生体計測装置学の過去問


ME2第39回午前:第5問

血圧について誤っているのはどれか。

1: 測定部位は心臓の高さに一致させる。

2: 一般に寒冷で血圧は上昇する。

3: 収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。

4: 収縮期血圧は上腕よりも下腿のほうが低い。

5: 吸気時に収縮期血圧は低下する。

ME2第38回午後:第45問

観血式血圧モニタの表示値が非観血式血圧計の測定値と異なる場合、点検する項目で適切ではないのはどれか。

1: 大気開放バルブの高さ

2: ゼロ点

3: カテーテルの振動による共振現象の有無

4: カテーテル内の凝血の有無

5: モニタの波形表示スケール

ME2第38回午後:第40問

熱希釈心拍出量測定で誤っているのはどれか。

1: 注入量は右心室に放出する。

2: カテーテル先端は肺動脈に留置する。

3: 注入液に約0℃の5%ブドウ糖液を使用する。

4: 注入量は一気に注入する。

5: 同じカテーテルでも注入量が変わればカテーテル係数を変更する。

ME2第38回午後:第37問

筋電計について誤っているのはどれか。

1: 筋電図の振幅は数百mV程度である。

2: 導出する針電極の針には白金線が入っている。

3: 神経伝導速度は近位と遠位の2点の誘発電位波形から得る。

4: 電気刺激はアイソレーションして出力する。

5: 電気刺激の最大出力電圧は約300Vである。

ME2第38回午後:第34問

超音波診断検査の実施方法として誤っているのはどれか。

1: 消化器検査では消化管を拡張させる発泡剤を服用する。

2: 子宮を経腹走査する場合は膀胱を充満させておく。

3: 婦人科検診では朝食をとっても良い。

4: 胆石像の確認は体位変換によって像の位置が変化するかを調べる。

5: 血管造影剤としてマイクロバブルを使用する。

ME2第38回午後:第33問

心電計を点検した。正常でないのはどれか。

1: 入力インピーダンス(電極間):10MΩ

2: 周波数特性:0.05~150Hz(-3dB)

3: 標準紙送り速さ:25mm/s

4: 最小検知電圧:50μVpp(50μVp-v)

5: 入力換算雑音:30μVpp(30μVp-v)

ME2第38回午後:第31問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1: 単極誘導では耳垂を基準としている。

2: 10Hzの低域遮断フィルタを使用する。

3: ディジタル式ではリモンタージュ機能がある。

4: 記録する場合は紙送り速さ30mm/sで行う。

5: 脳死判定では電極接触抵抗は2kΩ以下が望ましい。

ME2第38回午後:第30問

心電図テレメータについて誤っているのはどれか。

1: 送信機を装着した患者が他の病棟に行くことを禁止する。

2: 電池電圧低下の表示が出ていたらすぐに電池を交換する。

3: 電極を装着する前に皮膚をアルコール綿で拭く。

4: 病棟階が違っていても同一チャネルの送信機は使用しない。

5: 電極を装着する前に送信機の電源を入れる。

ME2第38回午後:第18問

放射線治療においてRI(radio isotope)を使用するのはどれか。

1: X線照射装置

2: 電子線照射装置

3: 重粒子線照射装置

4: ガンマナイフ

5: 強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy:IMRT)

ME2第38回午後:第16問

内視鏡について誤っているのはどれか。

1: 緑色の狭帯域光を用いると血管像を強調できる。

2: 電子内視鏡の先端部はアングルを変えることができる。

3: カプセル内視鏡では光源にLEDが使われる。

4: 電子内視鏡では撮像素子にCCDやCMOSセンサが使われる。

5: 電子内視鏡では受光用にイメージガイドファイバが使われる。

ME2第38回午後:第13問

血液ガス測定について正しいのはどれか。

1: pHメータはガラス電極を使用する。

2: PO2電極はシリコンO2透過膜を使用する。

3: PCO2電極は酸化・還元反応を使用する。

4: 経皮的PO2電極は冷却して使用する。

5: PCO2電極はクラーク電極と呼ばれる。

ME2第38回午後:第10問

脳波計について誤っているのはどれか。

1: 標準感度:10μV/mm

2: 許容内部雑音(最大):10μVpp

3: 誘導法:10/20法

4: 同相除去比(推奨):100dB以上

5: 2つの入力端間の入力インピーダンス:10MΩ以上

ME2第38回午後:第8問

カプノメータについて誤っているのはどれか。

1: 呼気終末二酸化炭素分圧が表示される。

2: 二酸化炭素による赤外線の吸収を利用している。

3: 呼吸回路が外れたときの応答はパルスオキシメータより速い。

4: 血中の二酸化炭素分圧を測定する。

5: メインストリーム型とサイドストリーム型がある。

ME2第38回午前:第57問

X線CTについて正しいのはどれか。

1: MRIよりも軟部組織の描出に優れている。

2: 造影剤を用いずに血管像を描出できる。

3: 撮影時に放射線同位元素(RI)が必要である。

4: マルチスライスCTにより冠動脈の3D表示ができる。

5: 石灰化は描出できない。

ME2第38回午前:第55問

生体情報を測定するのに生体外から生体にエネルギーを加える必要がないのはどれか。

1: MRI装置

2: X線CT装置

3: NIRS(Near Infrared Spectroscopy)装置

4: 脳磁図計

5: 超音波診断装置

ME2第38回午前:第53問

パルスオキシメータが利用している光学特性はどれか。

1: 脂肪組織での屈折

2: 組織界面での反射

3: 筋肉組織での吸収

4: 血漿での散乱

5: 血球での吸収

ME2第38回午前:第52問

SPECT(Single Photon Emission Tomography)で誤っているのはどれか。

1: ガンマカメラを回転させながら撮像する。

2: 陽電子放出核種を用いる。

3: ラジオアイソトープを体内に投与する。

4: 脳血管障害の早期発見に有効である。

5: 画像再構成により断層像を得る。

ME2第38回午前:第51問

超音波トランジットタイム血流計測について正しいのはどれか。

1: 非観血的に測定する。

2: 経食道下で測定する。

3: ドプラ効果を利用する。

4: 2個の振動子を用いて測定する。

5: 血流速の変化による音響インピーダンスの変化を利用する。

ME2第38回午前:第50問

頸動脈超音波検査で誤っているのはどれか。

1: 3.5MHzのリニアプローブを用いる。

2: 内頚動脈などの血管径の計測ができる。

3: 超音波ドプラ法では血流速度が得られる。

4: カラードプラ法では血流方向の検出ができる。

5: 組織ハーモニックイメージングは高調波を用いる。

ME2第38回午前:第47問

睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられないのはどれか。

1: 脳 波

2: 筋電図

3: 心音図

4: 動脈血酸素飽和度

5: 鼻または口における気流波形