筋萎縮性側索硬化症の機能的予後を示しているのはどれか。縦軸は機能、横軸は時間を示す。
30歳の女性。Guillain-Barré症候群。発症2週間後に麻痺の進行が止まり、ベッドサイドの作業療法を開始した。筋力は上肢帯筋群3(Fair)、手指筋群2(Poor)、股関節・膝関節筋群2(Poor)、足関節筋群1(Trace)である。現状で行えるADLはどれか。
1: 万能カフ付スプーンでの食事
2: リーチャーの使用
3: 短対立副子を用いたボタンかけ
4: 臥位でのズボン着脱
5: 車椅子の駆動
神経因性膀胱のうち低活動性膀胱を呈する疾患はどれか。
1: 脳出血
2: 胸髄損傷
3: 多発性硬化症
4: 頸椎後縦靭帯骨化症
5: 糖尿病性自律神経障害
関節可動域運動で正しいのはどれか。
1: 筋収縮を伴ってはならない。
2: 意識障害がある場合は行わない。
3: 運動麻痺の改善を目的として行う。
4: 拘縮の予防・改善を目的として行う。
5: 深部感覚障害がある場合は行わない。
筋萎縮性側索硬化症患者の球症状に対するプログラムとして適切でないのはどれか。
1: 呼吸訓練
2: 食物形態の指導
3: 舌筋の抵抗運動
4: 食事姿勢の指導
5: コミュニケーション手段の獲得
40歳の女性。筋萎縮性側索硬化症。上肢近位筋の筋力4、遠位筋の筋力3、下肢の筋力4。最近、肺炎を2回起こしている。この患者の作業療法として適切でないのはどれか。
1: 四肢の関節可動域訓練
2: ちぎり絵による手指筋力維持
3: 体操による上肢近位筋の筋力維持
4: 飲み込みやすい食物の紹介
5: モビールを用いた呼吸筋強化
症状と評価との組合せで誤っているのはどれか。
1: 感覚障害-グラスゴーコーマスケール
2: 運動麻痺-ブルンストローム法ステージ
3: 後索性失調-ロンベルグ試験
4: 痙縮-アシュワーススケール
5: 痴呆-ミニメンタルステート検査(MMSE)
疾患と用いられる自助具の組合せで正しいのはどれか。
1: 片麻痺 - ボタンエイド
2: Parkinson病 - BFO
3: 関節リウマチ - 起き上がりひも
4: 脊髄小脳変性症 - リーチャー
5: 筋萎縮性側索硬化症 - 軽量太柄スプーン
間欠性跛行を示すのはどれか。2つ選べ。 ア.閉塞性動脈硬化症イ.筋萎縮性側索硬化症ウ.変形性膝関節症エ.脊髄空洞症オ.腰部脊柱管狭窄症
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
45歳の女性。2~3年前から上肢の筋力低下の進行と嚥下障害が認められ、筋萎縮性側索硬化症と診断された。現在、上肢の筋力はMMTで肩関節周囲2-、手指筋2、頸部・体幹筋と下肢は3。移動は車椅子介助、車椅子への移乗も軽介助を必要とする。食事はポータブルスプリングバランサーを使用して自立しており、その他のADLは全介助となっている。発声によるコミュニケーションは可能だが、呼吸機能は徐々に低下している。この患者に今後導入が予想されるコミュニケーション機器はどれか。2つ選べ。
多系統萎縮症に含まれるのはどれか。2つ選べ。
1: Shy-Drager症候群
2: 進行性核上性麻痺
3: Friedreich失調症
4: 大脳皮質基底核変性症
5: オリーブ橋小脳萎縮症
SIASに含まれるのはどれか。
1: 意識レベル
2: 痛 覚
3: 非麻痺側筋力
4: 病的反射
5: 麻痺側筋力
精神遅滞を生じる疾患のうち、先天性代謝異常が原因であるのはどれか。
1: Down症候群
2: 結節性硬化症
3: 神経線維腫症
4: Turner症候群
5: フェニルケトン尿症
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1: 高齢者に多い。
2: 脱髄が主病変である。
3: 症状に日内変動がみられる。
4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。
5: 脳神経系では聴覚が障害されやすい。
平均的な発症年齢が最も低いのはどれか。
1: 筋強直性ジストロフィー
2: 福山型筋ジストロフィー
3: Becker型筋ジストロフィー
4: Duchenne型筋ジストロフィー
5: 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。
1: 姿勢異常
2: 精神遅滞
3: 限局した反復行動
4: コミュニケーション障害
5: 相互的な社会的関係の異常
頭部外傷によるびまん性軸索損傷で適切でないのはどれか。
1: バランスの障害がみられる。
2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
3: 記憶障害のため復学が困難になる。
4: 認知障害の回復は良好である。
5: 行動障害が社会生活上の問題となる。
男性に多い疾患はどれか。
1: 全身性エリテマトーデス
2: Sjögren症候群
3: 強直性脊椎炎
4: 線維筋痛症
5: 強皮症
ブラウン・セカール症候群で誤っているのはどれか。
1: 障害側の運動麻痺
2: 反対側の痛覚障害
3: 障害側の温度覚障害
4: 障害側の深部感覚障害
5: 障害側の障害髄節レベルでの全感覚障害
ギラン・バレー症候群の症状で誤っているのはどれか。 ア.前駆症状がある。イ.運動麻痺の出現は急速である。ウ.麻痺の進行時に発熱を伴う。エ.腱反射は消失する。オ.自律神経障害がある。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