体表面電極を用いた生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 不分極電極にはぺーストは不要である。
b: 皮膚は乾燥するとインピーダンスが小さくなる。
c: 四肢誘導心電図の振幅は1mVを超えることがある。
d: 電極の静止電位は100mVを超えることがある。
e: 同相雑音を減らすには差動増幅器を用いるのが有効である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
図は漏れ電流測定用回路を示す。正しいのはどれか。
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬したものである。
b: 点線内の回路の低域遮断周波数は約15Hzである。
c: 精度10%以内の電圧計を使用する。
d: 測定値は電圧計の読みをR2で除した値をとる。
e: 電圧計の入力インピーダンスは1MΩ以上必要である。
生体計測用電極について誤っているのはどれか。
1: 電極面積が大きいほど電極インピーダンスは小さい。
2: 電極面積を小さくしても電極電位は変わらない。
3: 異種の金属電極の使用は電極電位の影響を増大させる。
4: 電極インピーダンスは周波数の増加とともに大きくなる。
5: 新品の再使用型金属電極はエージングを行う。
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬している。
筋電図計測について誤っているのはどれか。
1: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。
2: 表面筋電図の周波数帯域は針筋電図に比べ狭い。
3: 針筋電図の低域遮断フィルタの時定数は0.03sに設定する。
4: 運動単位(MU)の観察には針電極を使用する。
5: 単一筋線維電極には高入力インピーダンス増幅器を要する。
体表電気計測について正しいのはどれか。
a: 電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。
b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動することがある。
c: 皮膚が乾燥すると皮膚インピーダンスは低下する。
d: 電極に電流を流さないでおくと分極電圧が発生する。
e: 生体内部のインピーダンスは一般に皮膚のインピーダンスより低い。
心電計の入力インピーダンスを高くする理由として正しいのはどれか。
1: 大きな増幅度を必要とするため
2: 増幅度の安定化のため
3: 信号源インピーダンスが高いため
4: 低周波信号を計測するため
5: 筋電図の混入を防ぐため
心電計の時定数について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
a: 心電図の波形取り込み速度を表している。
b: 入力インピーダンスに比例する。
c: 入力電圧に対する過渡応答の特性を表している。
d: 増幅器の低域遮断周波数に反比例する。
e: 大きくすると高い周波数成分は減衰する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体用電極で正しいのはどれか。
1: 複数の電極を使用する場合には異種の金属電極を使用する。
2: 電極の面積が大きいほど電極インピーダンスは小さくなる。
3: 電極インピーダンスは周波数に比例して増加する。
4: 電極インピーダンスは電気化学反応とは無関係である。
5: 生体との接触面は金属でなければならない。
心電計で入力インピーダンスの大きな増幅器が用いられる理由はどれか。
1: 電極の分極電圧を低減する。
2: 電極接触インピーダンスの影響を低減する。
3: 増幅回路の消費電力を低減する。
4: 筋電図の混入を低減する。
5: 外装漏れ電流を低減する。
生体発生情報の計測時の雑音について正しいのはどれか。
a: 目的信号以外の生体電気は雑音とみなされる。
b: 差動増幅器は同相雑音を軽減することができる。
c: 商用交流雑音の除去には帯域除去フィルタが有効である。
d: 脳波測定のためのシールドルームのシールドは接地してはならない。
e: 周期的な信号をn回加算すれば不規則雑音を1/nにすることができる。
正しいのはどれか。
a: 生体電気信号の導出には単極誘導と双極誘導とがある。
b: 金属と電解質との接触面の静止電位は材質にかかわらず一定である。
c: 皮膚インピーダンスは抵抗と電気容量との直列回路で近似される。
d: ArAgCl電極は不分極電極として生体用電極に用いられる。
e: 電極接触インピーダンスは周波数依存性を示す。
シールドで正しいのはどれか。(医用電気電子工学)
1: 磁力線は抵抗体に囲まれた領域内へは入り込まない。
2: 透磁率が小さい材料ほど磁気シールド効果が大きい。
3: 時間的変化が遅い電界のシールドには導電率の小さい材料が適している。
4: 波長が短い電波のシールドには誘電率の小さい材料が適している。
5: 周波数が低い電波のシールドには導電率の大きい材料が適している。
a: 1cm2の細胞膜の抵抗は0.5~10kΩである。
b: 細胞内液、外液の抵抗率は20~300kΩ・cmである。
c: 体表筋電図の振幅は1~3Vである。
d: 頭皮脳波の振幅は1~300μVである。
e: 体表心電図の振幅は1~3mVである。
脳磁計について誤っているのはどれか。
1: ホール素子が用いられる。
2: センサの冷却に液化ヘリウムが用いられる。
3: SQUIDが用いられる。
4: 電流ダイポールの位置が推定できる。
5: 磁気シールド室が必要である。
心電計について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
1: 入力電圧は数μV~300μVである。
2: 周波数帯或はDC~Hz である。
3: 標準感度は10mm/mVである。
4: 標準の導出法として国際10/20法が用いられる。
5: 増幅器はCMRRの低いものが用いられる。
生体電気計測について正しいのはどれか。
b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動する。
c: 皮膚が乾燥すると皮膚のインピーダンスは低下する。
d: 電極に電流を流さないと分極電圧が発生する。
e: 生体内部のインピーダンスは皮膚のインピーダンスより低い。
生体電気現象計測用増幅器の入力インピーダンスが高い理由はどれか。
1: 外乱雑音を軽減するため
2: 周波数特性をよくするため
3: 増幅器雑音を少なくするため
4: 信号源インピーダンスが高いため
5: 増幅器のオフセット電圧を低くするため
雑音対策で正しいのはどれか。
a: 商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。
b: 接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。
c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。
d: 脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。
e: フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。
筋電計として適切でないのはどれか。(生体計測装置学)
1: 周波数帯減は5Hz~10kHzである。
2: 運動単位の測定には針電極を使う。
3: 同相除去比は100dB程度である。
4: 時定数は0.03秒である。
5: 入力インピーダンスは100kΩ程度である。
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