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理学療法士国家試験

大分類

運動学

20問表示中
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82
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 運動学
運動制御における小脳の役割で正しいのはどれか。  
1
一連の動作の企画
2
運動プランの切り替え
3
記憶に基づく運動の修飾
4
視覚情報を運動指令に変換
5
自発的な行為のプログラミング

解説

小脳は運動制御において、記憶に基づく運動の修飾を行います。他の選択肢にある機能は、大脳皮質の異なる部分で行われます。

選択肢別解説

1
不正解

一連の動作の企画は、主に大脳皮質(前頭連合野)で行われるため、小脳の役割ではありません。

2
不正解

運動プランの切り替えは、大脳皮質(前補足運動野)で行われるため、小脳の役割ではありません。

3
正解

記憶に基づく運動の修飾は、小脳や視床、大脳基底核で行われるため、この選択肢が正しいです。

4
不正解

視覚情報を運動指令に変換するのは、大脳皮質(運動前野)で行われるため、小脳の役割ではありません。

5
不正解

自発的な行為のプログラミングは、大脳皮質(一次運動野)で行われるため、小脳の役割ではありません。

69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
随意運動の制御に関与する部位はどれか。  
1
海馬
2
歯状核
3
松果体
4
青斑核
5
扁桃体

解説

随意運動の制御には、皮質-橋-小脳-歯状核-赤核-視床-皮質回路が重要であり、その中で歯状核が関与している。

選択肢別解説

1
不正解

海馬は随意運動の制御には関与しておらず、記憶や学習、空間の方向指示に関与している。

2
正解

歯状核は正解で、新小脳を経由して大脳皮質運動野に連なり、同側肢の随意運動の発現や調整を行っている。

3
不正解

松果体は随意運動の制御には関与しておらず、メラトニン(睡眠を誘発)を産生する役割がある。

4
不正解

青斑核は随意運動の制御には関与しておらず、覚醒レベルの制御やストレス、痛みの中枢性抑制に関与している。

5
不正解

扁桃体は随意運動の制御には関与しておらず、本能や自律神経、記憶に関与している。

71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
肩関節外転90度での水平屈曲に作用する筋はどれか。  
1
広背筋
2
大円筋
3
棘下筋
4
烏口腕筋
5
肩甲挙筋

解説

肩関節外転90度での水平屈曲に作用する筋は烏口腕筋である。烏口腕筋は肩関節の水平屈曲に作用し、肩関節屈曲と内転にも補助的に作用する。

選択肢別解説

1
不正解

広背筋は肩関節の伸展、内転、内旋と水平伸展に補助的に作用するが、水平屈曲には作用しないため、正解ではない。

2
不正解

大円筋は肩関節伸展、内転、内旋のほか、水平伸展にも補助的に作用するが、水平屈曲には作用しないため、正解ではない。

3
不正解

棘下筋は肩関節の外旋と水平伸展に作用するが、水平屈曲には作用しないため、正解ではない。

4
正解

烏口腕筋は肩関節の水平屈曲に作用するほか、肩関節屈曲と内転にも補助的に作用する。このため、正解は烏口腕筋である。

5
不正解

肩甲挙筋は肩甲骨の挙上と下方回旋に補助的に作用するが、水平屈曲には作用しないため、正解ではない。

72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
下腿中央の横断面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。 
s0Vy1LvzGnTlG5EJ9jlWc
1
膝関節の屈曲
2
足の底屈
3
足の内がえし
4
母指の屈曲
5
第2~5指の屈曲
73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
安静時の呼吸運動で正しいのはどれか。  
1
呼気時に腹圧は上昇する。
2
吸気時に横隔膜は下降する。
3
呼気時に外肋間筋は収縮する。
4
吸気時に気道抵抗は上昇する。
5
胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。

解説

安静時の呼吸運動では、横隔膜の動きや筋肉の収縮・弛緩が重要な役割を果たしています。吸気時には横隔膜が下降し、胸腔が拡大することで空気が肺に入ります。呼気時には横隔膜が上昇し、胸腔が縮小することで空気が外に出ます。

選択肢別解説

1
不正解

選択肢1は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に横隔膜が下降することで腹圧が上昇します。

2
正解

選択肢2は正しいです。吸気時に横隔膜が下降することで、胸腔が拡大し、空気が肺に入ります。

3
不正解

選択肢3は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に外肋間筋が収縮し、胸郭が拡大します。呼気時には外肋間筋が弛緩します。

4
不正解

選択肢4は間違いです。吸気時ではなく、呼気時に気道抵抗が上昇します。吸気時には気道抵抗が低下します。

5
不正解

選択肢5は間違いです。胸郭下部は前後方向の動きではなく、左右方向の動きが大きいです。下位肋骨の挙上により、胸郭の横径が増大します。

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74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
運動学習について正しいのはどれか。  
1
動機付けが高いほどパフォーマンスが向上する。
2
覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する。
3
学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる。
4
2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。
5
パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する。

