熱力学について誤っているのはどれか。
1: 熱力学では、熱はエネルギーの一種であると考える。
2: 熱量を加えると系の内部エネルギーは増加する。
3: 断熱変化では、熱の出入りがないので内部エネルギーは常に一定である。
4: 摩擦を伴う現象はすべて不可逆変化である。
5: 熱力学第二法則は、熱エネルギーを完全には仕事に変換できないことを意味する。
熱力学について正しいのはどれか。
a: 運動エネルギーをすべて熱に変換することはできない。
b: 熱は完全に仕事に変換することができる。
c: 熱が仕事に変換されるとき、エネルギー保存の法則は成り立たない。
d: 不可逆過程においても、エネルギー保存の法則が成り立つ。
e: 摩擦や熱伝導を伴う現象は不可逆変化である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
a: 熱力学第一法則は熱エネルギーを含むエネルギーの保存則である。
b: 熱力学第二法則は熱を完全に仕事に変換できることを意味している。
c: 不可逆変化では外部からエネルギーを加えてもはじめの状態には戻れない。
d: 気体の体積と圧力の積はエネルギーの単位をもつ。
e: 熱を仕事に変換する装置を熱機関という。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 熱力学では熱を力として扱う。
b: 熱は低温体から高温体に自ら移動できる。
c: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元をもつ。
d: 熱を完全に仕事に変換することはできない。
e: 熱機関とは蒸気機関のことである。
誤っているのはどれか。
1: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元を持つ。
2: 熱力学第一法則は熱エネルギーを含むエネルギーの保存則である。
3: 熱力学第二法則は熱を完全に仕事に変換できることを意味する。
4: 摩擦を伴う現象は不可逆変化となる。
5: 熱の一部を仕事にかえる装置を熱機関という。
a: 熱力学の第一法則とは広い意味でのエネルギー保存則である。
b: 熱力学の第二法則は、熱は完全に仕事に変換できることを意味している。
c: 熱は低温体から高温体へ自ら移動できる。
d: 物体が外圧に逆らって体積を増した場合内部エネルギーは増加する。
e: 摩擦を伴う現象はすべて不可逆変化となる。
力学的エネルギーと熱エネルギーとの和が一定である性質を表すのはどれか。
1: 断熱変化
2: 熱力学第一法則
3: 熱力学第二法則
4: 可逆変化
5: 内部エネルギーの変化
1: 熱伝導は固体にのみ認められる。
2: 体外循環における熱交換は主に熱対流による。
3: 熱対流は流体以外にも認められる。
4: 熱放射は電磁波の形で熱が伝わる。
5: 高温の物体ほど波長の長い電磁波を出す。
熱の移動について正しいのはどれか。
a: 伝導の大きさは物質によって異なる。
b: 真空中に置かれた物体内では伝導は起こらない。
c: 空気の対流は無重力状態でも起こる。
d: 黒いものがよく暖まるのは対流による。
e: 太陽光線に当たると暖かく感じるのは放射による。
熱機関について正しいのはどれか。
1: 熱エネルギーを発生させる機関。
2: 高熱源から吸収したエネルギーの全部を仕事に変える機関。
3: 高熱源から吸収したエネルギーの一部を仕事に変える機関。
4: 仕事をすべて熱に変える機関。
5: 仕事の一部が熱として消費されてしまう機関。
a: 熱は真空中を放射によって伝わる。
b: 空気は水より熱伝導率が大きい。
c: 液体中では対流による熱の移動はない。
d: 血流は体内で熱を移動させる。
e: 脂肪組織は筋組織より断熱効果が大きい。
1: 熱の伝わり方には熱伝導の他に熱対流と熱放射とがある。
2: 熱対流は固体だけに起きる現象である。
3: 熱放射では真空中でも熱が伝わる。
4: 熱放射では電磁波の形で熱が伝わる。
5: ヒトも熱放射の形で体温にみあった遠赤外線を出している。
a: 熱伝導はあらゆる種類の物質に認められる現象である。
b: 銀はダイヤモンドより熱伝導率が大きい。
c: ステンレスは銀より熱伝導率が大きい。
d: 熱対流は真空中でも認められる現象である。
e: 熱放射は電磁波の形で熱が移動する現象である。
b: 空気は水よりも熱伝導率が大きい。
d: 血液は体内で熱を移動させる。
e: 脂肪組織は筋組織よりも断熱効果が大きい。