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理学療法士問題表示

理学療法士国家試験

大分類

運動学

20問表示中
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70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第57回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
筋と作用の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
頰 筋 ── 頰をふくらませる。
2
咬 筋 ── 下顎を引き下げる。
3
前頭筋 ── 眉を持ち上げる。
4
側頭筋 ── 下顎を持ち上げる。
5
内側翼突筋 ── 唇をすぼめる。

解説

この問題では、筋とその作用の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。筋は身体の動きを支えるために重要な役割を果たしており、それぞれの筋には特定の作用があります。

選択肢別解説

1
不正解

頰筋は、口角を外側に引き上げて歯列に押し付ける作用があります。頰をふくらませるためには、強く口を閉じるために口輪筋の作用が必要です。したがって、この選択肢は誤りです。

2
不正解

咬筋は、下顎を挙上させる作用があります。下顎を引き下げる筋は、顎二腹筋です。したがって、この選択肢は誤りです。

3
正解

前頭筋は、眉を持ち上げる作用があります。この選択肢は正しいです。

4
正解

側頭筋は、下顎を持ち上げる作用があります。この選択肢は正しいです。

5
不正解

内側翼突筋は、下顎を挙上させる作用があります。唇をすぼめる筋は、口輪筋です。したがって、この選択肢は誤りです。

71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第57回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
肩甲骨の上方回旋に作用する筋はどれか。  
1
広背筋
2
前鋸筋
3
菱形筋
4
肩甲下筋
5
肩甲挙筋

解説

肩甲骨の上方回旋に作用する筋は、僧帽筋上部、僧帽筋下部、前鋸筋である。それぞれの筋の作用を理解することが重要です。

選択肢別解説

1
不正解

広背筋は肩関節伸展や内転に作用する筋であり、肩甲骨の上方回旋には作用しないため、この選択肢は誤りです。

2
正解

前鋸筋は肩甲骨外転や上方回旋に作用する筋であり、肩甲骨の上方回旋に作用するため、この選択肢は正解です。

3
不正解

菱形筋は肩甲骨挙上、内転、下方回旋に作用する筋であり、肩甲骨の上方回旋には作用しないため、この選択肢は誤りです。

4
不正解

肩甲下筋は肩関節水平屈曲や内旋に作用する筋であり、肩甲骨の上方回旋には作用しないため、この選択肢は誤りです。

5
不正解

肩甲挙筋は肩甲骨挙上に作用する筋であり、肩甲骨の上方回旋には作用しないため、この選択肢は誤りです。

72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第57回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋はどれか。2つ選べ。  
1
足の長指屈筋
2
後脛骨筋
3
膝窩筋
4
足底筋
5
腓腹筋

解説

膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋は、足底筋と腓腹筋です。これらは二関節筋であり、膝関節と足関節の両方に作用します。

選択肢別解説

1
不正解

足の長指屈筋は単関節筋であり、脛骨後面の中央1/3から起始し、第2-5末節骨底に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。

2
不正解

後脛骨筋は単関節筋であり、脛骨、腓骨、下腿骨間膜から起始し、舟状骨、3楔状骨、第2-4中足骨底に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。

3
不正解

膝窩筋は単関節筋であり、大腿骨外側顆から起始し、脛骨上部後面に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。

4
正解

足底筋は二関節筋であり、大腿骨膝窩面から起始し、踵骨背側面に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用するため、正解です。

5
正解

腓腹筋は二関節筋であり、内側頭は大腿骨内側上顆、外側頭は大腿骨外側上顆から起始しアキレス腱となり踵骨隆起に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用するため、正解です。

73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第57回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会、足の外科学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。  
1
股屈曲 ── 下腿中央線
2
股内旋 ── 大腿骨
3
股外転 ── 大腿中央線
4
膝屈曲 ── 脛 骨
5
足底屈 ── 第1中足骨