解説

運動学習は、練習や経験を通じて運動パフォーマンスが向上する過程であり、動機付けや覚醒レベル、学習の転移などが影響を与える。正しい選択肢は、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響が大きくなるというものである。

選択肢別解説

1
不正解

動機付けが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、課題内容が複雑になると動機付けが低いほうがパフォーマンスが良好になることがある。

2
不正解

覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、覚醒レベルが高すぎると興奮状態になり、パフォーマンスが低下する場合がある。

3
不正解

学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こるわけではなく、慣れや感作などが関係してくるため、向上の過程は非直線的である。

4
正解

学習の転移とは、以前行った学習が後の学習に影響することで、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。この選択肢は正しい。

5
不正解

運動学習のパフォーマンスは直線的に向上するわけではないため、向上がみられないことが運動学習の停止を意味するとは言えない。

69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
立位姿勢が安定しているのはどれか。  
1
支持基底面が狭い。
2
重心の位置が高い。
3
床と足底の接触面の摩擦抵抗が小さい。
4
上半身と下半身の重心線が一致している。
5
重心線の位置が支持基底面の中心から離れている。
71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
前腕回外に作用する筋はどれか。  
1
長掌筋
2
小指伸筋
3
上腕二頭筋
4
長母指屈筋
5
橈側手根屈筋
72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  
1
屈曲――――梨状筋
2
伸展――――大腰筋
3
内転――――薄筋
4
内旋――――上双子筋
5
外旋――――半腱様筋
73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
足部アーチについて正しいのはどれか。  
1
外側縦アーチの要石は外側楔状骨である。
2
外側縦アーチは内側縦アーチよりも長い。
3
内側縦アーチは外がえしで高くなる。
4
内側縦アーチは中足指節関節の伸展時に高くなる。
5
足根骨部の横アーチで高い位置にあるのは立方骨である。
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74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:標準
科目:
大分類: 運動学
フィードバックの説明で正しいのはどれか。  
1
平均フィードバックは試行ごとに与える。
2
帯域幅フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える。
3
同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える。
4
漸減的フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える。
5
要約フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える。
69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
代謝について正しいのはどれか。  
1
エネルギー代謝率〈RMR〉は基礎代謝量を基準とした運動強度である。
2
基礎代謝量〈BM〉は同性で同年齢ならば体重に比例する。
3
呼吸商〈RQ〉は摂取する栄養素によらず一定である。
4
代謝当量〈MET〉は安静臥位時の代謝量を基準とした運動強度である。
5
特異動的作用〈SDA〉とは食物摂取後の消費エネルギーの減少である。
70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  
1
屈曲――――棘上筋
2
伸展――――大円筋
3
外転――――棘下筋
4
外旋――――肩甲下筋
5
内旋――――小円筋
71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
科目:
大分類: 運動学
手指の運動とそれに作用する筋の組合せで誤っているのはどれか。  
1
母指MP関節伸展――――短母指伸筋
2
小指MP関節屈曲――――短小指屈筋
3
環指MP関節外転――――背側骨間筋
4
小指MP関節内転――――掌側骨間筋
5
中指MP関節伸展――――虫様筋
72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
膝関節半月板について正しいのはどれか。  
1
外縁は内縁より薄い。
2
外側半月板は外側側副靱帯に付着しない。
3
大腿骨と膝蓋骨の適合性を高める。
4
内側半月板は外側半月板より小さい。
5
膝関節伸展時には後方に移動する。
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73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
足部の内がえしに作用する筋はどれか。2つ選べ。  
1
後脛骨筋
2
前脛骨筋
3
第3腓骨筋
4
短腓骨筋
5
長指伸筋
74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
成人の安静開脚立位で正しいのはどれか。  
1
頭部は静止している。
2
腓腹筋は持続的に活動している。
3
腹直筋は持続的に活動している。
4
大腿直筋は持続的に活動している。
5
重心動揺は左右より前後方向が小さい。
65
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
強制呼気時に働く筋はどれか。  
1
胸鎖乳突筋
2
外肋間筋
3
大胸筋
4
横隔膜
5
腹斜筋
69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:低
科目:
大分類: 運動学
図のような輪軸を利用して、力Fで18 kgの物体を引き上げた(ひもの摩擦と重さは無視できるものとする)。ひもを引く最小限の力Fはどれか。ただし、100 gの物体を引き上げるのに必要な力を1 Nとする。 
7nvmzqU5v17a4AveABvUw
1
20 N
2
60 N
3
180 N
4
540 N
5
1,620 N
70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
肩関節の外旋筋はどれか。  
1
肩甲下筋
2
広背筋
3
三角筋前部
4
小円筋
5
大胸筋
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