第49回午前第27問の類似問題

第51回午前:第32問

高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 記憶障害 - 自律訓練法

2: 失行症 - 回想法

3: 純粋失読 - 認知行動療法

4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法

5: 半側空間無視 - プリズム適応療法

第57回午前:第33問

視覚失認について正しいのはどれか。  

1: 相貌失認は表情の認知は可能である。

2: 純粋失読は指でなぞると読むことができる。

3: 同時失認は個々の物体や人間の認識ができない。

4: 色彩失認は同じ色のものを選ぶことが困難である。

5: 視覚性物体失認は優位半球前頭葉の障害により生じる。

  • 答え:2
  • 解説:視覚失認は、視覚的な情報の認識が障害される症状の総称で、相貌失認、純粋失読、同時失認、色彩失認、視覚性物体失認などが含まれる。
  • 相貌失認は、顔の識別が困難であるが、表情の認知は可能であるとは限らない。個人の識別ができなくなる症状である。
  • 正しい選択肢。純粋失読は、読字が選択的に障害される病態で、発声や書字はおおむね保たれる。指で文字をなぞると少し読めることがある。
  • 同時失認では、個々の物体や人間個体のように部分的な認識はできるが、全体場面や集団としての認識が困難である。
  • 色彩失認では、色覚は保たれているが、色の名を答えられず、指示することもできない。ただし、同じ色のものを選ぶことが困難であるとは限らない。
  • 視覚性物体失認は、目の前にある物体が何であるか答えられない症状で、後頭葉の障害でみられる。優位半球前頭葉の障害ではない。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第41問

高次脳機能障害と検査の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失語 ― かな拾いテスト

2: 注意障害 ― TMT

3: 記憶障害 ― Kohs立方体組み合わせ検査

4: 遂行機能障害 ― BIT

5: 半側空間無視 ― BADS

第35回午前:第64問

高次脳機能障害と在宅での生活指導との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視-車の免許証を返納させる。

2: 観念失行-病前からなじみのある方法を用いる。

3: 手指失認-料理でナイフを用いない。

4: 構成失行-場面にあった服装の指導をする。

5: 喚語障害-トーキングエイドの使用を指導する。

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第49回午後:第41問

認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失行 ― 手順に固執する。

2: 失語 ― 聞いてないことを始める。

3: 失認 ― 作業対象を取り違える。

4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。

5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。

第46回午前:第24問

高次脳機能障害と評価のための課題との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 知 能 — 模写課題

2: 注 意 — 数唱課題

3: 失 行 — 抹消課題

4: 遂行機能 — 迷路課題

5: 短期記憶 — 鏡映描写課題

第34回午前:第64問

適切でない組合せはどれか。2つ選べ。 ア.手続き記憶の障害-システム手帳の利用を促す。イ.注意障害-作業場面を簡素にする。ウ.半側空間無視-無視傾向のある側に目印を設定する。エ.半側身体無視-両手同時動作が必要な課題を与える。オ.観念運動失行-言語による指示の頻度を増す。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午後:第24問

高次脳機能障害の評価の組合せで正しいのはどれか。  

1: MMSE ― 失行症

2: RBMT ― 注意障害

3: SPTA ― 遂行機能障害

4: TMT-A ― 記憶障害

5: VPTA ― 視知覚障害

第38回午前:第48問

障害と症状名との組合せで正しいのはどれか。  

1: 文字は書けるが書いた文字は読めない-純粋失読

2: 食事の左半分を残す-バリント症候群

3: 注意の転換が困難-ゲルストマン症候群

4: 立体見本より平面図見本からの積木構成が容易-前頭葉症候群

5: 発症から昨日までの出来事が思い出せない-逆向性健忘

第38回午後:第92問

劣位半球の損傷による高次脳機能障害の症状はどれか。  

1: 衣類の着用ができなくなる。

2: 手指の呼称ができなくなる。

3: 言語の表出ができなくなる。

4: 物品の使用ができなくなる。

5: 文字や文が読めなくなる。

第56回午後:第34問

病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視 ── 遮断除去法

2: 遂行機能障害 ── 自己教示法

3: 注意障害 ── 間隔伸張法

4: 記憶障害 ── 視覚走査法

5: 失語症 ── PQRST法

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、病態とそれに対応する治療法の組み合わせを正しく選ぶことが求められています。正しい組み合わせは遂行機能障害と自己教示法です。
  • 半側空間無視は、患者が身体の一側の空間を無視する症状です。遮断除去法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 遂行機能障害は、計画や組織化などの認知機能が低下する症状です。自己教示法は、患者が自分自身に指示を出すことで認知機能を改善する治療法であり、遂行機能障害に対する適切な治療法です。
  • 注意障害は、患者が集中力を維持できない症状です。間隔伸張法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 記憶障害は、患者が新しい情報を記憶したり、過去の情報を思い出すことが困難な症状です。視覚走査法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 失語症は、言語機能の障害により、話す、理解する、読む、書く能力が低下する症状です。PQRST法は、記憶の支援方法であり、失語症に対する治療法ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第78問

