医用機器使用上の安全問題について誤っているのはどれか。
a: 電気的安全についてだけを考慮すればよい。
b: 電気による事故として電撃以外に過大エネルギーによる熱傷なども生じる。
c: 生命維持管理装置の使用に当たっては非常電源設備とその稼動体制が必要である。
d: 機器の信頼性低下などによる間接的な事故要因にも注意する。
e: 機器を多数使用する場合でも個々の機器の安全性や信頼性に注意すれば全体としての安全を保つことができる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。
a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。
b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。
c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。
d: 手に20mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。
e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
ME機器の保守点検で誤っているのはどれか。
1: 始業点検で最も重要なのは接地漏れ電流の測定および出力波形の観測である。
2: 終業点検では患者の状態に異常がないか確認した後、機器の基本的な作動点検を行い始業前の状態に戻す。
3: 故障点検ではまず取扱い上の誤りか、機器本体の故障かを判定する。
4: 使用中の故障点検は医師による患者の安全確保のもとに行う。
5: 点検はその内容によっては、他の機器の破壊や不良動作の原因になる。