人工心肺装置の使用目的はどれか。
a: 全身臓器・組織へのリンパ液潅流
b: 静脈血の酸素化
c: 静脈血からの炭酸ガスの排出
d: 開心術における患者の生命安全の維持
e: 静脈血からのアンモニアの除去
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
水処理システムにおける各装置とその目的との組合せで正しいのはどれか。(人工腎臓装置)
a: マイクロフィルタ(プレフィルタ) 懸濁粒子の除去
b: 軟水化装置 金属イオンの除去
c: 活性炭吸着装置 塩素の除去
d: 逆浸透水タンク 非金属イオンの除去
e: 紫外線殺菌灯 エンドトキシンの除去
人工心肺について正しいのはどれか。
a: 希釈体外循環は腎不全防止に効果がある。
b: 希釈体外循環の希釈率は10~20%が妥当である。
c: 加温時には脱血温と熱交換器内血液温との差を20~25°Cに保つ。
d: 体外循環中はアシドーシスに傾く。
e: $ \mathrm{S}{\overline{v}}_{O_2} $(混合静脈血酸素飽和度)70%を目標に灌流量を設定する。
人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。
1: 膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換
2: 送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
3: 脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖
4: 大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
5: 停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖
拍動型ポンプについて正しいのはどれか。
a: 装置を小型にすることができる。
b: 臓器・組織の血液循環がよい。
c: 無拍動に比べて太いカニューレを必要とする。
d: 長時間の体外循環に適している。
e: 流れが層流なので溶血が少ない。
人工心肺用遠心ポンプについて正しいのはどれか。
1: ポンプヘッドの外周側から血液を流入させる。
2: 流量計は不要である。
3: ベントポンプとして使用できる。
4: ポンプ出口を閉鎖してからポンプを停止させる。
5: 気泡を取り除くために回転体の軸周辺を強く叩く。
人工心肺装置を用いた体外循環が血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。(体外循環装置)
a: 血小板は変化しない。
b: リンパ球は減少する。
c: 凝固系が活性化される。
d: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。
e: ヘマトクリット値が上昇する。
人工心肺装置の貯血槽について誤っているのはどれか。
a: 成人用は250ml以下のものが用いられる。
b: 気泡除去のためのフィルタを有する。
c: ハードシェルタイプとソフトバッグタイプがある。
d: 薬液注入ポートを有する。
e: 不透明材料を用い血液面レベルを隠すようにする。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ソフトリザーバについて正しいのはどれか。(体外循環装置)
1: 槽内が空になると送血回路に空気を送る危険がある。
2: 貯血量を目盛りで正しく読み取れる。
3: 槽内は大気に開放されている。
4: 貯血槽を挟み込む幅で貯血量を調整できる。
5: 吸引補助脱血を行う際に使用する。
人工心肺を用いた体外循環中の安全管理で正しいのはどれか。
1: レベルセンサには磁気センサが用いられている。
2: レベルセンサはエアトラップ(バブルトラップ)に取り付ける。
3: フィルタのサイズは動脈フィルタの方がバブルトラップより目が細かい。
4: 閉鎖回路では気泡流入の可能性はない。
5: エアブロックとは送血回路が空気で満たされ送血が止まることをいう。
人工心肺中の操作で誤っているのはどれか。(生体機能代行装置学)
1: PaCO2は吹送ガス流量の増減で調整できる。
2: ACTを400秒以上に維持する。
3: 復温は送脱血温の温度較差を10°C以内にする。
4: 大動脈遮断解除時は一時的に送血量を増加させる。
5: 離脱開始時は最初に脱血量を減少させる。
人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 体温が低下するほど至適灌流量は増加する。
b: 血中インスリン濃度は上昇する。
c: 血液希釈によって酸素解離曲線は右方に偏位する。
d: 血中遊離ヘモグロビンが増加する。
e: 体温の低下によって血液粘ちょう度は上昇する。
人工心肺を用いる体外循環について誤っているのはどれか。
a: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。
b: 静脈血酸素飽和度を60%以下に保つ。
c: 血圧は50mmHg以下でよい。
d: 灌流量を手術前の値の約80%とする。
e: 末梢血管抵抗を手術前の値に保つ。
人工心肺における遠心ポンプについて正しいのはどれか。
a: 流量計は不要である。
b: 吸引ポンプに用いることができる。
c: ローラポンプに比べて血液損傷が少ない。
d: 回路閉塞時に回路破裂の心配がない。
e: 空気を送り込む心配がない。
適切でない組合せはどれか。
a: 心臓ペースメーカ・・・・・・心室、心房の電気刺激
b: 除細動器・・・・・・・・・・・・・大動脈バルーンパンピング法(IABP)
c: 冷凍手術・・・・・・・・・・・・・ハイパーサーミア
d: 低周波治療器・・・・・・・・・鎮痛作用
e: マイクロ波治療器・・・・・・含水組織の加温、凝固
PCPSの操作で正しいのはどれか。
1: 送血流量を増やすために血液ポンプの位置を下げた。
2: 人工肺からの血漿漏出が起きたので送血圧を下げた。
3: 血栓の形成を防ぐため送血流量を下げた。
4: PaO2が低いので体温を下げた。
5: PaCO2が高いので酸素混合ガスの流量を上げた。
高圧蒸気滅菌法を用いることのできるのはどれか。
1: 大動脈内バルーンカテーテル
2: ペースメーカ
3: 膜型人工肺
4: 鋼性持針器
5: 体外循環回路
人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。
b: 成人の体表面積あたりの灌流量は小児よりも多い。
c: 低体温によって末梢血管抵抗は低下する。
d: 心停止液にはCa2+を用いる。
e: プロタミンはヘパリン初期投与量の1~1.5倍を投与する。
正しい組合せはどれか。
a: 酸素分圧 ――- ポリプロピレン膜 ――― ポーラログラフィ
b: 血圧 ――――- カテーテル ――― ストレインゲージ
c: 心拍出量 ――- 造影剤 ―― インピーダンスプレチスモグラフィ
d: ヘマトクリッ ト -- ISFET ―――― バイオセンサ
e: 酵素活性 ――-蛍光 ――――― 分光光度計
人工心肺による低体温体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。
a: 空気塞栓症を予防する。
b: 血液の粘度を下げる。
c: 組織灌流を良好にする。
d: 使用血液量を節減する。
e: 生体の酸素需要を促進する。
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