医用電気電子工学の過去問


国試第3回午後:第18問

一次コイルの巻数200回、二次コイルの巻数100回の変圧器について正しいのはどれか。

a: 一次側に実効値1.0Aの交流電流が流れているとき、二次側には実効値2.0Aの交流電流が流れている。

b: 一次側に100Vの交流電圧をかけると二次側には200Vの交流電圧が発生する。

c: 二次側で100Wの電力を取り出しているとき、一次側には200Wの電圧が入力されている。

d: 二次側に交流電源を接続して一次側に電熱器を接続しても電熱器に熱は発生しない。

e: どのような用い方をしても電力の増幅はできない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第17問

実効値100V、周波数50Hzの正弦波交流電源に接続されたときに500Wの電力を消費する電熱器がある。正しいのはどれか。

a: 抵抗は5Ωである。

b: 100Vの電池に接続すると約3.5Aの電流が流れる。

c: 50Vの電池に接続すると約250Wの電熱器となる。

d: 実効値2.5Aの交流電流を流すと約125Wの電熱器となる。

e: 実効値50Vの交流電源に接続すると流れる電流の実効値は約2.5Aである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第16問

抵抗R、容量C、インダクタンスLの3つの素子が並列に接続されている。この回路に交流電源を接続すると各素子にそれぞれ実効値1Aの電流が流れる。交流電源から流れ出ている電流の実効値(A)として正しいのはどれか。

1: 3

2: 2

3: 1.5

4: 1

5: 0.5

国試第3回午後:第15問

図の回路の入力電圧が実効値Vi、周波数fの正弦波であり、出力電圧の実効値がVoであるとき、入出力電圧の大きさの比Vo/Viの周波数による変化の概略として正しいのはどれか。 ただしfo=1/(2πRC)とする。

3PM15-0

国試第3回午後:第14問

図に示す回路で、長い間閉じられていたスィッチSを開いたとき、AB間の出力電圧波形として正しいのはどれか。

3PM14-0

国試第3回午後:第13問

シールド(遮蔽)について正しいのはどれか。

1: 超電導体は磁気シールド用材料としては不適当である。

2: 一般に電界よりも磁界のほうがシールドしやすい。

3: 磁気シールドは透磁率の小さい材料を用いるほど効果がある。

4: 低い周波数の電磁界は高い周波数のものよりもシールドしやすい。

5: 電磁シールドはうず電流を利用している。

国試第3回午後:第12問

磁気について正しいのはどれか。

a: 円形コイルに電流を流すと、コイル面内ではコイル面に垂直な磁界が発生する。

b: 直線電流のそばでは、これと平行に磁界が発生する。

c: 一様磁界中に棒磁石を磁界に対して斜めに置くと、磁石は力を受けない。

d: 2本の平行導線に逆方向に電流が流れていると、両者の間に力は働かない。

e: 磁界中を磁界の向きに走行する電子は力を受けない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第11問

極板面積1m2、極板間距離1mmの平行平板コンデンサAと極板面積2m2、極板間距離2mmの平行平板コンデンサBとがある。正しいのはどれか。

1: A、Bを同じ電圧に充電したとき、Bに蓄えられている電荷はAに蓄えられている電荷の4倍である。

2: A、Bが等量の電荷を蓄えているとき、Bの電圧はAの電圧の4倍である。

3: ある交流電圧をAにかけたときに流れる電流は、同じ交流電圧をBにかけたときの流れる電流に等しい。

4: ある交流電流をAに流したときに極板間に生じる電圧は、同じ交流電流をBに流したときに生じる電圧の2倍である。

5: Aの極板間に絶縁紙をはさむとAの静電容量はBの静電容量より小さくなる。

国試第3回午後:第10問

真空中に1Cの電荷Aと-2Cの電荷Bとが距離1m離れて存在する。正しいのはどれか。

a: AはBに反発される向きに力を受ける。

b: BはAに引きつけられる向きに力を受ける。

c: Aの電荷量を2倍にすればBの受ける力は2倍になる。

d: A、B間の距離を10cmにするとAの受ける力は10倍になる。

e: Bの受ける力の方向とAが受ける力の方向は互いに垂直である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第9問