アルツハイマー型認知症でみられないのはどれか。  

1: 汚言症

2: 観念失行

3: 視空間失認

4: 物盗られ妄想

5: 実行機能障害(遂行機能障害)

第43回午後:第87問

右半球の損傷で生じやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 失読

2: 失算

3: 着衣失行

4: 手指失認

5: 半側空間無視

第49回午後:第42問

認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。  

1: 失語

2: 記憶障害

3: 異常感情

4: 見当識障害

5: 遂行機能障害

第46回午後:第26問

脳卒中患者の症状と障害との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 知っている人なのに声を聞かないとわからない。 — 相貌失認

2: 閉眼と挺舌の動作を同時にできない。 — 運動維持困難

3: 移動時、左側の物によくぶつかる。 — 左半側空間無視

4: 指示による敬礼のまねができない。 — 観念失行

5: 上着の左右を間違えて袖を通す。 — 着衣失行

第38回午前:第53問

脳卒中患者の障害と徴候との組合せで誤っているのはどれか。  

1: シャツの袖をうまく通せない-着衣失行

2: 知っている人なのに声を聞かないとわからない-相貌失認

3: 指示による閉眼維持が困難である-運動維持困難

4: 移動時に左にある物にぶつかる-左半側無視

5: 麻痺がないのに指で模倣ができない-観念失行

第54回午前:第29問

小脳の機能不全による協調運動障害の説明で誤っているのはどれか。  

1: 大文字症:文字が徐々に大きくなる。

2: 企図振戦:目標に近づくほど四肢の振戦が激しくなる。

3: 運動分解:拮抗する運動の切り替えが円滑に行えない。

4: 時間測定障害:運動の開始や停止が正常よりも遅れてしまう。

5: 協調収縮不能:一連の動作で運動の順番や滑らかさが障害される。

  • 答え:3
  • 解説:小脳の機能不全による協調運動障害には、大文字症、企図振戦、運動分解、時間測定障害、協調収縮不能などが含まれます。これらは、運動の制御や調整に関わる小脳の障害によって引き起こされる症状です。
  • 大文字症は正しい選択肢で、協調運動障害のある患者に書字をさせた際、徐々に文字が大きくなる現象です。これは、小脳の障害によって筆圧や筆跡の調整がうまくいかなくなるためです。
  • 企図振戦も正しい選択肢で、目標に近づくにつれて振戦が激しくなり、四肢の描く軌跡が大きくなる現象です。これは、小脳の障害によって運動の精度や速度の調整がうまくいかなくなるためです。
  • 運動分解は誤った選択肢で、複合的な関節運動が同時に行えず、個々の関節運動に分解してしまう現象です。しかし、拮抗する運動の切り替えが円滑に行えないのは、反復拮抗運動障害であり、運動分解とは異なります。
  • 時間測定障害は正しい選択肢で、運動の開始や停止が正常、あるいは健側よりも時間的に遅れる現象です。これは、小脳の障害によって運動のタイミングや持続時間の調整がうまくいかなくなるためです。
  • 協調収縮不能は正しい選択肢で、一連の動作で、運動の順番や滑らかさが障害される現象です。これは、運動分解や測定障害などの複数の障害が複合して生じると考えられています。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第97問

構成障害で誤っているのはどれか。  

1: 消しゴムを字を消すものと認めつつ口へ持っていく。

2: 手本を写させると図柄の一部が重なり合う。

3: マッチ棒を用いた図柄の模倣では形態がゆがむ。

4: 積木を用いた三次元形態の組み立てが困難である。

5: コース立方体組合せテスト課題が困難である。

第44回午前:第48問

外傷性脳損傷後の障害と訓練・対応との組合せで適切なのはどれか。  

1: 記憶障害 − 作業工程が多い種目とする。

2: 半側空間無視 − 無視側からの刺激を多くする。

3: 注意障害 − 作業工程の展開を速くする。

4: 遂行機能障害 − 毎回新しい作業活動を準備する。

5: 社会的行動障害 − 新しい集団への参加を促す。