第48回午前第97問の類似問題

第46回午後:第4問

多発性硬化症患者の頭部MRIを別に示す。矢印で示す病変部位と症状との組合せで正しいのはどれか。 

46_1_4

1: ① — 左運動失調

2: ② — Lhermitte徴候

3: ③ — 右聴覚障害

4: ④ — 視野障害

5: ⑤ — 運動性失語

第52回午前:第25問

頭部単純CTで発症直後から診断できるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 脳出血

3: Parkinson病

4: 多発性硬化症

5: 白質ジストロフィー

第36回午前:第72問

認知症について誤っているのはどれか。  

1: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では突発的に発症しやすい。

2: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では徘徊など異常行動を伴いやすい。

3: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では症状の動揺性が大きい。

4: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では局所神経症状を伴いやすい。

5: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では動脈硬化症を伴いやすい。

第56回午前:第34問

病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 延髄背外側 ── 片麻痺

2: 内包前脚 ── 感覚障害

3: 前頭葉 ── 半側空間無視

4: 歯状核 ── 協調運動障害

5: 視 床 ── 嚥下障害

第52回午後:第4問

67歳の男性。Lewy小体型認知症。退職しているにもかかわらず時々会社に行こうとするが、説明をすると納得する。「子供が部屋の中にいる」と訴えることが増えた。日常の動作は緩慢となり、歩行も困難になったため入院した。この患者に対する作業療法の際に適切なのはどれか。  

1: 幻視の訴えを正す。

2: 身体の活動量を減らす。

3: リズムのある反復動作は避ける。

4: 転倒しやすいことを本人に伝える。

5: 過覚醒を防ぐために照明を暗くする。

第49回午後:第41問

認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失行 ― 手順に固執する。

2: 失語 ― 聞いてないことを始める。

3: 失認 ― 作業対象を取り違える。

4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。

5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。

第39回午後:第85問

アルツハイマー病に関して正しいのはどれか。  

1: 老年期の痴呆の80%を占める。

2: 発症に男女差はない。

3: 症状は階段状に悪化する。

4: 記憶障害が初期からみられる。

5: CTで大脳白質の低吸収域病巣が散在する。

第40回午後:第88問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 重症筋無力症 - 筋 痛

2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性

3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性

4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱

5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害

第49回午後:第94問

糖尿病に合併しやすい疾患として誤っているのはどれか。  

1: 白内障

2: 尿路結石

3: 脳血管障害

4: 虚血性心疾患

5: 閉塞性動脈硬化症

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第56回午後:第44問

症候とその説明の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Uhthoff徴候 ── 体温の低下で神経症状が悪化する。

2: Lasègue徴候 ── 腰椎椎間板ヘルニアで陽性になる。

3: Lhermitte徴候 ── 頸部の前屈により背部中央に痛みが走る。

4: 内側縦束症候群 ── 後頭葉の障害で起こる。

5: Brown-Séquard症候群 ── 脊髄の両側横断性障害で起こる。

第57回午前:第90問

脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Broca領域 ── 遂行機能障害

2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調

3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺

4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視

5: 左放線冠 ── 感覚性失語

  • 答え:3
  • 解説:脳梗塞の発生部位によって出現する症状は異なります。この問題では、それぞれの部位における症状を正確に理解することが求められています。
  • Broca領域は運動性失語の症状が現れる部位であり、遂行機能障害は前頭葉で見られるため、この選択肢は誤りです。
  • 右小脳半球では、右(同側)上下肢の運動失調が見られるため、この選択肢は誤りです。小脳半球の症状には、同側上下肢の運動失調や筋緊張の低下が含まれます。
  • 右内包後脚では、左上下肢の運動麻痺が見られるため、この選択肢は正しいです。
  • 左前頭葉では非流暢性失語が見られるため、この選択肢は誤りです。左半側空間無視は、右頭頂葉後部で見られる症状です。
  • 左放線冠は部位によって様々な症状が現れますが、感覚性失語はWernicke領域で見られるため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第88問

