理学療法士問題表示
理学療法士国家試験
運動学


解説
膝関節屈曲運動の制限に関与するのは大腿後面と下腿後面の接触である。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
選択肢別解説
斜膝窩靱帯の緊張は、膝関節伸展と外旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
前十字靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
大腿後面と下腿後面の接触は、膝関節屈曲運動の制限に関与する。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
膝関節完全伸展位から屈曲初期時に大腿骨の転がり運動が出現するが、これは正常な動きであり制限に関与しない。
内側側副靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
解説
遠心性収縮は筋が伸張されながら収縮する現象で、重力方向の関係で身体の様々な部分で起こります。この問題では、遠心性収縮が生じる運動を2つ選ぶ必要があります。
選択肢別解説
頭上に手を挙げる運動は肩関節屈曲であり、三角筋前部線維の求心性収縮の運動であるため、遠心性収縮ではありません。
懸垂で体を下ろす運動は肘関節伸展であり、上腕二頭筋の遠心性収縮の運動であるため、正解です。
腕立て伏せで肘を伸ばす運動は肘関節伸展であり、上腕三頭筋の求心性収縮の運動であるため、遠心性収縮ではありません。
椅子から立ち上がる運動は膝関節伸展であり、大腿四頭筋の求心性収縮の運動であるため、遠心性収縮ではありません。
しゃがみ込む運動は足関節背屈であり、ヒラメ筋の遠心性収縮の運動であるため、正解です。
解説
1分間に80歩歩いて、1歩あたりの歩幅が45 cmの場合、1分間に歩行する距離は36 mとなります。これを秒速に変換すると、0.6 m/秒となります。
選択肢別解説
0.4 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は30 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
0.5 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は37.5 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
0.6 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は45 cmとなり、問題文で指定されている条件に一致します。そのため、この選択肢が正解です。
0.7 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は52.5 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。
0.8 m/秒の場合、歩行率80歩/分であると歩幅は60 cmとなりますが、問題文では歩幅が45 cmと指定されているため、この選択肢は正しくありません。