解説

関節可動域測定法では、運動方向と移動軸の組み合わせが重要である。2022年4月に改正された基準によると、正しい組み合わせは股外転と大腿中央線である。

選択肢別解説

1
不正解

股屈曲の移動軸は大腿骨であり、下腿中央線ではない。下腿中央線の運動方向は股関節外旋、内旋である。

2
不正解

股内旋の移動軸は下腿中央線であり、大腿骨ではない。大腿骨の運動方向は股関節屈曲、伸展である。

3
正解

股外転の移動軸は大腿中央線であり、正しい組み合わせである。

4
不正解

膝屈曲の移動軸は腓骨であり、脛骨ではない。脛骨の運動方向は存在しない。

5
不正解

足底屈の移動軸は足底面であり、第1中足骨ではない。第1中足骨は第1趾(母趾)の屈曲・伸展の基本軸である。2022年4月の改訂前は第5中足骨が移動軸であったが、改訂後は足底面となった。

74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第57回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
正常歩行について正しいのはどれか。  
1
足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
2
股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
3
膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
4
一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
5
高齢者では歩行比が大きくなる。
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69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午前
重要度:重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
エネルギー代謝率の計算式で正しいのはどれか。  
1
内的仕事量 ÷ 全仕事量
2
労作代謝量 ÷ 基礎代謝量
3
基礎代謝量 ÷ 基準体表面積
4
労作代謝量 ÷ 安静時代謝量
5
基礎代謝実測値 ÷ 基礎代謝基準値

解説

エネルギー代謝率は労作時の代謝量とその時間内の基礎代謝量との比であり、労働の強度を示す指標である。正しい計算式は労作代謝量 ÷ 基礎代謝量である。

選択肢別解説

1
不正解

内的仕事量 ÷ 全仕事量は内的仕事率の公式であり、エネルギー代謝率の計算式ではない。

2
正解

労作代謝量 ÷ 基礎代謝量はエネルギー代謝率の計算式であり、正しい選択肢である。これにより労働の強度を示すことができる。

3
不正解

基礎代謝量 ÷ 基準体表面積は、体表面積当たりの基礎代謝基準値の公式であり、エネルギー代謝率の計算式ではない。

4
不正解

労作代謝量 ÷ 安静時代謝量は、代謝当量(METs)の公式であり、エネルギー代謝率の計算式ではない。

5
不正解

基礎代謝実測値 ÷ 基礎代謝基準値は、基準体重の算出式であり、エネルギー代謝率の計算式ではない。

71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午前
重要度:重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのはどれか。  
1
顎舌骨筋
2
顎二腹筋
3
茎突舌骨筋
4
甲状舌骨筋
5
オトガイ舌骨筋

解説

嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのは甲状舌骨筋です。それぞれの筋肉は異なる作用を持っており、舌骨の位置や動きを調節する役割があります。

選択肢別解説

1
不正解

顎舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、嚥下や話すときに舌骨や口腔の底および舌を引き上げる作用があります。

2
不正解

顎二腹筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を引き上げたり固定したりする作用があります。舌骨が固定されているときは下顎骨を引き上げる作用もあります。

3
不正解

茎突舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を後上方に引く作用があります。

4
正解

甲状舌骨筋は舌骨下降作用があり、嚥下反射時に活動する筋の中で正しい選択肢です。

5
不正解

オトガイ舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を前上方に引く作用があります。

72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午前
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 運動学
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか。  
1
仙骨後面
2
肩峰を通る床への垂直線
3
両側の上後腸骨棘を結ぶ線
4
ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線
5
第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線

解説

関節可動域測定法における胸腰部回旋の基本軸は、両側の上後腸骨棘を結ぶ線である。

選択肢別解説

1
不正解

仙骨後面は、胸腰部屈曲・伸展の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。

2
不正解

肩峰を通る床への垂直線は、肩関節屈曲・伸展、外転・内転の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。

3
正解

両側の上後腸骨棘を結ぶ線は、胸腰部回旋の基本軸であり、正しい選択肢である。

4
不正解

ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線は、胸腰部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。

5
不正解

第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線は、頸部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。

73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午前
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
上肢の筋と作用の組合せで正しいのはどれか。  
1
上腕二頭筋―――肩関節外旋
2
上腕三頭筋―――肩関節内旋
3
腕橈骨筋――――前腕回内
4
円回内筋――――肘関節伸展
5
上腕筋―――――前腕回外

