周術期の感染管理について正しいのはどれか。
1: 手術部位は周辺部から中心部に向かって消毒する。
2: 手術部位の皮膚消毒には0.1 %ポビドンヨードを用いる。
3: 手術部位はカミソリで剃毛する。
4: 大腸の手術後には経口抗生物質を併用する。
5: MRSA の消毒薬感受性は高い。
手術後感染の予防で正しいのはどれか。
a: 手術の妨げにならなければ除毛処置は行わない
b: 術中は低体温で管理する。
c: 手術創面への消毒薬の使用は有用である。
d: 長時間の手術は感染のリスクを高める。
e: 術前の栄養管理は有用である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
手術部位感染症の予防対策でないのはどれか。
1: 除毛をする場合は直前に行う。
2: 手術前日に入浴する。
3: 外来の時点で禁煙を勧める。
4: 術前入院期間を短縮する。
5: 術中は低体温を維持する。
消毒・滅菌について正しいのはどれか。(滅菌・消毒学)
a: 内視鏡には高圧蒸気滅菌が適している。
b: 酸化エチレンガス滅菌は約60分で完了する。
c: 紫外線は手術用手洗い水の殺菌に用いられる。
d: 放射線滅菌にはガンマ線を用いる。
e: 消毒用エタノールは細菌芽胞に有効である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: ハンドピースはオートクレーブで滅菌する。
b: ファイバ先端の汚れはアルコールガーゼで拭きとる。
c: 術者は使用レーザに適応した保護メガネを着用する。
d: 照射野からの拡散反射光も危険である。
e: 手術野からの煙霧の排除は医療ガス設備の吸引を用いる。
手術時の手洗いについて正しいのはどれか。
a: 基本の第一は水洗である。
b: 石けんを用いてブラッシング法で行う。
c: ベースン手洗いは24時間ごとに交換する。
d: 手の乾燥は温風式がよい。
e: 超音波手洗い装置には殺菌効果がある。
消毒について正しいのはどれか。
a: ヨードホルム(イソジン)は手術野の皮膚消毒に使われる。
b: エチルアルコールは70%で殺菌作用が最も強い。
c: 過酸化水素水は発生する水素気泡が殺菌力を示す。
d: ホウ酸は局所刺激作用が強い。
e: グルダールアルデヒドは胞子の殺菌に有効である。