第5回国試午前79問の類似問題

ME2第35回午前:第56問

脳波計の増幅器の入力インピーダンスを高くする理由は何か。

1: 検出信号の起電力が小さいため。

2: 直流を増幅するため。

3: 電極の接触インピーダンスが高いため。

4: 筋電図の混入を防ぐため。

5: 電極接触電圧による飽和を防ぐため。

ME2第32回午後:第24問

脳波計の時定数を0.3sから0.1sに切り替えたときの現象として正しいのはどれか。

1: α波の振幅が増加する。

2: δ波に比べθ波の振幅減少が大きくなる。

3: 混入していた心電図のR波の振幅が増加する。

4: ハム雑音の振幅が増加する。

5: 基線が動揺したときの戻りが速くなる。

国試第10回午前:第51問

電圧増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。

a: 入力信号の周波数に依存する。

b: センサのもつインピーダンスに対して充分低い必要がある。

c: 出力電圧と入力電圧との比である。

d: 単位にはデシベルを用いる。

e: 入力電圧と入力電流の波形からその位相特性がわかる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第54問

脳波計測について正しいのはどれか。

1: 脳波計の入力インピーダンスは約1kΩである。

2: シールドルームの目的は地磁気の遮断である。

3: 針電極は皿電極より電極インピーダンスが高い。

4: 電極のインピーダンスが高いと雑音を誘導しやすい。

5: 電極の頭皮上の配置を誤ると感電事故につながる。

国試第13回午前:第55問

誘発電位計について正しいのはどれか。

a: CMRR(同相除去比)は約40dBである。

b: 周波数帯域は0.1Hz~3kHzである。

c: 潜時とは刺激から誘発電位の発生までの時間である。

d: 加算平均法は刺激と同期しない生体信号を減少させる。

e: デルタ波は聴覚刺激によって誘発される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第55問

脳波計のフィルタについて正しいのはどれか。

a: 時定数0.3秒のとき低域遮断周波数は0.5Hzである。

b: 基線のゆるやかな動揺を除去するには時定数を0.1秒に下げる。

c: 時定数を0.3秒から0.1秒にするとβ波が抑制される。

d: 高域遮断フィルタを使用すると校正電圧曲線に棘が出現する。

e: 筋電図が混入するときには高域遮断フィルタによって除去する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午前:第55問

誤っているのはどれか。

1: 脳磁図は脳の神経細胞の電気的活動を示す。

2: 脳波計は100dB以上の増幅度が必要である。

3: 誘発脳波は外界からの刺激に対して脳波中に現れる反応である。

4: 脳波計の低域遮断の時定数は通常3秒以上である。

5: 脳磁図はSQID磁束計で測定する。

国試第4回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。

b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。

c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。

d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。

e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第55問

脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 脳波計の入カインピーダンスは10kΩ程度である。

2: 標準感度は50μV/5mmである。

3: 商用交流からの静電誘導は雑音の原因となる。

4: 移動平均法は筋電図の除去に利用される。

5: 導出電極は円板状皿電極が用いられる。

国試第28回午後:第27問

ディジタル脳波計について誤っているのはどれか。

1: 脳波導出にはシステムリファレンス電極が必要である。

2: 脳波記録終了後にモンタージュの変更ができる。

3: サンプリング間隔は100ms程度である。

4: 脳波記録終了後に表示感度の変更ができる。

5: 脳波記録終了後にフィルタ特性の変更ができる。

国試第4回午後:第23問

正しいのはどれか。

a: オーディオアンプは中間周波帯域の電力増幅器である。

b: 医用計測器に多く使用されている増幅器は差動増幅器である。

c: 抵抗とコンデンサ、又は抵抗とインダクタンスにより近似的な微積分回路をつくることができる。

d: 生体の皮膚インピーダンスを考慮すると生体信号増幅器の入力インピーダンスは低い方がよい。

e: NOR回路のみで任意の演算回路を構成することはできない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第26問

生体電気信号増幅器に求められる条件はどれか。

a: 入力インピーダンスが小さい。

b: 入力換算雑音が大きい。

c: 入力オフセット電圧が小さい。

d: 信号対雑音比が大きい。

e: 同相除去比が小さい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第21問

正しいのはどれか。

a: 差動増幅器では同相で入った雑音成分は打ち消されて出力に現れない。

b: 演算増幅器はきわめて利得が高いので発振しにくい。

c: 演算増幅器に負帰還をかけると利得をさらに上げることができる。

d: 生体電気計測用増幅器には入力インピーダンスの低い回路が多く用いられる。

e: 演算増幅器に負帰還をかけると一般に安定となる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第27問

生体電気計測用増幅器に差動増幅器を用いる主な目的はどれか。 

1: 入力インピーダンスを大きくする。 

2: 生体への電気的安全性を向上させる。 

3: 入力換算雜音を小さくする。 

4: 商用交流雑音を除去する。 

5: 大きな増幅度を得る。 

国試第26回午後:第26問

生体電気信号増幅器に求められる条件はどれか。

a: 入力インピーダンスが小さい。

b: 同相弁別比が小さい。

c: 入力オフセット電圧が大きい。

d: 入力換算雑音が小さい。

e: 温度ドリフトが小さい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第34回午前:第44問

生体電気現象計測用増幅器の入力インピーダンスが高い理由はどれか。

1: 外乱雑音を軽減するため

2: 周波数特性をよくするため

3: 増幅器雑音を少なくするため

4: 信号源インピーダンスが高いため

5: 増幅器のオフセット電圧を低くするため

ME2第28回午前:第35問

電圧増幅度が60dBの差動増幅器がある。2つの入力端子を結合して、実効値1Vの50Hzの正弦波信号を同相信号として入力したところ、実効値0.1Vの出力が得られた。この差動増幅器の同相弁別比は何dBか。

1: 0.1

2: 10

3: 40

4: 60

5: 80

国試第30回午後:第55問

図の回路について正しいのはどれか。ただし、A は理想演算増幅器とする。

30PM55-0

a: 遮断周波数は5Hzである。

b: 通過域の増幅度は20dBである。

c: 遮断周波数ではViとVoの位相差はゼロである。

d: 入カインピーダンスは10kΩである。

e: 直流は通過域に含まれる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第39回午後:第42問

心電計の点検について正しいのはどれか。

1: 記録器の紙送り速度を30mm/sで確認した。

2: 感度を5倍にして校正波形の振幅を確認した。

3: 低域遮断周波数が0.05Hz以下であることを確認した。

4: 高域遮断周波数が40Hzであることを確認した。

5: 標準感度が20mm/1mVであることを確認した。

ME2第29回午後:第6問

脳波計の補助出力端子に50μVの入力信号が1Vに増幅されて出力されるとき、増幅度は何dBか。ただし、log102=0.3とする。

1: 40

2: 46

3: 80

4: 86

5: 100