第10回国試午前83問の類似問題

ME2第35回午後:第53問

各種医用電気機器の漏れ電流を測定した。JIS T 0601-1:1999の許容値を超えているのはどれか。

1: 単一故障状態での接地漏れ電流(一般機器):0.7mA

2: 正常状態での外装漏れ電流:0.4mA

3: 単一故障状態でのB形患者漏れ電流Ⅰ:0.3mA

4: 患者漏れ電流Ⅱ:0.8mA

5: BF形患者漏れ電流Ⅲ:1.0mA

国試第15回午前:第85問

電気的安全性の測定について正しいのはどれか。

a: 漏れ電流測定用電圧計の入力インピーダンスは100kΩ以上であればよい。

b: 漏れ電流測定用電圧計の精度は誤差が10%以下であればよい。

c: 測定用電源ボックスを用いて電源導線1本の断線を模擬できる。

d: 漏れ電流の測定のためディジタルテスタを用いてもよい。

e: EPRシステムでは接地センターと金属物体間の電位差は20mV以下であればよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第32回午後:第42問

病院内の除細動器の点検を行った。業者に精密な点検を依頼すべき項目はどれか。

1: 50Ω負荷に放電した波形をオシロスコープで観測したらピーク値が最大で5.5kVであった。

2: 最大エネルギーに充電し、1分ほど放置したら自動的に内部放電した。

3: エネルギーを充電していないときに、通電電極部からの商用交流の漏れ電流が7μAであった。

4: 通電電極クリームが残り5回分しかなかった。

5: 台車のキャスタのベアリングがすり減って、移動するとき音がした。

国試第15回午前:第80問

正しいのはどれか。

a: B形装着部では患者回路を保護接地接続してよい。

b: B形装着部はいかなる場合でも心臓に直接使用できない。

c: BF形装着部を持つ機器の患者漏れ電流Iの許容値はB形より低い。

d: 耐除細動形装着部を持つ機器は除細動装置以外の高電圧にも安全が保たれる。

e: CF形はBF形より電気的に高い患者保護機能を備えている。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第33回午前:第26問

商用交流雑音の対策として誤っているのはどれか。

1: 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。

2: 測定器の接地端子と接地極を接地線で接続する。

3: ベッドと接地極を接地線で接続する。

4: 信号線はシールドを施したものを用いる。

5: 患者とベッド間のシールドマットを接地極に接続する。

国試第19回午前:第76問

臨床工学技士の業務について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

a: 正当な理由なしに業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。

b: 医用電気機器について行える業務はJISに規定されている。

c: 機器の保守点検は臨床工学技士以外は行えない。

d: 医用電気機器の漏れ電流試験には医師の書面による指示が必要である。

e: 医療施設の受電設備の保守は業務の範囲外である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午前:第85問

定格電流が10Aの医用電気機器の保護接地線の抵抗を測定する場合、測定部分間に流すべき電流値の下限はどれか。

1: 5A

2: 10A

3: 15A

4: 25A

5: 30A

国試第31回午後:第38問

非接地配線方式の絶縁監視装置の警報が鳴ったときに、考えられるのはどれか。

a: 地絡が発生した。

b: 接地分岐線が断線した。

c: 絶縁抵抗が100kΩ以上になった。

d: 負荷の消費電流の合計が20Aを超えた。

e: 多数のME機器が使用されていた。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第36回午後:第51問

