体液について誤っているのはどれか。
1: 体液は成人男性で体重の約40%である。
2: 体液の約2/3は細胞内にある。
3: 体液量(比率)は加齢とともに減少する。
4: 細胞内液にはK+が多い。
5: 体液はpH7.4付近に維持されている。
細胞内小器官と機能との組合せで誤っているのはどれか。
1: リボゾーム -- タンパク質の合成
2: ライソゾーム -- 分泌物の合成と貯蔵
3: ミトコンドリア -- ATPの合成供給
4: 中心小体 -- 細胞分裂の補助
5: 核 -- 遺伝情報の保存と伝達
37℃での血清浸透圧濃度が300mOsm/Lであるとき、この血清の浸透圧(気圧:atm)はどれか。ただし、気体定数は0.082L・atm・K-1・mol-1である。
1: 0.076
2: 0.76
3: 7.6
4: 76
5: 760
正しいのはどれか。
1: 仰臥位で睡眠中のエネルギー消費量を基礎代謝量とよぶ。
2: 食事摂取後にはエネルギー代謝が低下する。
3: 甲状腺機能充進症では基礎代謝量が減少する。
4: 体表面積当たりの基礎代謝量は1~3歳で最高値を示す。
5: 交感神経の興奮によりエネルギー代謝は減少する。
ニューロンについて誤っているのはどれか。
1: 静止膜電位は約-200mVである。
2: 活動電位の伝播は「全か無の法則」に従う。
3: 活動電位の発生にはカリウムイオンが関係する。
4: ナトリウムイオン濃度は細胞内より細胞外のほうが高い。
5: シナプス後細胞に発生する電位をシナプス後電位とよぶ。
細胞内で分泌物質の合成と貯蔵をおこなう小器官はどれか。
1: ゴルジ装置
2: リボゾーム
3: ミトコンドリア
4: ライソゾーム
5: 中心(小)体
遺伝子について誤っているのはどれか。
1: DNAは一般に二重らせん構造である。
2: 細胞分裂の際にDNAが複製される。
3: DNAの遺伝情報からmRNAが作られることを転写という。
4: RNAは細胞核内と細胞質の両方にある。
5: DNAの塩基は5種類である。
代謝について正しいのはどれか。
1: 睡眠時のエネルギー消費量を基礎代謝量とよぶ。
2: 食事を摂取した後には代謝が低下する。
3: 基礎代謝に対する寄与が最も高い臓器は腎臓である。
4: 1gあたりの熱量は、三大栄養素のうち脂質が最大である。
5: 体表面積あたりの基礎代謝量は16~20歳で最高値を示す。
ヒトの細胞について誤っているのはどれか。
1: 細胞膜は細胞質を包み込む。
2: ミトコンドリアでエネルギーが産生される。
3: 小胞体はATP合成の場である。
4: ライソゾームは不要物質の消化分解を行う。
5: 細胞核の中には遺伝情報であるDNAが格納されている。
代謝について誤っているのはどれか。
1: 安静仰臥位覚醒時のエネルギー消費量を基礎代謝量とよぶ。
2: 体表面積あたりの基礎代謝量は18歳頃最高値となる。
3: 体表面積あたりの基礎代謝量は同一年齢の女性より男性の方が大きい。
4: 甲状腺機能亢進症では基礎代謝量が増加する。
5: 食事摂取後にはエネルギー代謝が増加する。
妊婦および胎児について正しいのはどれか。
1: 酸素飽和度は臍帯静脈血より臍帯動脈血のほうが高い。
2: 妊娠末期の胎児心拍数はおよそ80~100/分である。
3: 妊婦の血中ヘモグロビン値は妊娠前より妊娠末期に上昇する。
4: 妊婦の心拍出量は妊娠前より妊娠末期に減少する。
5: 胎児の肺においてガス交換は行われない。
エネルギ一代謝について正しいのはどれか。
1: 安静座位で覚醒中のエネルギー消費量を基礎代謝量とよぶ。
2: 食事摂取により代謝量は減少する。
3: 体表面積当たりの基礎代謝量は1~3歳で最高値を示す。
4: 甲状腺機能亢進症では基礎代謝量が減少する。
5: 成人の基礎代謝量は約500kcal/日(2100kJ/日)である。
ニューロンの膜電位について誤っているのはどれか。
1: 活動電位の発生にはカリウムイオンが関係する。
2: 活動電位の発生は「全か無かの法則」に従う。
3: 静止膜電位は約-80mVである。
4: ナトリウムイオン濃度は細胞内が細胞外より高い。
5: シナプス後部細胞膜に発生する電位をシナプス後電位と呼ぶ。
10%の食塩水の浸透圧濃度はおよそ何Osm/lか。ただし、塩化ナトリウムの分子量は58.5とする。
1: 3.4
2: 5.9
3: 117
4: 300
5: 340
基礎代謝について正しいのはどれか。
1: 睡眠中のエネルギー消費量を基礎代謝量とよぶ。
2: 女性では男性より体表面積当たりの基礎代謝量が高値である。
3: 体表面積当たりの基礎代謝量は17~18歳で最高値を示す。
5: 基礎代謝量は炭酸ガス排出量から計測する。
健常人の血液について正しいのはどれか。
a: 非ニュートン流体である。
b: 血漿はニュートン流体である。
c: ヘマトクリットが減少すると粘度は低下する。
d: 粘度は生理食塩液と等しい。
e: 粘度は温度に関わらず一定である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
動脈血pH7.32、PCO2 23mmHg、HCO3- 12mEq/lの患者の酸・塩基平衡で正しいのはどれか。
1: 呼吸性アシドーシス
2: 呼吸性アルカローシス
3: 代謝性アシドーシス
4: 代謝性アルカローシス
5: 呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスの共存
健常成人において正しいのはどれか。
a: 二酸化炭素産生量は2000ml/分
b: 解剖学的シャントは心拍出量の2~4%
c: 残気率は10%
d: 混合静脈血酸素分圧は46mmHg
e: 終末呼気二酸化炭素分圧は36mmHg
代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。
b: 幽門狭窄症で発生する。
c: 重炭酸濃度は低下する。
d: カリウムは細胞内から細胞外に出る。
e: カルシウムイオン濃度は低下する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
a: ヒトの総水分量は体重の約60%である。
b: カリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
c: 細胞内のpHは組胞外より高い。
d: ナトリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
e: リンは血漿より組胞内に多く分布する。
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