廃用症候群で誤っているのはどれか。
1: 血液粘稠度の低下
2: 一回心拍出量の低下
3: 安静時心拍数の増加
4: 最大換気量の減少
5: 腸管蠕動運動の低下
継続的な持久力運動で低下するのはどれか。
1: 中性脂肪
2: 筋内毛細血管数
3: 最大酸素摂取量
4: インスリン感受性
5: 筋内ミトコンドリア量
脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 内反尖足の予防
2: 立位感覚の向上
3: 覚醒レベルの向上
4: 体幹筋筋力の維持
5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制
全身持久力トレーニングを主体とした運動療法を中止すべき状態はどれか。
1: 心拍数が100/分以上となる。
2: 収縮期血圧が150 mmHg以上となる。
3: 心拍数が安静時から20/分以上増加する。
4: 拡張期血圧が安静時から20 mmHg以上増加する。
5: 収縮期血圧が安静時から30 mmHg以上増加する。
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
1: 冠動脈の粥状硬化が原因となる。
2: 血栓付着による冠動脈の閉塞で発症する。
3: 胸痛に伴ってショックに陥ることが多い。
4: 心電図所見ではST低下を特徴とする。
5: 発症早期の再灌流療法によって救命率が改善する。
運動時の循環反応で誤っているのはどれか。
1: 脳血流量は減少する。
2: 腎血流量は減少する。
3: 静脈還流量は増加する。
4: 分時心拍出量は増加する。
5: 骨格筋の血流量は増加する。
虚血性心疾患における運動負荷試験の中止基準はどれか。
1: 顔面紅潮
2: 収縮期血圧低下
3: I度房室ブロック
4: 心電図ST部1 mm低下
5: 発作性上室性不整脈の散発
心臓について正しいのはどれか。
1: 冠動脈の血流は収縮期に増加する。
2: 左心房と左心室は同時に収縮が始まる。
3: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。
4: 心筋の収縮はH+の細胞内流入により生じる。
5: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる。
全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 最大心拍出量は減少する。
2: 末梢血管抵抗は増加する。
3: 最大酸素摂取量は増加する。
4: 同じ運動強度での換気量は減少する。
5: 嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する。
急性心筋梗塞で適切でないのはどれか。
1: 胸痛
2: 心電図所見の異常
3: 心筋逸脱酵素の高値
4: 冠動脈造影所見の異常
5: ニトログリセリンの著効
有酸素運動で期待される効果で誤っているのはどれか。
1: 最大酸素摂取量の増加
2: 乳酸性閾値の上昇
3: インスリン感受性の改善
4: HDLコレステロールの低下
5: 体脂肪量の減少
アドレナリンの作用について誤っているのはどれか。
1: 心拍数の増加
2: 血糖値の上昇
3: 血中遊離脂肪酸の増加
4: 骨格筋の血管拡張
5: 消化管運動亢進
多発性硬化症で再燃による筋力低下が進行している時期の作業療法として正しいのはどれか。
1: 筋力低下の著しい筋の筋力増強訓練に重点を置く。
2: 効率のよいADLの方法を指導する。
3: 副腎皮質ステロイド薬を減量した日に運動量を増やす。
4: 運動量の決定は感覚障害を指標にする。
5: 訓練は短時間に集中して行う。
廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。
1: 心臓予備力の低下
2: 安静時心拍数の減少
3: 起立性低血圧
4: 最大酸素摂取量の低下
5: 肺活量の低下
運動療法で誤っているのはどれか。
1: 等尺性運動は血圧の上昇が少ないのが特徴である。
2: 等張性運動は心肺機能の維持改善に適する。
3: 等運動性運動は可動域全域にわたる負荷が可能である。
4: 漸増抵抗運動は10 RM(repetition maximum)を測定後開始する。
5: 低負荷で高頻度の運動は筋持久力向上に適する。
周術期リハビリテーションの一環で患者に持久力改善のための運動療法を導入することになった。リスク管理の一環として栄養状態を評価するのに有用な項目はどれか。2つ選べ。
1: CK
2: γ-GTP
3: 白血球数
4: 血清総蛋白
5: ヘモグロビン