第12回国試午前59問の類似問題

国試第13回午前:第61問

超音波ドップラー血流計について正しいのはどれか。

a: 血流方向がプローブに向かっているとき、受信周波数は発信周波数より低くなる。

b: 超音波ビームの照射方向が血流方向に対して垂直なとき、ドップラーシフトは観測されない。

c: 周波数折り返し現象は血流速度が速いほど起こりやすい。

d: パルス繰り返し周波数は10MHz以上である。

e: 最大計測深度はパルス繰り返し周波数が高いほど大きい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第10回午前:第59問

正しい組合せはどれか。

a: 超音波診断装置 ――――---------- 音響インピーダンス

b: エックス線CT ――――――-------- エックス線吸収

c: MRI ―――――――――――------- プロトン密度

d: ポジトロンCT ――――――--------- べータ線吸収

e: サーモグラフィ ―――――---------- 体表紫外線

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第30回午後:第5問

超音波探触子(プローブ)について誤っているのはどれか。

1: 圧電素子に高い電圧を加えるほどより高い周波数が生じる。

2: 球面波は点音源から送波される。

3: 音響レンズは生体に最も近い側に置かれる。

4: パルス幅が長くなると距離分解能は低下する。

5: 機械スキャン方式は可変フォーカスの動作が難しい。

国試第15回午前:第59問

血圧波形を計測できるのはどれか。

1: 聴診法

2: カフ振動法

3: 超音波法

4: 容積振動法

5: 容積補償法

国試第9回午後:第82問

正しいのはどれか。

a: 遠赤外光は組織をよく透過する。

b: 超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。

c: エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。

d: ガンマ線は組織で吸収されない。

e: マイクロ波は組織をほとんど透過しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第65問

超音波吸引器について誤っているのはどれか。

a: 超音波による振動で除去したい組織を乳化する。

b: 超音波による振動で除去したい組織を凝固する。

c: 振動による摩擦熱で血管はすべて凝固できる。

d: 主に肝臓の手術に用いられる。

e: 除去したい組織は生理食塩水とともに吸引される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。

b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。

c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。

d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。

e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午後:第82問

超音波のドップラー効果を利用するのはどれか。

a: 心腔内血流方向の描出

b: 尿管結石の破砕

c: 粥状動脈硬化の描出

d: 照射部位の加温

e: 肝静脈血流速度の描出

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第29問

超音波パルスドプラ血流計で正しいのはどれか。 

1: 血流方向と同じ向きに超音波ビームを当てたときは測定できない。 

2: 計測可能な最大血流速度はパルス繰り返し周波数に依存する。 

3: 超音波の送信と受信を別々の素子で行う必要がある。 

4: 超音波周波数が高いほど最大計測深度が深くなる。 

5: 距離分解能を持たない血流計測法である。 

ME2第32回午後:第26問

超音波診断検査の実施方法として誤っているのはどれか。

1: 子宮、卵巣を経腹走査で明瞭に描出するためには排尿直後に検査を行う。

2: 胆石像の確認は体位変換によって像の位置が変化するか否かを調べる。

3: 胆嚢機能検査は脂肪摂取前後の胆嚢の大きさの変化から判定する。

4: 運動負荷心エコー法では自転車エルゴメータを用いて仰臥位で行う。

5: 造影剤としてマイクロバブルを使用する。

ME2第28回午後:第19問

超音波ネブライザについて誤っているのはどれか。

1: 超音波の伝達には蒸留水が使用される。

2: 超音波の周波数は5~20MHz程度である。

3: ベンチュリー管の原理を利用している。

4: 噴霧粒子の径は数μm程度が主となる。

5: 噴霧粒子の発生量は超音波の強度で調節する。

ME2第34回午前:第54問

超音波診断装置について誤っているのはどれか。

1: 距離分解能は送信パルス幅が短いほど向上する。

2: 周波数が高いと到達深度が浅くなる。

3: 距離(深さ)の換算には約331+0.6t[m/s]の音速が用いられる(t[℃])。

4: 周波数は3~12MHz程度が用いられる。

5: パルスドプラ法では1つの探触子で送受信をを行う。

国試第26回午前:第32問

正しいのはどれか。

a: エックス線検査では人体を透過したエックス線を画像化する。

b: 超音波検査では体内から発生する音波をとらえる。

c: PETの検査では体外からγ線を照射する。

d: SPECTの検査では体内からのβ線をとらえる。

e: MRIの検査では人体に磁場を与える。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第65問

超音波治療器について誤っているのはどれか。

1: 機械的振動を応用した治療器である。

2: 1MHz程度の振動数が用いられることが多い。

3: 水晶またはセラミック振動子が用いられることが多い。

4: 温熱効果よりも麻痺作用を狙ったものが多い。

5: 回復不能の障害を生じる超音波のエネルギー密度は約0.1W/cm2である。

国試第21回午前:第73問

超音波吸引手術器について正しいのはどれか。

a: 5MHzの超音波振動を利用する。

b: 骨切削に多用する。

c: 先端は100~300μmの振幅で振動する。

d: 使用時には滅菌した生理食塩液が必要である。

e: 切開時の出血を熱凝固によって止血する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第76問

音波について正しいのはどれか。

a: 音源が観測者に近づくとき観測者に聞こえる音の周波数は低くなる。

b: 超音波とは10kHz以上の周波数の音波をいう。

c: 超音波は周波数が高いほど鋭い指向性を示す。

d: 強力な超音波が水中を伝わるときキャビテーションが発生する。

e: 超音波における圧力振幅とェネルギー密度との関係式は可聴音のときと異なる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第32回午前:第57問

超音波診断装置による血流計測に利用されている物理現象はどれか。

1: ホール効果

2: ぺルチェ効果

3: ジョセフソン効果

4: ドプラ効果

5: ジュール・トムソン効果

国試第7回午前:第85問

サーモグラフィについて正しいのはどれか。

1: 外部から赤外線を照射してその反射率を画像化する。

2: 検出器には超伝導を利用したSQUIDが使われる。

3: 着衣のままで検査ができる。

4: レイノー病による手足の血流障害の診断に利用されている。

5: 腎臓などの深部臓器の診断に有用である。

国試第30回午前:第29問

トランジットタイム型超音波血流計について正しいのはどれか。

a: ドプラ効果を利用する。

b: ゼロ点補正が不要である。

c: 体表面からの計測ができない。

d: 順・逆方向の伝播時間差を利用している。

e: 赤血球からの散乱波を利用する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午前:第61問

診断用MRIについて正しいのはどれか。(生体計測装置学)

1: 生体への放射線防護対策が必要である.

2: 生体組織に含まれている窒素原子の分布を画像化している。

3: 磁気共鳴現象を起こすためにマイクロ波を照射する。

4: 血管撮影には造影剤を必要とする。

5: 静磁場を発生させるために超伝導磁石が用いられている。