誤っているのはどれか。
1: 朝のこわばりは慢性関節リウマチの診断基準項目に含まれる。
2: 全身性エリテマトーデスは男性に多い。
3: レイノー現象は寒冷により誘発される。
4: リウマチ熱は溶連菌感染と関連する。
5: 強直性脊椎炎は仙腸関節に好発する。
関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。
1: 骨塩量の減少
2: 軟骨の変性
3: 組織内の好中球集積
4: 結合織の増殖
5: 血管の増生
高齢者の骨折の作業療法で適切でないのはどれか。
1: コーレス骨折では手関節固定直後から手指自動運動を指導する。
2: 上腕骨頸部骨折のハンギングキャスト法では骨癒合まで安静を指示する。
3: 脊椎圧迫骨折では背筋を促通する作業種目を選択する。
4: 膝蓋骨骨折の膝伸展位ギプス固定時には体重負荷による歩行を指導する。
5: 大腿骨頸部骨折では住環境整備を指導する。
中心性頸髄損傷で正しいのはどれか。
1: 感覚障害はない。
2: 頸部過伸展によって生じる。
3: 重度の膀胱直腸障害が残存する。
4: 上肢より下肢の障害が強い。
5: 椎骨の損傷を合併する。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 二次性が多い。
2: 男性に好発する。
3: 外反変形を生じやすい。
4: 運動開始時に疼痛がある。
5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。
疾患と病理的変化との組合せで誤っているのはどれか。
1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄
2: パーキンソン病-大脳皮質の変性
3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性
4: ギラン・バレー症候群-末梢神経の脱髄
5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄側索の変性
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な運動との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1腰髄節 - 股関節外転
2: 第2腰髄節 - 股関節伸展
3: 第3腰髄節 - 膝関節伸展
4: 第4腰髄節 - 足関節背屈
5: 第5腰髄節 - 足関節底屈
頸髄損傷の急性期合併症として誤っているのはどれか。
1: 排尿障害
2: 麻痺性イレウス
3: 胃潰瘍
4: 異所性骨化
5: 起立性低血圧
左肩関節脱臼骨折後3か月の患者の両手の写真を示す。左手に、他動的に動かされると増強する強い疼痛がある。この患者への対応で適切でないのはどれか。
1: 低出力レーザー照射
2: 間欠的機械的圧迫
3: 温冷交代浴
4: 超短波照射
5: 渦流浴
二分脊椎について正しいのはどれか。
1: 脊髄髄膜瘤に水頭症を合併する。
2: 病変部位は胸椎が多い。
3: 麻痺レベルはHofferの分類を用いる。
4: 移動能力はSharrardの分類を用いる。
5: 潜在性では神経症状を生じる。
熱傷後の変形拘縮の予防で誤っているのはどれか。2つ選べ。
1: 前頸部の熱傷では背臥位で後頭部に枕を使用する。
2: 腋窩部の熱傷では肩関節外転装具を使用する。
3: 肘関節前面の熱傷では伸展装具を使用する。
4: 膝関節前面の熱傷では膝窩部に枕を入れる。
5: 足関節背面の熱傷では足関節0° の装具を使用する。
脊髄損傷患者に対する斜面台の使用目的で適切でないのはどれか。
1: 尿排出の促進
2: 骨粗鬆症の予防
3: 沈下性肺炎の予防
4: 起立性低血圧の改善
5: 下肢の浮腫改善
骨肉腫で正しいのはどれか。
1: 肺転移が多い。
2: 運動時痛は少ない。
3: 壮年期に好発する。
4: 大腿骨近位に発生が多い。
5: 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 二次性が多い。
2: 女性よりも男性に好発する。
3: 外反変形を生じやすい。
4: 運動開始時に疼痛がある。
5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。
二分脊椎の理学療法の目的として適切でないのはどれか。
1: 移動能力の獲得
2: 残存機能の向上
3: 麻痺の回復
4: 拘縮の予防
5: 補装具の使用
13歳の男子。1か月前から膝の疼痛が生じ、近医を受診。精査が必要となり大学病院へ紹介された。左大腿骨遠位に境界不明瞭な腫瘤を触れる。単純エックス線写真を示す。化学療法が始まり、リハビリテーション治療が処方された。リハビリテーション治療について正しいのはどれか。
1: 易感染性に注意する。
2: 積極的に患部のマッサージを行う。
3: 患側の運動負荷は健側と同様でよい。
4: 骨端線に近い病巣なので温熱療法が効果的である。
5: 健側のリハビリテーション治療は化学療法後から行う。
腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。
1: 先天発症が多い。
2: 内反尖足を生じる。
3: 間欠性跛行を生じる。
4: 腰椎前屈で症状が増強する。
5: 下肢の深部腱反射は亢進する。
脊髄損傷による対麻痺患者の排泄について誤っているのはどれか。
1: 鳥肌や発汗などの現象を代償尿意として利用する。
2: 自己導尿の回数は残尿量の程度によって決定する。
3: セルフカテーテル器具は2年に1回交換する。
4: 排便は毎日あるいは隔日で行うことを原則とする。
5: 高位損傷者では自律神経過反射に注意する。
ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。
1: 四肢の弛緩性麻痺を生じる。
2: 重症では呼吸筋麻痺をきたす。
3: 初期に軽い感覚障害を生じる。
4: 軸索型は脱髄型より予後が良好である。
5: 肢節近位部から遠位部に向けて回復する。
脊髄性運動失調症でみられるのはどれか。
1: 折りたたみナイフ現象
2: 断綴性発語
3: 羽ばたき振戦
4: 酩酊歩行
5: Romberg徴候陽性