標準的な酸素解離曲線を考えたとき、呼吸不全と診断する 動脈血酸素飽和度の基準はどれか。
1: 90%以下
2: 80%以下
3: 70%以下
4: 60%以下
5: 50%以下
麻酔器の構成要素でないのはどれか。
1: 呼吸バッグ
2: シャットオフバルブ
3: 炭酸ガス吸収装置
4: 酸素フラッシュ
5: 気化器
人工呼吸器のウィーニングの条件はどれか。
a: 肝機能の改善
b: 酸・塩基平衡の改善
c: 循環動態の改善
d: 原疾患の改善
e: 副腎機能の改善
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工心肺使用中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。
1: 吸引ポンプの回転数上昇
2: 脱血不良による陰圧の発生
3: 熱交換器による過度の加温
4: 小口径カニューレによるジェット流形成
5: ヘパリン投与不足
機械的人工呼吸の開始基準(成人)について誤っているのはどれか。
a: PaO2 :70mmHg以下(空気呼吸時)
b: PaCO2 :55mmHg以上
c: 肺活量 :15mL/kg以下
d: 1秒量 :10mL/kg以下
e: VD/VT(死腔換気率) :25%以上
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
麻酔器について誤っているのはどれか。
1: ガス供給部と呼吸回路部がある。
2: ソーダライムは二酸化炭素ガスを吸着すると色が変わる。
3: 気化器は揮発性麻酔剤の種類により異なる。
4: 酸素フラッシュ弁を開放すると呼吸バッグがしぼむ。
5: 閉鎖式では呼気が再利用される。
a: PaO2 : 70mmHg以下(空気呼吸時)
b: PaCO2 : 55mmHg以上
c: 肺活量 : 15mL/kg以下
d: 1秒量 : 10mL/kg以下
e: 呼吸数 : 20回/分以上
機械的人工換気の適応を判断するとき有用なのはどれか。
a: 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)
b: 胸部エックス線写真
c: 機能的残気量(FRC)
d: 死腔/1回換気量(VD/VT)
e: 1回換気量(VT)
人工呼吸の初期設定で正しい組合せはどれか。
a: I/E ― 1:2
b: 一回換気量 ― 20ml/kg
c: 回路内上限圧 ― 20cmH2O
d: PEEP ― 3~5cmH2O
e: フロートリガ感度 ― 2~3L/min
呼吸機能について誤っているのはどれか。
1: 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
2: 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
3: 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
4: 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
5: 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。
定常流方式(constant flow generator)による人工呼吸器で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: PCVに使用される。
b: アシストモード(assist mode)で使用できない。
c: 換気量はコンプライアンスに影響されない。
d: 換気量は気道抵抗こ影響されない。
e: 吸気相の気道内圧は一定である。
人工呼吸中にPEEP を増加させると、増加または上昇するのはどれか。
a: 吸入気酸素濃度
b: 平均気道内圧
c: 機能的残気量
d: 頭蓋内圧
e: 心拍出量
誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧は換気の指標である。
b: 呼気終末二酸化炭素分圧は動脈血二酸化炭素分圧に近似する。
c: 赤外線吸光法は呼気ガス中の二酸化炭素側定法の一つである。
d: サイドストリーム法では、毎分1~2Lの呼吸ガスがサンプリングされる。
e: 二酸化炭素呼出開始時点が呼気開始に一致する。
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