アナログ生体信号を計算機に取り込んで処理し、その結果で他のME機器を制御するためのアナログ出力を出すシステムの構成として正しいのはどれか。

3PM9-0

国試第3回午後:第8問

不規則雑音を含む繰り返し信号を加算平均して、結果に含まれる不規則雑音の振り幅をもとの1/20以下にしたい。 最低何回の加算平均が必要か。

1: 20回

2: 40回

3: 200回

4: 400回

5: 800回

国試第3回午後:第7問

2Hz~2KHzの周波数成分を含む生体信号を処理できるシステムのサンプリング周波数の下限として正しいのはどれか。

1: 1 Hz

2: 2 Hz

3: 2kHz

4: 4kHz

5: 8kHz

国試第3回午後:第5問

正しいのはどれか。

1: 個人の健康時の検査値は疾病の早期発見には役立たない。

2: 検体検査情報は患者基本情報の一種である。

3: 情報伝達方式の全二重(full duplex)方式とは確認のために情報を2回送る方式である。

4: 転送速度の単位であるボーレイトとは1秒間に送るビット数のことである。

5: 救急医療情報は患者の生まれてからのすべての医療情報を含んでいなければならない。

国試第3回午後:第4問

人工知能について正しいのはどれか。

1: 人工知能は抗生物質の選択支援などにも利用される。

2: PrologやLISPは診断治療支援ソフトの一種である。

3: エキスパートシステムとは熟練したプログラマが作ったシステムをいう。

4: エキスパートシステム構築ツールはハードウェアの一種である。

5: シェルは知識データと推論ルールがある。

国試第3回午後:第3問

計算機ソフトウェアについて誤っているのはどれか。

1: 医療情報処理に適した言語にMUMPSがある。

2: FORTRANは高級言語の一種である。

3: COBOLはコンパイラ言語の一種である。

4: 手続き型言語にはPASCALがある。

5: アセンブリ言語は機械語ともいわれる。

国試第3回午後:第2問

計算機について正しいのはどれか。

1: ノイマン式計算機は並列処理方式の代表である。

2: MIPSやFLOPSはメモリ容量の単位である。

3: TSS方式では1台の計算機は一度に1人のユーザしか利用できない。

4: オンライン処理では計算機と対話形式で作業が行われる。

5: バッチ処理はリアルタイム処理方式の一種である。

国試第3回午後:第1問

ディジタルコンピュータについて誤っているのはどれか。

1: 通常、0と1の2値で数値を表す。

2: アナログ情報を扱うにはAD変換器で信号を変換して入力する必要がある。

3: 通常、ノイマン方式を基本としている。

4: CPUと入出力装置やメモリとの情報のやりとりを制御する基本ソフトウェアをOSと呼ぶ。

5: 高速メモリには半導体メモリより磁気メモリが使われることが多い。

国試第3回午前:第78問

生体用増幅器の性能として望ましいのはどれか。

1: 入力インピーダンスが小さい。

2: 同相弁別比が小さい。

3: 信号対雑音比(S/N)が小さい。

4: 入力換算雑音が小さい。

5: 電源電圧変動の影響が大きい。

国試第3回午前:第77問

図の回路で消費される正弦波交流電力を求めるため測定を行った。適切でないのはどれか。

3AM77-0

a: 抵抗値と抵抗の端子間電圧

b: 抵抗値と回路を流れる電流

c: 容量値と回路の全電圧

d: 抗の端子間電圧と回路の全電圧

e: 電流と回路の全電圧および両者の位相差

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第75問

図のいずれかの回路で、電流計および電圧計の指示値IおよびVから、R=V/Iによって抵抗の値Rを求めたい。抵抗の値がおおよそ下記であるとき、いずれの回路で測定しても誤差が1%以下なのはどれか。ただし電流計および電圧計の内部抵抗はおおよそ1Ω及び50kΩであり、いずれの計器も正確に校正されているものとする。

3AM75-0

1: 20Ω

2: 200Ω

3: 2kΩ

4: 20kΩ

5: 200kΩ