毒の代表的な病態である。
  • 日本脳炎は、細菌ではなく、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって引き起こされる感染症である。この病気は、急性脳炎に属し、発熱や髄膜刺激症状、意識障害などの症状が現れる。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午前:第44問

認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。  

1: 考えを文字にして表す。

2: 一日の活動を記録して振り返る。

3: コラム法を用いて状況を吟味する。

4: 問題行動を思い返して内省を深める。

5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。

第47回午前:第46問

絞扼性神経障害と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 ― 母指外転障害

2: 後骨間神経麻痺 ― 母指内転障害

3: 手根管症候群 ― 母指対立障害

4: 梨状筋症候群 ― 大腿前面のしびれ

5: 足根管症候群 ― 足背のしびれ

第41回午前:第72問

誤っている組合せはどれか。  

1: 脳卒中片麻痺-ループ付タオル

2: アテトーゼ型脳性麻痺-ソックスエイド

3: 頸髄損傷-万能カフ

4: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-マイクロスイッチ

5: 関節リウマチ-ボタンエイド

第45回午前:第39問

認知症で前頭側頭型に特徴的な行動はどれか。  

1: 散歩に出かけて道に迷う。

2: 人前で見知らぬ異性に抱きつく。

3: ささいなことで怒りっぽくなる。

4: 洗濯物をきれいにたためなくなる。

5: 鏡に映った自分の姿に向かって話しかける。

第53回午前:第6問

75歳の女性。右利き。脳梗塞を発症し救急車で搬入された。発症翌日に症状の悪化を認めた。発症3日目の頭部MRIの拡散強調像を示す。最も出現しやすい症状はどれか。 

53_0_6

1: 片麻痺

2: 失語症

3: 運動失調

4: 嚥下障害

5: 視野障害

第49回午前:第42問

認知症患者の作業療法中にみられやすいのはどれか。  

1: 過干渉

2: 誇大性

3: 集中性

4: 立去り

5: 綿密性

第41回午前:第79問

認知症の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 集団回想法

2: 見当識の訓練

3: 創作活動

4: ADL訓練

5: 数字の暗記

第49回午後:第36問

末梢神経障害における症状で正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 顔面神経 ― 開眼障害

2: 副神経 ― 肩甲骨挙上障害

3: 橈骨神経 ― 前腕回内障害

4: 閉鎖神経 ― 股関節外転障害

5: 脛骨神経 ― 足関節底屈障害

第42回午前:第49問

前交通動脈動脈瘤術後に両側前頭葉基底部の梗塞を認めた患者に対する作業療法で考慮すべき症状はどれか。  

1: 感覚性失語

2: 健忘症候群

3: 構成障害

4: 視覚失認

5: 相貌失認

第38回午後:第98問

パーキンソン病で誤っているのはどれか。  

1: 症状は左右対称性に発症する。

2: 運動開始の遅れがある。

3: 認知障害が認められる。

4: 姿勢調節障害がある。

5: 顔面の表情が乏しくなる。

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第39回午後:第85問

アルツハイマー病に関して正しいのはどれか。  

1: 老年期の痴呆の80%を占める。

2: 発症に男女差はない。

3: 症状は階段状に悪化する。

4: 記憶障害が初期からみられる。

5: CTで大脳白質の低吸収域病巣が散在する。

第46回午前:第27問

Wallenberg症候群において病巣と同側に認めるのはどれか。2つ選べ。  

1: 下肢麻痺

2: 小脳失調

3: 声帯麻痺

4: 上下肢の触覚低下

5: 上下肢の温痛覚脱失

第49回午前:第27問

高次機能障害に対する作業療法の組合せで適切なのはどれか。  

1: 純粋失読 ― なぞり読み

2: 物体失認 ― 物品の色名呼称

3: 手指失認 ― 握り・放しの運動

4: 地誌的障害 ― 都道府県名の列挙

5: 左半側空間無視 ― 絵の呼称

第48回午前:第44問

統合失調症患者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 合理的な理由付け

2: 作業能率の低下

3: 持続性の維持

4: 社交性の高さ

5: 認知のゆがみ