漏れ電流について誤っているのはどれか。

1: 接地漏れ電流は人を介して接地線に流れる電流である。

2: 接地電流(外装漏れ電流)は操作者を介して大地に流れる電流である。

3: 患者漏れ電流にはF形装着部からME機器に流入し接地へ流れる電流もある。

4: 患者漏れ電流には信号入出力部に印加された外部電圧によって装着部から大地に流れる電流もある。

5: 患者漏れ電流にはME機器の装着部から患者を介して大地に流れる電流もある。

ME2第29回午後:第54問

JIS T 0601-1で規定されている単一故障として正しいのはどれか。

1: クラスⅠ機器の保護接地線断線時の接地漏れ電流

2: クラスⅡ機器の強化絶縁破壊時の外装漏れ電流

3: 保護接地線断線時のCF形装着部の患者漏れ電流Ⅱ

4: 永久設置形のクラスⅠ機器の保護接地線断線時の外装漏れ電流

5: F形装着部に電源電圧が乗ったときの患者漏れ電流Ⅲ

ME2第40回午後:第42問

最大定格電流10AのME機器の保護接地線のインピーダンスをJIS T 0601-1に基づいて測定する方法として誤っているのはどれか。

1: 15Aの電流を流して測定した。

2: 電圧降下法で測定した。

3: 無負荷時の電圧が6Vの電源を用いた。

4: 60Hzの交流電流を流して測定した。

5: 電流を10秒間流して測定した。

ME2第39回午後:第58問

非接地配線設備について誤っているのはどれか。

1: 漏電遮断器を設置する。

2: 絶縁変圧器を設置する。

3: マクロショック対策として有効である。

4: 絶縁監視装置の警報は表示値2mA以上で作動する。

5: 負荷の一線地絡時にも電源供給が維持される。

国試第16回午前:第76問

臨床工学技士による医用機器管理業務で適切でないのはどれか。

1: 電気メスの購入に当たって性能に関する医師の要望をメーカに伝えた。

2: 新規購入機器の操作法を手術室で指導した。

3: 心電図モニタの患者リード線が断線したので修理した。

4: 脳波検査室で脳波計を使用中に接地漏れ電流を測定した。

5: 患者から摘出した植込み式ペースメーカの出力電圧を測定した。

国試第14回午前:第80問

医用機器からの漏れ電流について正しいのはどれか。

a: 患者漏れ電流Iの単一故障状態の許容値は正常状態の2倍である。

b: 患者漏れ電流IIはBF形とCF形に規定されている。

c: 患者測定電流の直流の許容値はBF形とCF形で同じである。

d: 接地漏れ電流に関する単一故障状態は電源導線の断線だけである。

e: 接地漏れ電流の単一故障状態の許容値は正常状態の5倍である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第40問

図Aと図Bの図記号を持つ医療機器に共通するのはどれか。(医用機器安全管理学)

24AM40-0

a: 外装漏れ電流の単一故障状態での許容値

b: 患者測定電流(直流)の正常状態での許容値

c: 患者測定電流(交流)の単一故障状態での許容値

d: 患者漏れ電流IIIの許容値

e: 接地漏れ電流の正常状態での許容値

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第78問

各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

a: 商用交流1秒間通電による離脱限界電流は1mAである。

b: 高周波電流による眼障害限界は1W/cm2である。

c: 超音波による生殖細胞への安全限界は1W/cm2である。

d: 1kHzを超える漏れ電流の許容値は1kHzの倍数分だけ多い。

e: 患者装着部の熱傷安全限界は41°Cである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第68問

電気メスの使用法について正しいのはどれか。

a: 患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。

b: 終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。

c: 接地された金属部分を患者の身体に接触させない。

d: 通電中に出力の調整を行ってもよい。

e: 余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午前:第43問

クランプ型電流計を用いて医療機器に供給される電源電流の測定を行うとき、図のクランプ部分に挟むのはどれか。

32AM43-0

1: 保護接地線

2: 機能接地線

3: 2本の電源導線

4: 2本の電源導線と保護接地線

5: 2本の電源導線のいずれか1本

国試第6回午後:第75問

医療の現場で注意すべき安全問題について誤っているのはどれか。

1: 電気的安全問題の中には情報のひずみや他の機器への干渉が含まれる。

2: 複数機器の同時使用時には機器単体使用時に比べて安全性は低下する。

3: 過大エネルギー投与に折る熱傷の防止には適切な出力選択が必要である。

4: 火花を伴う機器には取扱上の制限が必要である。

5: 機械的安全問題の中には]機器の腐食や爆発が含まれる。