第46回午前第4問の類似問題

第34回午前:第33問

体重60 kgの人が図のように立位姿勢を保持したとき、体重計は24 kgを示した。足圧中心は踵(B)から何 cm前方にあるか。ただし、AB間は50 cm、AC間は100 cmとする。 

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1: 6 cm

2: 10 cm

3: 14 cm

4: 18 cm

5: 22 cm

第48回午後:第20問

患者が床面から20 cm鉛直拳上した位置で下肢を保持している状態を図に示す。Aの滑車は上下に移動するが、Bの滑車はフレームに固定され、滑車の位置は動かない。なお、保持する下肢の質量は8 kgで、滑車と紐の重量および摩擦力は考えなくてよい。床面から下肢を拳上するために、上肢で引き下げた紐の長さと保持に必要な力の組合せで正しいのはどれか。 

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1: 10 cm − 8 kg重

2: 20 cm − 4 kg重

3: 20 cm − 8 kg重

4: 40 cm − 4 kg重

5: 40 cm − 8 kg重

第52回午後:第12問

80歳の男性。体重70 kg。介護者は腰痛のある70歳の妻で体重39 kg。誤嚥性肺炎による1か月の入院後、下肢の廃用性の筋力低下をきたしている。端座位保持は可能であるが、立ち上がりは手すりを把持しても殿部が挙上できずに全介助である。立位は手すりを把持して保持できるが、足踏み動作は困難である。車椅子への移乗介助に使用する福祉用具の写真を示す。妻の腰痛を助長しないことを優先して選択する用具として適切なのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第49回午前:第45問

両下肢ともに体重の1/2まで荷重が許可されている場合、病院内の実用的移動手段として適切なのはどれか。  

1: 車椅子

2: 四輪付歩行器

3: 交互型歩行器

4: 片側の松葉杖

5: 両側のLofstrand杖

第36回午前:第36問

図のような斜面台に乗ったとき、体重からみた足底に加わる力の割合はどれか。ただし、背面と斜面との間の摩擦はないものとし、cos 60°=0.5、sin 60°=0.87、tan 60°=1.73とする。 

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1: 96%

2: 87%

3: 71%

4: 58%

5: 50%

第42回午前:第5問

背臥位で右下肢挙上位を保持している図を示す。各部の重量、重心位置、股関節軸心からの水平距離を示している。下肢の合成重心(A)から股関節軸心(B)までの距離を求めよ。ただし、小数点以下第3位を四捨五入する。 

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1: 0.31 m

2: 0.34 m

3: 0.37 m

4: 0.40 m

5: 0.43 m

第55回午後:第15問

46歳の女性。BMIは29.0である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 杖を用いた歩行練習

2: 水中歩行による有酸素運動

3: 背臥位での下肢筋のストレッチ

4: 階段昇降による筋力増強トレーニング

5: 自転車エルゴメーターでの筋持久性トレーニング

第49回午後:第16問

22歳の男性。身長170 cm、体重70 kg。外傷性頸髄損傷後6か月経過。MMTは、肘関節屈曲5、肘関節伸展2、手関節屈曲1、手関節伸展4、手内筋0、下肢0。ベッドへの移乗が自立したので、屋内で使用する車椅子を検討した。車椅子作製上の留意点で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 背もたれの高さを肘台と同じ高さにする。

2: 駆動輪の車軸を標準よりも前方に移動する。

3: 14インチの駆動輪を使用する。

4: トグル式ブレーキを使用する。

5: 足台をスイングアウト式にする。

第48回午後:第15問

46歳の女性。BMIは29である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 杖を用いた歩行訓練

2: 水中歩行による有酸素運動

3: 階段昇降による筋力増強訓練

4: 背臥位での下肢筋のストレッチ

5: 自転車エルゴメーターでの筋持久性訓練

第44回午前:第9問

上肢90°挙上位での椅子座位姿勢における各分節の重量と重心位置とを矢状面スティックピクチャーで示す。身体全体の重心線はどれか。なお、図中の●は各分節の重心点を示す。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第49回午後:第46問

成人の静止立位で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 体重心線は膝関節軸の前方を通る。

2: 体重心は床から身長の45%の高さにある。

3: 頭部の重心線は環椎後頭関節の後方を通る。

4: 身長に対する体重心の相対的位置は小児より低い。

5: 足関節にかかる重力のモーメントは底屈モーメントである。

第48回午前:第4問

筋力測定器で膝伸展等尺性筋力を測定しているところを図に示す。測定値は150 Nであった。対象者の体重は60 kgである。体重比モーメントで正しいのはどれか。 

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1: 0.50 Nm/kg

2: 0.75 Nm/kg

3: 1.00 Nm/kg

4: 1.25 Nm/kg

5: 1.50 Nm/kg

第45回午後:第3問

脳卒中による右片麻痺患者が左下肢を挙上してバランスを保持している状態を図に示す。体重が60 kgのとき、麻痺側下肢への床反力で正しいのはどれか。 

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1: 6 kgw

2: 12 kgw

3: 24 kgw

4: 30 kgw

5: 48 kgw

第34回午前:第55問

健常児の腹臥位における動作の獲得と生後週数との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頭を45゜挙上- 8週

2: 頭を90゜挙上-16週

3: 前腕で体重を支持-20週

4: 両手で体重を支持-24週

5: 腹這い移動-28週

第35回午後:第46問

誤っているのはどれか。 ア.側臥位で下側の上下肢を屈曲すると安定する。イ.四つ這い位では両膝・下腿に約60%の荷重が加わる。ウ.椅子座位の重心線は足底面の後方を通る。エ.膝立ち位の支持基底面は両大腿で形成される。オ.立位での矢状面の重心線は外果を通る。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第36回午前:第42問

上腕義手で正しいのはどれか。  

1: コントロールシステムの操作効率は70%以上必要である。

2: 口の前でのフックの開大は100%開大が必要である。

3: 23 kgの牽引力に対してソケットのずれは4 cm以上移動してはならない。

4: 肘完全屈曲に要する肩の屈曲角度は45° 以内である。

5: 肘を90°から屈曲するのに必要な力は6.0 kgを越えてはならない。

第42回午前:第61問

上腕切断者に対する義手の適合検査で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 20 kgの下垂力に対してソケットが30 mm滑った。

2: コントロールシステム操作方式の効率は60%であった。

3: 義手装着時の肘継手の能動屈曲角度が120°であった。

4: 肘継手を屈曲するために必要な力は4.5 kgであった。

5: 肘継手を屈曲するために必要な肩関節の屈曲は30°であった。

第54回午前:第7問

20歳の男性。頸髄完全損傷。受傷3週後のDanielsらの徒手筋力テストにおける上肢の評価結果を示す。この患者が獲得する可能性の最も高いADLはどれか。 

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1: 床から車椅子へ移乗する。

2: 10 cmの段差をキャスター上げをして昇る。

3: ベッド上背臥位からベッド柵を使用せずに寝返る。

4: ベッド端座位のプッシュアップで20 cm殿部を持ち上げる。

5: 車椅子上、体幹前屈位からアームサポートに手をついて上半身を起こす。