内径1cm程の塩化ビニール製チューブを垂直面でU字形に曲げ、その中央部に抗凝固剤を加えた血液を入れる(図(a)。チューブの両端を閉じて、左右の血液面の高さの差を約20cmつけた所(図(b))でチューブ両端を同時に開放する。チューブ内血液の運動について正しいのはどれか。
1: 最初の振動でチューブの一端から血液がこぼれる。
2: 振動の振幅は時間とともに減少する。
3: 振動の周期は次第に長くなる。
4: 発振現象を起こす。
5: 直ちに静止する。
機械要素について正しいのはどれか。
a: ボルトとナットとの間の摩擦角がリード角より小さいとき、ネジは自然には緩まない。
b: スラスト軸受は荷重を半径方向に受ける軸受である。
c: ころがり軸受は潤滑剤を必要としない。
d: ウォームギアは回転を直角方向に伝達できる。
e: .モジュールとは歯車の歯の大きさを表す量である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
熱機関の効率ηを表す正しい式はどれか。ただし、Q1:高熱源からの熱の吸収量、Q2:低熱源への熱の放出量とする。
1: η=Q1/Q2
2: η=Q2/Q1
3: η=(Q1-Q2)/Q1
4: η=(Q1-Q2)/Q2
5: η=Q1/(Q1-Q2)
30℃、1気圧の空気中における音速(m/s)として正しいのはどれか。
1: 約250
2: 約350
3: 約450
4: 約850
5: 約1500
粘性率$1×10^{-3}Pa・s$の粘性流体が内径1cmのまっすぐな円筒管内を流速10cm/sで流れている。これと相似な流れはどれか。ただし、流体の密度はすべて等しいとする。
1: 粘性率$1×10^{-3}Pa・s$,管内径2cm,流速20cm/s
2: 粘性率$1×10^{-3}Pa・s$,管内径0.5cm,流速5cm/s
3: 粘性率$2×10^{-3}Pa・s$,管内径0.5cm,流速10cm/s
4: 粘性率$2×10^{-3}Pa・s$,管内径1cm,流速20cm/s
5: 粘性率$2×10^{-3}Pa・s$,管内径2cm,流速20cm/s
一定の応力を受けた状態で材料が時間の経過とともにゆっくりとひずみを増す現象はどれか。
1: 弾性変形
2: 塑性変形
3: 延性変形
4: 粘性変形
5: クリープ
正しいのはどれか。
a: 外力により物体内部に生じる単位面積当たりの力を応力という。
b: 外力により生じた長さの変化量を変形前の長さで割った値をひずみという。
c: 太さが一様な丸棒にかかる応力をその結果生じるひずみで割った値をポアソン比という。
d: 弾性係数は単位の応力を与えるひずみである。
e: 切り欠けのある材料が外力に対して破壊しやすいのは応力集中を生じるためである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
ニュートンの運動の法則はどれか。
a: 作用と反作用とは同じ作用線上にあり、その大きさは等しく方向は互いに反対である。
b: 地球上の全ての物体には重力加速度が作用する。
c: 物体に働く2つの力で大きさが等しく平行で向きが異なるのは、物体に回転を与える偶力である。
d: 物体に外部から力が働けば加速度を生じその大きさは力の大きさに比例し、方向は力の方向に一致する。
e: 外部から力が働かない限り物体は静止または等速直線運動を続ける。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
機械要素について誤っているのはどれか。
1: 外部からの衝撃や機械的振動はねじのゆるみの原因となる。
2: ボルトの引っ張り強さは同じ材質の同じ外径を持つ丸棒と同じである。
3: ラジアル軸受とは軸半径方向の荷重を受ける転がり軸受である。
4: 歯車にはねじれの位置にある2軸間でも回転運動を伝えるものがある。
5: モジュールが等しい歯車は必ず組み合わせることができる。