医用電気電子工学の過去問


国試第2回午後:第7問

サンプリング(標本化)周波数が50kHzのA/D変換器がある。これを用いてA/D変換できる信号周波数帯域として正しいのはどれか。

1: 25kHz以下

2: 50kHz以下

3: 50kHz以上

4: 100kHz以下

5: 100kHz以上

国試第2回午後:第6問

ディジタル信号処理について正しいのはどれか。

a: 高速フーリエ変換(FFT)は原信号内の雑音成分を抑えるために行う。

b: N回加算平均を行うと雑音成分のみがN倍になる。

c: 画像の「階調」とは解像度(空間分解能)のことである。

d: アナログ画像を電子計算機に取り込むのにディジタイザが用いられる。

e: 画像処理の一つにサブトラクション法がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第4問

医療情報について誤っているのはどれか。

1: 患者基本情報には病歴情報も含まれる。

2: 継続した健康管理情報により個人の正常値が得られる。

3: へき地医療情報ではデータ通信網が大きな役割を果たす。

4: 医療情報を通信回線で送るためにMODEM(ModulatorDemodulator)が用いられる。

5: 救急医療情報は最適救急治療に役立つ。

国試第2回午後:第3問

電子計算機言語について誤っているのはどれか。

1: MUMPSは医療情報処理に適した言語である。

2: FORTRANやBASICは高級言語である。

3: アセンブリ言語はどのCPUにも共通した言語である。

4: LISPやPROLOGは人工知能向け言語である。

5: COBOLは事務処理に適した言語である。

国試第2回午後:第2問

電子計算機ハードウエアについて正しいのはどれか。

a: RAM(Random Access Memory)は主記憶装置に用いられる。

b: フロッピーディスクは磁気ディスクの一種である。

c: 固定ディスクはROM(ReOnly Memory)の一種である。

d: 磁気テープは中央処理装置(CPU)の一部である。

e: 補助記憶装置は主記憶装置への書き込み速度を高めるために用いられる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第1問

電子計算機の基本構成を示す図として正しいのはどれか。

2PM1-0 2PM1-1

国試第2回午前:第78問

図に示す回路において、抵抗Rに流れる電流を測定したい。内部抵抗5Ωの電流計を抵抗Rと直列に挿入して測定すると約何%の誤差が生じるか。ただし、Rの値はおよそ200Ωであり、計器は正確に校正されているものとする。

2AM78-0

1: 0

2: 0.01

3: 0.025

4: 0.1

5: 0.4

国試第2回午前:第77問

交流電圧を加えたとき電力を消費するのはどれか。

a: 抵抗

b: キャパシタンス

c: インダクタンス

d: 理想的な変圧器

e: 筋肉組織

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第75問

交流の電圧や電流の大きさを示すのに通常用いるのはどれか。

1: 瞬時値の平均値

2: 瞬時値の絶対値の平均値

3: 瞬時値の2乗の平均値

4: 瞬時値の2乗の平均値の平方根

5: 瞬時値の平均値の2乗

国試第1回午後:第27問

オプトエレクトロニクスについて正しいのはどれか。

a: ホトトランジスタを用いて光信号を電気信号に変えることができる。

b: 太陽電池を用いて光信号を電気信号に変えることができる。

c: 半導体レーザは大出力が出せるのでレーザメスなどに用いられる。

d: 位相のそろった光を発生するには発光ダイオードを用いればよい。

e: 光電子増倍管はアルゴンなどを封入した気体レーザの一種である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第26問

通信について正しいのはどれか。

a: 心電図波形で光を変調して、光ファイバで送ることができる。

b: 変調された信号から、もとの情報を取り出すには復調操作が必要である。

c: パルス符号変調(PCM)は狭い周波数帯域ですむが、一般に雑音に弱い。

d: 振幅変調(AM)は周波数帯域も狭く、雑音にも強いのでよく用いられる。

e: 非常に低い周波数成分をもつ情報を無線で送るのは、たとえ変調操作を行っても不可能である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第25問

論理演算について正しいのはどれか。

a: 0と1の論理積(AND)は1である。

b: 1と0の論理積(AND)は1である。

c: 0と0の論理和(OR)は0である。

d: 1と1の論理和(OR)は1である。

e: 0の否定(NOT)は0である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第24問

10進法の11を2進法で表現したとき、正しいのはどれか。

1: 1010

2: 1011

3: 1100

4: 1110

5: 1111

国試第1回午後:第23問

A/D変換について正しいのはどれか。

1: オーディオ信号をCRT(ブラウン管)にディスプレイする変換のこと。

2: 一定の時間間隔で信号を出力すること。

3: アナログ量をデジタル量に変換すること。

4: デジタル量をアナログ量に変換すること。

5: アナログ回路におけるインピーダンス変換のこと。

国試第1回午後:第22問

CMRR(同相弁別比)について正しいのはどれか。

a: 差動増幅器の性能を表すパラメータの一つである。

b: 心電計の初段のCMRRは小さい方がよい。

c: CMRRが大きいほど安定度が高く、発振しにくい。

d: 帯域幅と利得の積で定義される。

e: 差動入力に対する利得と同相入力に対する利得の比で定義される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第21問

負帰還増幅器の利点はどれか。

1: 大振幅出力が得られる。

2: 利得が大きい。

3: 消費電力が少ない。

4: 周波数特性が良い。

5: 発振しやすい。

国試第1回午後:第20問

演算増幅器について正しいのはどれか。

a: 通常は正帰還をかけることにより必要な増幅度を実現する。

b: 差動入力端子を有している。

c: コンデンサ、抵抗と組み合わせて積分回路、微分回路などが簡単につくれる。

d: 直流信号は増幅できない。

e: 本質的に増幅器であるから、インピーダンス変換回路はつくれない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第19問

電子回路による電気信号の増幅について正しいのはどれか。

1: ダイオードを用いると電気信号を増幅することができる。

2: 増幅器において信号電圧が増幅されているとき、出力信号電流は必ず入力信号電流より小さい。

3: 信号電圧も信号電流も出力が入力より大きくなるような増幅器をつくることができる。

4: 雑音を含む信号でも増幅すると、一般に、信号対雑音比が向上する。

5: 一般に、電圧増幅器は出力インピーダンスが大きい方が使いやすい。

国試第1回午後:第18問

1次コイルの巻数100回、2次コイルの巻数500回の変圧器について正しいのはどれか。

a: 2次側に実効値1.0Aの交流電流が流れているとき、1次側には実効値5.0Aの交流電流が流れている。

b: 1次側に100Vの直流電圧をかけると、2次側には500Vの直流電圧が発生する。

c: 2次側で500Wの電力を取り出しているとき、1次側には100Wの電力が入力されている。

d: 定格を超えた用い方をすると、巻線で異常な熱が発生することがある。

e: 定格を超えた用い方をすると、鉄心中で異常な熱が発生することがある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第17問

20Ωの抵抗に周波数50Hz、実効値100Vの正弦波交流電圧をかけたとき、正しいのはどれか。

a: 毎秒、約0.7kJの電気エネルギーが熱に変わる。

b: 電圧の最大値は約71Vである。

c: 電流の実効値は約7.1Aである。

d: 500Wの電力が消費される。

e: 電流の最大値は約7.1Aである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e