医用機械工学の過去問


国試第21回午後:第77問

周波数1MHzの超音波が生体軟部組織を進行するときのおよその波長はどれか。

1: 0.015mm

2: 0.15mm

3: 1.5mm

4: 15mm

5: 150mm

国試第21回午後:第76問

血液の流れについて正しいのはどれか。

a: 細動脈では赤血球が中央に集まる。

b: 非ニュートン性は血球成分によって引き起こされる。

c: ずり速度が遅くなると粘性率は減少する。

d: 血管が細くて流速が小さいときはニュートン流体になる。

e: ヘマトクリット値が下がると粘性率は上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第75問

ベッド上の患者の中心静脈圧(CVP)を、ベッドとは別の専用台に取り付けてあるマノメ-タで測定したところ10cmH2Oであった。ベッドを10cm高くするとCVPの測定値は何cmH2Oになるか。

1: -20

2: -10

3: 0

4: 10

5: 20

国試第21回午後:第74問

図のように断面積が半分になる流路がある。断面Aから断面Bに流れるときAと比較したBでの流速と静圧で正しいのはどれか。

21PM74-0

1: 流速は遅く、静圧は高くなる。

2: 流速は遅く、静圧は低くなる。

3: 流速は速く、静圧は高くなる。

4: 流速は速く、静圧は低くなる。

5: 流速は早くなり、静圧は変化しない。

国試第21回午後:第73問

円管内の流れについて正しいのはどれか。

1: 流線が交差する流れを層流という。

2: ハーゲン・ポワゼイユの式は乱流で成立する。

3: 乱流では流速分布が放物線状になる。

4: 流体の粘性率が高くなるとレイノルズ数は大きくなる。

5: レイノルズ数は無次元数である。

国試第21回午後:第72問

断面積50mm2、長さ2mの鋼線に5kNの引張り荷重を加えたとき1mm伸びた。鋼線のヤング率はどれか。

1: 5GPa

2: 20GPa

3: 50GPa

4: 200GPa

5: 500GPa

国試第21回午後:第71問

ステンレス鋼に張力を与えて破断するまでの応力ーひずみの関係について正しいのはどれか。

1: 応力を取り去れば変形が残らない最大限度を比例限度という。

2: ひずみが応力に比例して増加する最大限度を弾性限度という。

3: 降伏点より先では応力が増加するとひずみは著しく増大する。

4: 破壊点では張力が最大になる。

5: ひずみが最大となるときに応力は最大となる。

国試第21回午後:第70問

ばね定数kのバネと質量mの質点を組み合わせて、図のようなバネ・質点系を作った。固有振動数が最も高い系はどれか。

21PM70-0

国試第21回午後:第69問

高さ4.9mの位置から物体が落下するとき地面に到達するまでの時間はどれか。ただし、重力加速度は9.8m/s2 とし、空気抵抗は無視する。

1: 0.5s

2: 1.0s

3: 1.5s

4: 2.0s

5: 2.5s

国試第20回午後:第80問

正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: レイノルズ数は流れの慣性力と粘性力の比を表す無次元数である。

b: 健常人の血液粘性率は水の3~5倍である。

c: 粘性が流速に関係なく一定の場合は非ニュートン流体とよばれる。

d: 圧差一定の層流では、単位時間に流れる流体の体積は管半径の2乗に比例する。

e: ずり速度が増加すると血液粘性率は減少する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第79問

2sin(θ+π/3)と等しいのはどれか。ただし、sin(A+B)=sinAcosB+sinBcosAである。

1: $\sin{\theta}+\cos{\theta}$

2: $\sqrt3\sin{\theta}+\cos{\theta}$

3: $\sin{\theta}+\sqrt3\cos{\theta}$

4: $\sqrt2\sin{\theta}+\cos{\theta}$

5: $\ \sin{\theta}+\sqrt2\cos{\theta}$

国試第20回午後:第78問

ある容器に体積1Lの理想気体が圧力10 kPa 、温度27℃で閉じ込められている。温度を227℃まで上げて体積2Lにしたとき、容器内のおおよその圧力はどれか。(機械工学)

1: 0.42kPa

2: 0.83 kPa

3: 4.3kPa

4: 8.3kPa

5: 42kPa

国試第20回午後:第77問

420Wの仕事率を1秒当たりに換算した値はどれか。ただし、熱の仕事当量は4.2 J/cal とする。(機械工学)

1: 0.10kcal

2: 0.18kcal

3: 1.0 kcal

4: 1.8 kcal

5: 10kcal

国試第20回午後:第76問

超音波について正しいのはどれか。(機械工学)

a: 振動が20kHz以上の音波である。

b: 速度は波長と周期の積で表される。

c: 波長が長いほど直進性がよい。

d: 周波数が低くなると減衰が大きくなる。

e: 伝達距離に対して指数関数的に減衰する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第75問

円管内をニュートン流体が層流を保ちながら左から右に流れている。この場合の流速分布はどれか。(医用機械工学)

20PM75-0

国試第20回午後:第74問

10mmHgの圧力を水柱の高さに換算したおおよその値はどれか。(医用機械工学)

1: 0.136cm

2: 1.36cm

3: 13.6cm

4: 136cm

5: 1360cm

国試第20回午後:第73問

図のように鋼製丸棒に引張り荷重pをかけた。直径dを2倍にしたときの荷重方向の伸びは直径dのときの何倍か。(医用機械工学)

20PM73-0

1: $\frac{1}{4}$

2: $\frac{1}{2}$

3: 1

4: 2

5: 4

国試第20回午後:第72問

応力とひずみについて誤っているのはどれか。(医用機械工学)

1: 応力は単位面積当たりの力である。

2: ひずみは変形の害合を表すものである。

3: 荷重と同一の方向に現われるひずみを横ひずみという。

4: 縦方向と横方向のひずみの関係をポアソン比という。

5: ポアソン比は材料固有の値である。

国試第20回午後:第71問

質量mの物体を高さhだけ持ち上げるのに必要な仕事はどれか。ただし、重力加速度をgとする。(医用機械工学)

1: $\sqrt{2mgh}$

2: $2mgh$

3: $\frac{1}{2}2mgh^2$

4: $\frac{1}{2}2mgh$

5: $ mgh$

国試第20回午後:第70問

摩擦のある水平な台の上に質量mの物体を置き、水平方向に初期値が0で時間とともにゆっくりと増加する力fを加えたところ、f=f0のときに動き出した。正しいのはどれか。ただし、重力加速度をgとする。(医用機械工学)

1: 動摩擦係数は$\frac{f_0}{mg}$である。

2: 動摩擦係数は$\frac{mg}{f_0}$である。

3: 静止擦係数は$\frac{f_0}{mg}$である。

4: 静止擦係数は$\frac{mg}{f_0}である。

5: この実験からは静止摩擦係数は求められない。