体重60 kgの患者が30°挙上した起立台に乗っている。両側下肢への荷重量はどれか。ただし、摩擦は無視できるものとし、小数点以下第2位を切り捨てるものとする。
1: 20.0 kgw
2: 30.0 kgw
3: 42.4 kgw
4: 51.9 kgw
5: 60.0 kgw
80歳の男性。体重70 kg。介護者は腰痛のある70歳の妻で体重39 kg。誤嚥性肺炎による1か月の入院後、下肢の廃用性の筋力低下をきたしている。端座位保持は可能であるが、立ち上がりは手すりを把持しても殿部が挙上できずに全介助である。立位は手すりを把持して保持できるが、足踏み動作は困難である。車椅子への移乗介助に使用する福祉用具の写真を示す。妻の腰痛を助長しないことを優先して選択する用具として適切なのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
患者の病室に行ったところ車椅子が横転し患者は床に仰臥位で倒れていた。適切な対応はどれか。
1: 患者を側臥位にする。
2: 患者を車椅子に乗せる。
3: 患者をベッドに戻す。
4: 床の上で四肢を他動的に動かしてみる。
5: 病棟スタッフを呼ぶ。
車椅子自走が移動手段である患者の外出について適切なのはどれか。
1: バスは利用しない。
2: 電車の乗降は自力で行う。
3: 歩道よりも車道を通行する。
4: ティルト式普通型車椅子を使用する。
5: 事前に多目的トイレの場所を確認する。
上肢の運動失調が著明な患者に適切でないのはどれか。
1: 文字盤を大きくした電話機
2: 太柄のスプーン
3: 吸い口付湯呑み
4: リーチャー
5: 歩行車