生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。
b: 電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。
c: 電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。
d: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
e: 電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
a: 無侵襲モニタリングが可能である。
b: 測定部位の厚みによる校正が必要である。
c: 動脈性の拍動はアーチファクトの原因となる。
d: 血液の光吸収特性を利用する。
e: 酸素飽和度が高いと赤色光の吸光度は低下する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
超音波ドプラ血流計について正しいのはどれか。
1: 血流がプローブに向かうと受信周波数は発信周波数より高くなる。
2: 連続波ドプラ法では特定部位の血流速を識別できる。
3: 周波数折り返し現象(エイリアシング)は血流速が小さいと起こる。
4: 最大計測深度はパルス繰り返し周波波数が高いほど深い。
5: パルスドプラ法では繰り返し周波数は5MHz以上である。
誤っているのはどれか。
1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。
2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。
3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。
4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。
5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。
電撃に対する人体の反応について誤っているのはどれか。
1: 電流の流出入部位によって異なる。
2: 最小感知電流の10~20倍の電流で行動の自由を失う。
3: 50kHz付近で最も感じやすい。
4: 1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。
5: 心室細動は最小感知電流より小さい電流によっても誘発される。
電撃閾値の周波数特性について正しいのはどれか。
1: 直流で閾値は最小である。
2: 商用交流付近で閾値は最大である。
3: 1kHz以上で閾値は周波数に比例して高くなる。
4: 体表から100Hz、10mAの電流で心室細動を誘発する。
5: 10kHzで感知できる電流の最小値は200mA程度である。
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
a: 観血的な測定器である。
b: 測定部を透過した光の強度が心拍動に同期して変化する現象を利用する。
c: 酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの光吸収スペクトルの相違を利用する。
d: 異常ヘモグロビン存在時には正確な測定ができない。
e: 動脈血酸素含有量を測定する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電流と人体反応の関係で正しいのはどれか。
1: マクロショックにおける心室細動誘発電流は最小感知電流の1000倍である。
2: 心臓カテーテルを通って心臓内に50μAの商用交流が流れると室細動を起こす。
3: 手足に貼った電極から5mA、60Hzの交流電流が流れると手足を動かせなくなる。
4: 直流電流には電気分解による生体組織損傷のリスクがある。
5: 100kHzにおける電撃閾値は50Hzの場合の2000倍である。
ペースメーカの出力波形を測定したい。ペースメーカとオシロスコープの接続方法で正しいのはどれか。
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