解説

この問題では、上肢の筋とその作用の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。筋肉の名前と作用を正確に理解することが重要です。

選択肢別解説

1
不正解

上腕二頭筋は肘関節屈曲、前腕回外、肩関節屈曲の作用がありますが、肩関節外旋の作用はありません。従って、この選択肢は正しくありません。

2
不正解

上腕三頭筋は肘関節伸展、肩関節伸展の作用がありますが、肩関節内旋の作用はありません。従って、この選択肢は正しくありません。

3
正解

腕橈骨筋は肘関節屈曲、前腕回内・回外の作用があります。この選択肢は正しい組み合わせです。

4
不正解

円回内筋は前腕回内、肘関節屈曲の作用がありますが、肘関節伸展の作用はありません。従って、この選択肢は正しくありません。

5
不正解

上腕筋は肘関節屈曲の作用がありますが、前腕回外の作用はありません。従って、この選択肢は正しくありません。

74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午前
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 運動学
運動学習におけるパフォーマンスの知識はどれか。  
1
フィギュアスケートの得点
2
投球のストライク判定
3
50 m平泳ぎのタイム
4
サッカーのゴール数
5
宙返りの空中姿勢

解説

運動学習において、パフォーマンスの知識は運動終了後に与えられる動き(運動学的)に関する情報であり、内在的フィードバックや外在的フィードバックの一部である。選択肢の中でパフォーマンスの知識に該当するのは宙返りの空中姿勢である。

選択肢別解説

1
不正解

フィギュアスケートの得点は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。

2
不正解

投球のストライク判定は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。

3
不正解

50 m平泳ぎのタイムは、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。

4
不正解

サッカーのゴール数は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。

5
正解

宙返りの空中姿勢は、運動終了後に与えられる動き(運動学的)に関する情報であり、運動学習におけるパフォーマンスの知識に該当するため、正しい選択肢です。

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70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午後
重要度:重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
肩関節外転150°の時の肩甲上腕関節外転角度で正しいのはどれか。  
1
40°
2
60°
3
80°
4
100°
5
120°

解説

肩関節外転150°の時の肩甲上腕関節外転角度は100°である。肩関節外転角度と肩甲上腕関節外転角度は異なるが、関連性がある。

選択肢別解説

1
不正解

肩甲上腕関節外転角度40°は、肩関節外転60°の時であるため、肩関節外転150°の時ではない。

2
不正解

肩甲上腕関節外転角度60°は、肩関節外転90°の時であるため、肩関節外転150°の時ではない。

3
不正解

肩甲上腕関節外転角度80°は、肩関節外転120°の時であるため、肩関節外転150°の時ではない。

4
正解

肩甲上腕関節外転角度100°は、肩関節外転150°の時であるため、正しい答えである。

5
不正解

肩甲上腕関節外転角度120°は、肩関節外転180°の時であるため、肩関節外転150°の時ではない。

71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午後
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
右下腿の外側面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。 
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1
足の底屈
2
足の背屈
3
足の内がえし
4
足の外がえし
5
第2~5指の伸展
72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
筋と股関節への作用との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
腸腰筋 ── 外 旋
2
小殿筋 ── 内 転
3
梨状筋 ── 外 転
4
大腿方形筋 ── 屈 曲
5
恥骨筋 ── 伸 展

解説

この問題では、筋と股関節への作用が正しく組み合わされている選択肢を2つ選ぶ必要があります。筋肉の作用を理解することで、正しい筋肉と股関節への作用の組み合わせを選ぶことができます。

選択肢別解説

1
正解

腸腰筋は股関節屈曲と外旋に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。

2
不正解

小殿筋は股関節外転と外転位を伴う股関節内旋に作用する筋肉であり、選択肢2の内転は間違いです。

3
正解

梨状筋は股関節外旋と外転に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。

4
不正解

大腿方形筋は股関節外旋と内転に作用する筋肉であり、選択肢4の屈曲は間違いです。

5
不正解

恥骨筋は股関節屈曲、内転、外旋に作用する筋肉であり、選択肢5の伸展は間違いです。

73
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第56回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。  
1
上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
2
腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
3
胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
4
頭板状筋は同側回旋に働く。
5
中斜角筋は対側回旋に働く。

