図において生体組織の比誘電率の周波数特性はどれか。
正しいのはどれか。
a: 2000Hzの音波は超音波である。
b: 頭蓋骨を伝わる音速は約1500m/sである。
c: 音響インピーダンスは密度と音速の積である。
d: 音波は音響インピーダンスの異なる組織の境界面で反射する。
e: 骨の音響インピーダンスは筋肉より大きい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
筋の特性音響インピーダンスを2×10^6kg・m^-2・s^-1、骨の特性音響インピーダンスを8×10^6kg・m^-2・s^-1 としたとき、筋から骨へ伝わる超音波の反射係数はどれか。
1: 0.2
2: 0.6
3: 0.9
4: 2
5: 4
超音波について正しいのはどれか。
a: 空気を含む組織をよく通過する。
b: 血流方向に散乱されると周波数が変化する。
c: 生体組織での減衰定数は周波数にほぼ比例する。
d: キャビテーションによる生体組織の損傷はない。
e: 超音波検査は胎児の診断に用いない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
超音波検査法について正しいのはどれか。
a: 超音波の波長が短いほど生体内での減衰は大きくなる。
b: 超音波は音響インピーダンスの異なる境界面で一部が反射される。
c: 超音波の生体内の音速は空気中とほぼ等しい。
d: 超音波エコー断層法は組織の血液含量の差を利用するものである。
e: 超音波ドップラ法は血流速度の計測に用いられる。
放射型鼓膜体温計の測定原理と関係のあるのはどれか。
1: 気体定数
2: 膨張率
3: 音響インピーダンス
4: 比熱
5: ステファン‐ボルツマン定数
生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。
a: 導電率は周波数とともに増加する。
b: a 分散は水分子の緩和現象に起因する。
c: 皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。
d: 骨格筋は異方性を示す。
e: インピーダンスは非線形性を示す。
超音波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 超音波の屈折は音速の異なる生体組織の境界で生じる。
2: 超音波の反射は音響インピーダンスの異なる生体組織の境界で生じる。
3: 生体組織による超音波の減衰は周波数が高くなるほど大きい。
4: 筋肉での超音波の減衰は水と同程度である。
5: 筋肉での音速は水と同程度である。
生体計測は生体の受動的または能動的特性を利用している。誤っている組合せはどれか。
1: X線CT -- 吸収係数
2: 超音波断層装置 -- 音響インピーダンス
3: パルスオキシメータ -- 散乱係数
4: 心電計 -- 活動電位
5: 電気的脂肪量測定器 -- 導電率
生体組織中を伝播する超音波について正しいのはどれか。
a: 軟部組織中は空気中より伝搬速度が小さい。
b: 頭蓋骨は脳より伝搬速度が大きい。
c: 周波数が高いほど減衰が大きい。
d: 血液は筋組織より減衰が大きい。
e: 軟部組織中を伝搬する波は主に横波である。
超音波画像計測について正しいのはどれか。
1: 生体軟部組織での音速は約km/sである。
2: 軟組織よりも硬組織の方が音速は速い。
3: 動きのある臓器の撮影には不適である。
4: 約kHzの音波を使用する。
5: ドプラ法で臓器の形状が得られる。
生体軟組織の固有音響インピーダンス [kg/(m2/s)] に近い値はどれか。
1: 4.0×10^2
2: 1.5×10^4
3: 4.0×10^4
4: 1.5×10^6
5: 4.0×10^6
a: 超音波の波長が短いほど分解能が増すが、生体内での減衰は大きくなる。
b: 超音波は音響インピーダンスの異なる境界面で一部反射される。
2: 軟部組織よりも硬組織の方が音速は速い。
5: ドプラ撮影では臓器の形状が得られる。
a: 超音波とは周波数が20kHz以下の音のことである。
b: 超音波は特殊なため波動としての一般的性質は持たない。
c: 超音波は吸収、反射、散乱されながら生体中を伝搬する。
d: 超音波は周波数が高いほど指向性は鋭い。
e: 超音波によるキャビテーションは空気中で生じる。
生体組織における2450MHzのマイクロ波のおよその波長[cm]はどれか。ただし、光速を3.0×10^8 m/s、生体組織の比誘電率を36とする。
1: 0
2: 1.5
3: 2
4: 3
5: 6
骨組織中の超音波の伝搬速度(m/s)はどれか。
1: 0.34
2: 3.4
3: 34
4: 340
5: 3400
a: 振動数16kHz以上20kHz以下の音をいう。
b: 振動数の低い超音波は鋭い指向性を示す。
c: 超音波は液体、個体および気体中を伝搬する。
d: 超音波の波長は振動数と音速で定まる。
e: 超音波は、吸収、反射、散乱されながら伝搬する。
周波数が1 MHz 程度の超音波を照射したとき、吸収係数が最も大きい組織はどれか。
1: 脂 肪
2: 筋 肉
3: 脳
4: 骨
5: 血 液
a: 振幅が同じとき、振動数が大きいほど音の強さが大きい。
b: 密度ρ、体積弾性率Kの媒質中を伝わる音波の速度はK/ρである。
c: 気体中の音速は気体の種類によらない。
d: 空気中を伝搬する音波は横波である。
e: 感覚上の音の大きさは音の強さの対数に比例する。
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