生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。
1: 血漿は非圧縮性流体である。
2: 軟部組織は硬組織に比べヤング率が小さい。
3: 軟部組織のポアソン比はおよそ0.5である。
4: 大静脈でのレイノルズ数は上腕動脈でのレイノルズ数より小さい。
5: ヤング率が同じであれば、太い血管ほど脈波伝播速度は小さい。
最も放射線感受性の高い組織はどれか。(生体物性材料工学)
1: 骨
2: 皮 膚
3: 筋 肉
4: 脊 髄
5: 水晶体
比熱が最も小さいのはどれか。
1: 骨格筋
2: 血 管
3: 血 液
4: 肝 臓
5: 脂 肪
図において生体組織の比誘電率の周波数特性はどれか。
生体機構のモデル表現について誤っているのはどれか。
1: 細胞の電気的モデルでは、細胞膜は静電容量で、細胞内外液はインダクタンスと抵抗との並列結合で表されている。
2: 生体の電気現象において筋や神経細胞の活動電位は電源によって表される。
3: 生体組織の機械的特性は弾性要素と粘性要素との組合せで表される。
4: 循環系の機械的モデルでは、大動脈は主に弾性素子で、全末梢血管抵抗は抵抗素子で表される。
5: 生体の熱現象のモデルは産熱、熱輸送、体表からの熱放散の各機構で表される。
生体の磁気特性について正しいのはどれか。
1: へモグロビンは非磁性体である。
2: 心磁図は心筋の透磁率分布を表す。
3: 神経伝導の際に磁界が発生する。
4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。
5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。
生体の電気的特性で誤っている組合せはどれか。
1: 細胞膜 ---------------------- 静電容量
2: 無髄神経 -------------------- 跳躍伝導
3: 静止電位 -------------------- -90~-50mV
4: オーバーシュート -------------- 0~40mV
5: 再分極相 -------------------- 不応期
誤っているのはどれか。
1: 大動脈中の流れは常に層流である。
2: レイノルズ数が約2,000を超えると層流から乱流へ変わる。
3: パアズイユの流れでは、流量は管径、管長、両端での圧力差に依存する。
4: 生体組織は粘性と弾性をあわせもる。
5: 生体組織の伸びの弾性はヤング率で表される。
血液の検体計測について正しい組合せはどれか。
a: グルコース ――――――――------- 光電比色計
b: LDH ―――――――――---------- 紫外可視分光光度計
c: カリウムイオン ――――――-------- ポーラログラフ
d: へマトクリット ――――――--------- ISFET
e: pH――――――――――――------- クラーク電極
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の電気特性について誤っている組合せはどれか。
1: α分散 ――――― イオンの移動
2: β分散 ――――― 水分子の緩和現象
3: 能動性 ――――― 細胞の電気的興奮
4: 異方性 ――――― 組織の配列方向
5: 静止電位 ―――― 細胞内外のイオン濃度差
正しいのはどれか。
a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。
b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。
c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。
d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。
e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。
a: 皮膚は骨髄より放射線感受性が高い。
b: X線はα線より電離作用が強い。
c: X線はα線より到達深度が大きい。
d: 線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている。
e: 照射線量の単位はBq(ベクレル)である。
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