細胞外液について正しいのはどれか。
1: カリウムイオン濃度は約1mM(mmol/L)である。
2: pHが7.20であればアルカローシスであると判断できる。
3: 量は細胞内液の約2倍である。
4: 量が増大すると電解質コルチコイドの分泌が増す。
5: 浸透圧が上昇すると抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が増す。
生体の電気特性について誤っているのはどれか。
1: 骨格筋は大きな電気的異方性を示す。
2: 血液の導電率は肝臓の導電率よりも高い。
3: 周波数の増加とともに導電率は低下する。
4: 細胞膜の電気容量は1cm2あたり1μF程度である。
5: 周波数が高い電流ほど電気的感受性が低下する。
生体組織の受動的な電気特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内外液中のイオンが関係している。
2: 組織によって異なった値を示す。
3: 分散特性がある。
4: 薄い細胞膜は細胞が大きな静電容量をもつ主因である。
5: 周波数の増加に従い導電率は減少する。
生体電気と発生信号振幅の組合せで正しいのはどれか。
a: 心電図・・・・・・・・・・1~2mV
b: 脳 波・・・・・・・・・・0.05~0.1mV
c: 筋電図・・・・・・・・・100~150mV
d: 眼振図・・・・・・・・・1~5mV
e: 網膜電位・・・・・・・10~50mV
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
1: 血液の導電率は温度依存性がある。
2: 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。
3: b 分散は細胞の組織構造に依存する。
4: c 分散は水分子の緩和現象に起因する。
5: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。
神経細胞で誤っているのはどれか。
1: 樹状突起は情報伝達の入力部分である。
2: 軸索は情報伝達の出力部分である。
3: 不応期がある。
4: 膜が露出している部分を髄鞘という。
5: ランヴィエの絞輪があることで興奮伝搬速度が向上する。
生体組織や細胞の電気的特性について誤っているのはどれか。
1: 低周波での導電率は高周波での導電率より高い。
2: 血液の導電率は骨格筋の導電率より高い。
3: 低周波での誘電率は高周波での誘電率より高い。
4: 肝臓の誘電率は骨の誘電率より高い。
5: 細胞内液の導電率は細胞膜の導電率より高い。
1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。
2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。
3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。
4: α分散はイオンの集散に起因する。
5: β分散は約20GHzで生じる。
神経について正しいのはどれか。
a: ニューロンとは神経細胞体の総称である。
b: 軸索突起と細胞体の接合部をシナプスという。
c: シナプスにおける情報伝送を伝達という。
d: インパルスの振幅は1V程度である。
e: 自律神経は中枢神経系の一部である。
生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。
b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動する。
c: 皮膚が乾燥すると皮膚のインピーダンスは低下する。
d: 電極に電流を流さないと分極電圧が発生する。
e: 生体内部のインピーダンスは皮膚のインピーダンスより低い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
1: 低周波では誘電率が大きい。
2: 骨格筋は異方性が大きい。
3: 細胞膜は大きな電気容量をもつ。
5: β分散は約GHzで生じる。
組織インピーダンスの低周波領域(~1kHz)における特性で正しいのはどれか。
1: 細胞内液のリアクタンス成分が大きい。
2: 細胞膜のインピーダンスは小さい。
3: 等価回路は細胞外液の抵抗成分で近似できる。
4: 等価回路は細胞膜のキャパシタンス成分で近似できる。
5: 等価回路は細胞膜と細胞内液が並列に接続されている。
図に示す神経の活動電位波形で各部の呼び方が正しいのはどれか。
a: A:過分極電位
b: B:オーバーシュート
c: C:脱分極相
d: D:再分極相
e: E:静止膜電位相
生体の電気的な性質として誤っているのはどれか。
1: 導電率は周波数の増加とともに増加する。
2: 誘電率は周波数の増加とともに減少する。
3: 細胞内外液は脂肪組織と比較して導電率が大きい。
4: 細胞膜は細胞内外液と比べて導電率が極めて小さい。
5: γ分散は生体固有の組織構造による分散である。
a: 電極静止電位は小さい方がよい。
b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。
c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。
d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。
e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。
細胞内濃度が細胞外より高いイオンはどれか。
1: Na+
2: K+
3: Ca2+
4: Cl-
5: HCO3-
生体の電気特性について正しいのはどれか。
a: α分散は水分子の分極に起因する。
b: β分散は組織の構造に起因する。
c: 脂肪の導電率は筋肉よりも低い。
d: 骨格筋の異方性は弱い。
e: 有髄神経の髄鞘は高い導電性を示す。
体表電気計測について正しいのはどれか。
b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動することがある。
c: 皮膚が乾燥すると皮膚インピーダンスは低下する。
d: 電極に電流を流さないでおくと分極電圧が発生する。
e: 生体内部のインピーダンスは一般に皮膚のインピーダンスより低い。
末梢神経について誤っているのはどれか。
1: 太い神経ほど伝導速度は速い。
2: 電気刺激した部位から両方向に伝導する。
3: シナプスにおける興奮伝達は一方向性である。
4: 運動神経は有髄神経である。
5: 無髄神経では跳躍伝導が起こる。
生体組織の電気的性質として正しいのはどれか。
a: 生体の電気抵抗率は周波数に依存しない。
b: 細胞膜は直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。
c: 生体組織の中で骨は電気抵抗率が高い。
d: 生体組織の中で血液は電気抵抗率が高い。
e: 生体組織の中で脂肪は電気抵抗率が低い。
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