ある物質について腎のクリアランスを知るのに必要なのはどれか。
a: その物質の血漿中濃度
b: その物質の尿中濃度
c: 尿量
d: 腎血漿流量
e: 糸球体濾過量
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の治療で正しいのはどれか。
a: 透析時間の短縮
b: 食事中リン摂取量の増加
c: 副甲状腺摘除術
d: 活性型ビタミンD製剤投与
e: 低血流量透析
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: 腎性貧血は正球性正色素性である。
b: 総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能との和である。
c: 血清鉄の基準値は10~30μg/dlである。
d: 大量に出血すると血清鉄は上昇する。
e: ヘモグロビンには鉄が含まれている。
透析治療において二次性副甲状腺機能亢進症の発症に関係があるのはどれか。
a: 血清リン濃度の低下
b: 活性型ビタミッDの欠乏
c: 血清カルシウム濃度の低下
d: 抗利尿ホルモンの分泌抑制
e: 副甲状腺ホルモンの分泌抑制
慢性腎不全の維持血液浄化法として用いられるのはどれか。
1: 血漿交換
2: LDL吸着
3: 直接血液灌流
4: 免疫吸着
5: 血液濾過
健常人の腎臓について誤っているのはどれか。
a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。
b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。
c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。
d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。
e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。
長期透析患者にみられる合併症でないのはどれか。
1: 腎性貧血
2: アミロイドーシス
3: 二次性副甲状腺機能低下症
4: 活性型ビタミンD欠乏
5: 掻痒症
血液透析の治療自体で改善される病態はどれか。
a: 低栄養
b: 腎性貧血
c: 高カリウム血症
d: 代謝性アシドーシス
e: 二次性副甲状腺機能亢進症
長期透析患者に合併するのはどれか。
a: アルカローシス
b: 貧血
c: アミロイド沈着
d: アルミニユム沈着
e: 低リン血症
血液透析を下記の条件で施行した。血流量200mL/min透析液流量500mL/minただし、除水は無視できるものとする。このとき、動脈側尿素窒素濃度100 mg/dL静脈側尿素窒素濃度10 mg/dLであった。この透析器の尿素クリアランス[mL/min] はどれか。
1: 140
2: 160
3: 180
4: 200
5: 220
血清アルブミン値の低下を示すのはどれか。
a: 肝硬変
b: 慢性関節リウマチ
c: 間質性肺炎
d: 心筋梗塞
e: ネフローゼ症候群
病態と対策との組合せで正しいのはどれか。
a: うっ血性心不全 ――――――――― ECUM(体外限外濾過法)
b: アルミニウム蓄積症 ――― デスフェリオキサミン(デスフェラール)
c: 貧血 ―――――――――――――――――--― 高Na透析液
d: 二次性上皮小体(副甲状腺)機能亢進症 ――------― 重曹透析
e: 高K血症 ――――――――――――――-----― カルシトニン
血清と尿中クレアチニン値がそれぞれ、3.2mg/dl、54mg/dlで一日尿量が1280mlの患者クレアチニン・クリアランス(mg/min)はどれか。
1: 10
2: 15
3: 20
4: 25
5: 30
誤っているのはどれか。
1: 血清クレアチニン濃度は腎機能の指標の一つである。
2: 腎臓で分泌されるレニンは造血ホルモンである。
3: 腎臓はビタミンDを活性化させる。
4: 成人では1日約140Lの原尿が生成される。
5: 原尿の99%は尿細管で再吸収される。
肝硬変のときに検査値が上昇するのはどれか。
1: アルブミン
2: アンモニア
3: 凝固因子
4: 血小板
5: 尿 素
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