第47回午後第39問の類似問題

第42回午前:第86問

脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害-とろみ調整食品

2: 起立性低血圧-弾性包帯

3: 脊髄後索障害-視覚代償

4: 四肢失調症-PNF

5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸

第57回午後:第88問

二分脊椎で正しいのはどれか。  

1: 髄膜瘤は神経障害を伴う。

2: 脊髄係留症候群の好発年齢は2~3歳である。

3: 脊髄係留症候群は上肢の感覚障害を伴う。

4: 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は稀である。

5: 脊髄髄膜瘤では水頭症を合併する。

  • 答え:5
  • 解説:二分脊椎に関する問題では、脊髄髄膜瘤や脊髄係留症候群などの症状や合併症について理解することが重要です。正しい選択肢は、脊髄髄膜瘤が水頭症を合併することを示す選択肢5です。
  • 髄膜瘤は神経障害を伴わないため、選択肢1は誤りです。髄膜瘤は水頭症、歩行障害、膀胱機能障害、排便障害などの症状がみられます。
  • 脊髄係留症候群は先天性疾患であり、好発年齢が2~3歳というのは誤りです。選択肢2は正しくありません。
  • 脊髄係留症候群は下肢の運動障害や感覚障害を伴うため、選択肢3は誤りです。上肢の感覚障害は脊髄係留症候群の典型的な症状ではありません。
  • 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は約9割でみられるため、選択肢4は誤りです。Chiari奇形の合併は脊髄髄膜瘤では一般的な現象です。
  • 脊髄髄膜瘤では水頭症とChiari奇形を合併するため、選択肢5が正解です。脊髄髄膜瘤の患者は水頭症やChiari奇形といった合併症に注意が必要です。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第53回午後:第29問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。  

1: 感覚障害が出現する。

2: 筋の線維束攣縮はない。

3: 針筋電図で多相波は出ない。

4: 脊髄前角細胞の障害はない。

5: 上位運動ニューロンは障害される。

  • 答え:5
  • 解説:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの両方が障害される神経変性疾患であり、筋力低下や筋線維束攣縮、痙性麻痺、球麻痺症状などが現れる。
  • 感覚障害は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の陰性症状の一つではあるが、主な症状ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 筋の線維束攣縮は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主な症状の一つであり、この選択肢は誤りである。
  • 針筋電図では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)では高振幅電位や多相性電位が出現するため、この選択肢は正しくない。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、脊髄前角細胞を中心とする下位運動ニューロンの変性脱落が見られるため、この選択肢は誤りである。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の両者を示す疾患であるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第47回午後:第25問

転子果長の測定に影響を与えるのはどれか。2つ選べ。  

1: 脊柱の側弯

2: 大腿骨頸部骨折

3: 膝関節の腫脹

4: 膝関節の伸展制限

5: 足関節の背屈制限

第46回午前:第17問

装具の適応で正しいのはどれか。 

46_0_17

1: 正中神経麻痺

2: 橈骨神経麻痺

3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)

4: 腱板断裂術後

5: 上腕骨骨幹部骨折

第44回午後:第77問

骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 回旋変形は自然矯正されやすい。

2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。

3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。

4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。

5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。

第40回午後:第73問

中心性頸髄損傷の特徴で正しいのはどれか。  

1: 小児に多い。

2: 頸部過屈曲によって生じる。

3: 頸椎の脱臼骨折を伴う。

4: 運動障害は上肢よりも下肢の方が著しい。

5: 会陰部の感覚は残存する。

第36回午前:第60問

骨折の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 難治性遷延性治癒骨折では骨電気刺激療法が行われる。

2: コーレス骨折では浮腫の予防が重要である。

3: 膝蓋骨骨折ではハムストリングスの強化に重点をおく。

4: 下腿骨骨幹部骨折ではPTBギプスによって早期歩行が可能である。

5: 踵骨骨折では早期自動運動が重要である。

第34回午前:第9問

20歳の男性。脊髄損傷(第12胸髄節まで機能残存)。この患者のキャスター上げ訓練で誤っているのはどれか。  

1: 理学療法士は車椅子の後方に立つ。

2: ひもはクロスバーに結ぶ。

3: 一旦前進して止めるようにして上げる。

4: 後方に転倒しやすいときは頸部を屈曲させる。

5: ハンドリムから手を放さないようにバランスをとる。

第52回午後:第25問

我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。  

1: 男性よりも女性が多い。

2: 不全損傷よりも完全損傷が多い。

3: 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。

4: 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。

5: 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。

第43回午前:第66問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 褥瘡が生じやすい。

2: 嚥下障害が起こる。

3: 筋萎縮は近位に強い。

4: 四肢遠位の感覚障害が強い。

5: 眼球運動は末期まで維持される。

第39回午後:第95問

外傷性骨折の早期から発症する合併症はどれか。  

1: 阻血性骨壊死

2: 骨化性筋炎

3: フォルクマン拘縮

4: 偽関節

5: 変形性関節症

第46回午前:第30問

多発筋炎で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋痛に対しては温熱療法を行う。

2: 急性期には車椅子自走で移動する。

3: 急性期治療時から下肢筋力増強訓練が推奨される。

4: 股関節部に疼痛が出現した時は大腿骨頭壊死の合併に注意する。

5: 慢性期の運動負荷量の決定には血清CKの推移が参考となる。

第47回午前:第43問

頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。  

1: バランスの障害がみられる。

2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。

3: 記憶障害のため復学が困難になる。

4: 認知障害の回復は良好である。

5: 行動障害が社会生活上の問題となる。

第42回午前:第37問

20歳の男性。大学生。バイク事故を起こし、脛骨骨幹部開放骨折を受傷。3週後髄内釘による骨接合術を受けた。3か月後、創は治癒したが、骨折部に痛みがあり、遷延癒合の状態である。この症例で、骨癒合を促進させる物理療法として適切なのはどれか。  

1: 極超短波

2: 超音波

3: レーザー

4: ホットパック

5: 渦流浴

第40回午前:第76問

脊髄小脳変性症の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 四肢近位部への弾性緊縛帯

2: 四肢遠位部への重錘負荷

3: 膝固定装具装着での歩行訓練

4: rhythmic stabilization

5: バルーンを用いての座位訓練

第37回午前:第15問

脊髄損傷(第8頸髄節まで機能残存)患者のプッシュアップ運動の介助手技で適切なのはどれか。(矢印は介助者の力の方向を示す)  

37_0_15

第56回午後:第4問

身体図のような感覚障害を呈する場合に考えられる脊髄の障害部位はどれか。 

56_1_4

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第34回午前:第59問

軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。  

1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。

2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。

3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。

4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。

5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。

第42回午後:第75問

骨折治癒に影響する因子として適切でないのはどれか。  

1: 低蛋白血症

2: 高尿酸血症

3: 転位の程度

4: 局所の感染

5: 血管損傷の合併