免疫不全によって生じやすい疾患はどれか。  

1: 肝性脳症

2: ペラグラ脳症

3: Wernicke脳症

4: トキソプラズマ症

5: Creutzfeldt-Jakob病

  • 答え:4
  • 解説:免疫不全によって生じやすい疾患はトキソプラズマ症である。免疫不全の状態では、通常は無徴候か軽度の症状で済む感染症が重症化し、死に至ることもある。
  • 肝性脳症は慢性の肝疾患が原因であり、免疫不全とは直接的な関係がない。感染症や消化器出血などが誘因となることがあるが、免疫不全が主要な原因ではない。
  • ペラグラ脳症はナイアシンの欠乏によって発症し、遺伝的な問題や栄養摂取障害が原因となる。免疫不全とは直接的な関係がない。
  • Wernicke脳症はビタミンB1欠乏によって発症し、胃切除術後のビタミン摂取不良やアルコールの多飲などが原因となる。免疫不全とは直接的な関係がない。
  • トキソプラズマ症は原虫の感染症で発症し、免疫不全の状態では重症化して死に至ることもある。健康な成人では無徴候か軽度の症状で済むが、免疫不全の場合は生じやすくなるため、正しい選択肢である。
  • Creutzfeldt-Jakob病は脳内に異常プリオン蛋白が沈着することで発症する。発生機序は不明確であるが、免疫不全との直接的関係はない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第31問

図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。 

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1: 左片麻痺

2: パーキンソン病

3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)

4: 筋ジストロフィー

5: 小脳性失調症

第56回午前:第29問

疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド

2: 関節リウマチ ── キーボードカバー

3: 頸髄損傷 ── マウススティック

4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー

5: Parkinson病 ── 万能カフ

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、疾患とそれに適した自助具の組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、頸髄損傷とマウススティックです。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合、マウススティックを利用できます。
  • アテトーゼ型脳性麻痺とソックスエイドの組み合わせは正しくありません。アテトーゼ型脳性麻痺患者が長柄のリーチャーを使用すると目標となる足部へ正確に到達させることが難しいためです。
  • 関節リウマチとキーボードカバーの組み合わせは正しくありません。キーボードカバーは振戦症状がある場合に使用される自助具であり、振戦が主症状ではない関節リウマチでは不要です。
  • 頸髄損傷とマウススティックの組み合わせは正しいです。マウススティックは操作する棒を口にくわえて顎と頭部の動きでキー入力などを行えるようにするもので、四肢麻痺あるいは四肢末梢部の機能不全に適応できます。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合は利用できます。
  • 脊髄小脳変性症とリーチャーの組み合わせは正しくありません。脊髄小脳変性症では運動失調があるため、目標物へのリーチ部が振動して使いにくいです。
  • Parkinson病と万能カフの組み合わせは正しくありません。万能カフは手指の把持機能が障害されたときに使用される自助具ですが、Parkinson病では手指の把持機能が失われることは特徴的でなく、適用性は低いです。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第94問

早期の前頭側頭型認知症でみられないのはどれか。  

1: 幻視

2: 常同行動

3: 病識低下

4: 自発性低下

5: 社会的対人行動の障害

  • 答え:1
  • 解説:早期の前頭側頭型認知症では、病変が前頭葉と側頭葉に限局し、人格変化や行動異常、言語症状などが現れる。記憶力障害よりも判断や意欲の障害が目立つ特徴があり、無関心や脱抑制、自発性低下、常同行動、病識低下、被影響性の亢進、社会的対人行動の障害などがみられる。一方、幻視はLewy小体型認知症でよく見られる症状である。
  • 幻視は、早期の前頭側頭型認知症では見られない症状であり、Lewy小体型認知症でよく見られる。これが正解である。
  • 常同行動は、前頭側頭型認知症で見られる症状の一つであり、患者が同じ行動を繰り返すことを指す。
  • 病識低下は、前頭側頭型認知症で見られる症状であり、患者が自分の病気に対する認識が低下することを指す。
  • 自発性低下は、前頭側頭型認知症で見られる症状であり、患者が自分から行動や意思表示をすることが減少することを指す。
  • 社会的対人行動の障害は、前頭側頭型認知症で見られる症状であり、患者が他人との適切なコミュニケーションや関係を築くことが困難になることを指す。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第34問

多系統萎縮症に含まれるのはどれか。2つ選べ。  

1: Shy-Drager症候群

2: 進行性核上性麻痺

3: Friedreich失調症

4: 大脳皮質基底核変性症

5: オリーブ橋小脳萎縮症

第44回午後:第90問

認知障害がみられるのはどれか。  

1: 重症筋無力症

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: Guillain-Barré症候群

4: 筋強直性ジストロフィー

5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)

第51回午前:第43問

前頭側頭型認知症に比べAlzheimer型認知症でみられやすい生活上の特徴はどれか。  

1: 万引きしても悪びれない。

2: 同じものばかり食べ続ける。

3: 物を盗られたと家族を疑う。

4: 挨拶もなくふっと去っていく。

5: 眼についた文字を次々読み上げる。

第47回午前:第83問

発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。  

1: 認知症

2: 尿失禁

3: 動作緩慢

4: 起立性低血圧

5: 姿勢反射障害