解説

脊椎の回旋運動は、頸椎、胸椎、腰椎の各部位で可動域が異なり、筋肉の働きによって回旋方向も異なる。この問題では、それぞれの選択肢における脊椎の回旋運動と筋肉の働きについて正しいものを選ぶ。

選択肢別解説

1
不正解

選択肢1は間違いです。上位頸椎の環軸関節では、回旋運動の可動域が最大となり、下位頸椎よりも可動域が大きい。

2
不正解

選択肢2は間違いです。腰椎の回旋は5〜15°の可動域であり、胸椎の回旋は30〜35°の可動域であるため、胸椎に比べて腰椎の可動域は小さい。

3
不正解

選択肢3は間違いです。胸鎖乳突筋は対側回旋に働く。他の作用として頸部屈曲、同側側屈がある。

4
正解

選択肢4は正しいです。頭板状筋は同側回旋に働く。他の作用として頸部伸展、同側側屈がある。

5
不正解

選択肢5は間違いです。中斜角筋は同側側屈に働く。他の作用として頸部屈曲、第1肋骨挙上がある。

69
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午前
重要度:最重要
科目:
大分類: 運動学
肩甲上腕関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  
1
屈曲―棘下筋
2
伸展―棘上筋
3
内転―広背筋
4
外転―上腕三頭筋
5
内旋―烏口腕筋
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70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午前
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
手の内在筋プラス肢位の組合せで正しいのはどれか。  
1
MP関節屈曲 ― PIP関節伸展 ― DIP関節屈曲
2
MP関節伸展 ― PIP関節屈曲 ― DIP関節屈曲
3
MP関節屈曲 ― PIP関節伸展 ― DIP関節伸展
4
MP関節伸展 ― PIP関節屈曲 ― DIP関節伸展
5
MP関節屈曲 ― PIP関節屈曲 ― DIP関節伸展

解説

手の内在筋プラス肢位は、骨間筋と虫様筋の緊張が相対的に高い状態で、MP関節屈曲、PIP関節伸展、DIP関節伸展位となります。これは指伸筋の損傷や麻痺、関節リウマチ、テタニーなどの症状で見られます。

選択肢別解説

1
不正解

この選択肢は、MP関節屈曲、PIP関節伸展、DIP関節屈曲となっており、DIP関節が屈曲しているため、正しい内在筋プラス肢位ではありません。

2
不正解

この選択肢は、MP関節伸展、PIP関節屈曲、DIP関節屈曲となっており、内在筋劣位の手(intrinsic minus hand)の状態を示しています。これは正しい内在筋プラス肢位ではありません。

3
正解

この選択肢は、MP関節屈曲、PIP関節伸展、DIP関節伸展となっており、正しい内在筋プラス肢位を示しています。これは指伸筋の損傷や麻痺、関節リウマチ、テタニーなどの症状で見られる状態です。

4
不正解

この選択肢は、MP関節伸展、PIP関節屈曲、DIP関節伸展となっており、MP関節が伸展しているため、正しい内在筋プラス肢位ではありません。

5
不正解

この選択肢は、MP関節屈曲、PIP関節屈曲、DIP関節伸展となっており、PIP関節が屈曲しているため、正しい内在筋プラス肢位ではありません。

71
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午前
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
膝関節屈曲に作用する筋はどれか。  
1
外閉鎖筋
2
大内転筋
3
恥骨筋
4
長内転筋
5
薄筋

