pH = 7.26、PaCO2 = 65mmHg、[HCO3?] = 28mEq/L である状態はどれか。
1: 代謝性アシドーシス
2: 呼吸性アルカローシス
3: 呼吸性アルカローシスと代謝性アシドーシスとの混合性酸塩基障害
4: 呼吸性アシドーシス
5: 代謝性アルカローシス
機械的陽圧換気について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 胸腔内圧は吸気時に上昇する。
b: 人工呼吸器の呼気弁は吸気時に開く。
c: 呼出を促進するため呼気時に陰圧を付加する。
d: 圧規定換気ではリークがあると吸気時間が短縮する。
e: 量規定換気ではリークがあると換気量が減少する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工呼吸器について誤っているのはどれか。
1: 呼気相の回路内圧は陽圧である。
2: NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)では気管挿管は不要である。
3: CPAPは自発呼吸のある患者では使用できない。
4: 気管挿管時は加温加湿が必要である。
5: コンプレッサ内蔵の機種でも酸素の供給が必要である。
人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。
1: 正常生体血液循環量の3.0L/min/m2と同量を維持する必要がある。
2: 常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。
3: 腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。
4: 体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。
5: 灌流圧は平均大動脈圧で100mmHgを下回らないことが重要である。
人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 従圧式では補助呼吸性能がよい。
b: 従圧式ではPEEPができる。
c: 従量式では回路に漏れがあっても換気量は保たれる。
d: 従量式では気道内圧をモニタする必要はない。
e: 従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。
人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。
b: 成人の体表面積あたりの灌流量は小児よりも多い。
c: 低体温によって末梢血管抵抗は低下する。
d: 心停止液にはCa2+を用いる。
e: プロタミンはヘパリン初期投与量の1~1.5倍を投与する。
人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか。
1: 血糖値が低下する。
2: 血小板数が減少する。
3: 体温の低下によって至適灌流量は低下する。
4: 体温の低下によって混合静脈血酸素飽和度は増加する。
5: アルファスタット法による管理では脳血流は減少する。
安静時の自発呼吸について正しいのはどれか。
a: 呼気時肺内圧は陽圧または平圧である。
b: 呼気時胸腔内圧は陰圧である。
c: 吸気時肺内圧は陽圧である。
d: 吸気時横隔膜は上方に移動する。
e: 吸気時胸腔内圧は陽圧である。
図は人工呼吸中の気道内圧波形である。正しいのはどれか。
1: 圧規定換気である。
2: 吸気終末休止をおいている。
3: ファイティングを認める。
4: PEEPがかかっている。
5: 吸気呼気相比は2:1である。
人工呼吸中、気道内圧下限アラームが鳴った。原因として考えられるのはどれか。
1: カフリーク
2: 低肺コンプライアンス
3: 気道抵抗増加
4: 人工鼻の目詰まり
5: ファイティング
人工呼吸器の定期点検項目でないのはどれか。
1: 流 量
2: 換気量
3: 吸気時間
4: 酸素濃度
5: 二酸化炭素濃度
人工呼吸の生体への影響について正しいのはどれか。
a: 眼圧の低下
b: 肺気量の減少
c: 心拍出量の減少
d: 尿量の減少
e: 胸腔内圧の低下
自発呼吸を維持する換気法はどれか。(人工呼吸療法)
a: 高頻度換気(HFV)
b: 間欠的強制換気(IMV)
c: 持続的気道陽圧(CPAP)
d: 圧支持換気(PSV)
e: 逆比換気(IRV)
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工呼吸について正しいのはどれか。
a: SIMV(同期式間欠的強制換気)では自発呼吸時に行われる。
b: SIMVはウィーニング時にも適用される。
c: PSV(プレッシャーサポート換気)により呼吸仕事量は減少する。
d: PSVでは吸気流速が漸増型波形となる。
e: EIP(吸気終末休止)は1呼吸サイクル時間の20%以上にする。
吸気呼気比逆転換気(IRV)について正しいのはどれか。
a: 生理的な人工換気である。
b: 肺胞の虚脱を起こす。
c: オートピープ(auto-PEEP)がみられる。
d: 急性呼吸促迫症候群(ARDS)に適応がある。
e: 肺水腫に適応がある。
CPAP(continuous positive airway pressure)の効果について正しいのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧(PaO2)の上昇
b: 死腔率の増加
c: 肺内シャントの増加
d: 機能的残気量の増加
e: 呼吸仕事量の軽減
気管吸引について正しいのはどれか。
a: 人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。
b: 人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。
c: 1 回の吸引操作で 10 秒以上の陰圧はかけない。
d: 重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。
e: 滅菌手袋を使用しなければならない。
人工呼吸器の量規定換気様式で設定できないのはどれか。
1: 換気量
2: 気道内圧
3: 換気回数
4: 吸入器酸素濃度
5: 吸気流速
量規定の人工呼吸器使用中に気道内圧下限アラームが鳴った。原因として考えられるのはどれか。
1: 自発呼吸とのファイティング
2: 気道内分泌物の貯留
3: 肺胸郭コンプライアンスの低下
4: 気管チューブのカフ圧低下
5: 呼気側フィルタの目詰まり
PCPSの送血側のPaCO2が異常高値のときの対応として正しいのはどれか。
1: 吹送ガスの酸素濃度を上げる。
2: 吹送ガスの酸素濃度を下げる。
3: 吹送ガス流量を増やす。
4: 吹送ガス流量を減らす。
5: 送血流量を上げる。
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