解説

膝関節屈曲に作用する筋は薄筋である。薄筋は股関節内転に作用するほか、補助的に股関節屈曲と伸展、膝関節屈曲と下腿内旋にも作用する。

選択肢別解説

1
不正解

外閉鎖筋は正しくない。外閉鎖筋は股関節外旋と内転に作用するが、膝関節屈曲には作用しない。

2
不正解

大内転筋は正しくない。大内転筋は股関節内転に作用するほか、補助的に伸展にも作用するが、膝関節屈曲には作用しない。

3
不正解

恥骨筋は正しくない。恥骨筋は股関節屈曲と内転に作用するほか、補助的に外旋にも作用するが、膝関節屈曲には作用しない。

4
不正解

長内転筋は正しくない。長内転筋は股関節内転に作用するほか、補助的に屈曲と外旋にも作用するが、膝関節屈曲には作用しない。

5
正解

薄筋は正しい。薄筋は股関節内転に作用するほか、補助的に股関節屈曲と伸展、膝関節屈曲と下腿内旋にも作用する。

72
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午前
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
快適歩行から速度を速めた際の変化で正しいのはどれか。  
1
歩幅は減少する。
2
重心の上下動は減少する。
3
立脚相の時間は減少する。
4
股関節の屈曲角度は減少する。
5
体幹の水平面内回旋運動は減少する。

解説

快適歩行から速度を速めた際の変化について問う問題です。正しい選択肢は立脚相の時間が減少することです。

選択肢別解説

1
不正解

歩幅は、片方の踵が接地して、次に反対側の踵が接地するまでの距離であり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、歩幅は拡大するため、この選択肢は間違いです。

2
不正解

重心の上下動は、歩行速度が速くなると増加するため、この選択肢は間違いです。

3
正解

快適歩行から歩行速度を速めると、歩行周期における立脚相と同時定着時期の占める比率は減少し、遊脚相の比率が増加するため、この選択肢が正しいです。

4
不正解

快適歩行から歩行速度を速めると、歩幅が増大し、歩幅増大により股関節の屈曲角度が増大するため、この選択肢は間違いです。

5
不正解

自然歩行の際、体幹上部と下部は逆方向の回旋運動となり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、回旋運動が増加するため、この選択肢は間違いです。

74
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午前
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 運動学
運動学習における結果の知識〈KR〉が与えられるのはどれか。  
1
フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導する。
2
投げた球がストライクかどうかを教える。
3
ボーリングのスコアの付け方を教える。
4
バレーボールのルールを教える。
5
平泳ぎの手の使い方を教える。

解説

運動学習における結果の知識(KR)は、運動の結果に関する情報を与えるものである。この問題では、選択肢2がKRに該当する。

選択肢別解説

1
不正解

フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導するのは、運動の動作方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。

2
正解

投げた球がストライクかどうかを教えるのは、運動の結果に関する情報であり、結果の知識(KR)である。この情報をもとに選手は自分の投球技術を改善することができる。

3
不正解

ボーリングのスコアの付け方を教えるのは、運動の結果の記載方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。

4
不正解

バレーボールのルールを教えるのは、運動競技の規則の教示であり、結果の知識(KR)ではない。

5
不正解

平泳ぎの手の使い方を教えるのは、運動の動作方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。

70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第55回 午後
重要度:最重要 解説あり
科目:
大分類: 運動学
前腕回内の作用をもつのはどれか。2つ選べ。  
1
上腕筋
2
腕橈骨筋
3
上腕二頭筋
4
上腕三頭筋
5
橈側手根屈筋

解説

前腕回内の作用を持つ筋肉は腕橈骨筋(選択肢2)と橈側手根屈筋(選択肢5)である。これらの筋肉は、肘関節屈曲のほかに前腕回内の動作にも作用する。

選択肢別解説

1
不正解

上腕筋は肘関節屈曲に作用するが、前腕回内の作用は持っていないため、正解ではない。

2
正解

腕橈骨筋は肘関節屈曲に作用するほか、補助的に前腕回内(前腕回外位での回内)にも作用するため、正解である。

3
不正解

上腕二頭筋は肘関節屈曲に作用するほか、補助的に前腕回外にも作用するが、前腕回内の作用は持っていないため、正解ではない。

4
不正解

上腕三頭筋は肘関節伸展に作用するが、前腕回内の作用は持っていないため、正解ではない。

5
正解

橈側手根屈筋は肘関節屈曲に作用するほか、補助的に前腕回内にも作用するため、正解である。

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