第8回国試午後59問の類似問題

国試第23回午後:第75問

血液透析器のクリアランスが大きくなるのはどれか。

1: 透析液流量を減らす。

2: 透析時間を短くする。

3: 限外濾過流量を減らす。

4: 血液入口側の血流量を減らす。

5: 透析膜面積を大きくする。

国試第22回午後:第79問

慢性血液透析の透析液で適切なのはどれか。

a: 重金属汚染の確認には水質検査を毎月行う。

b: 透析液エンドトキシンは毎日測定する。

c: 透析液の精製には逆浸透装置を用いる。

d: 透析監視装置にはエンドトキシンカットフィルタを設置する。

e: 鉄分を含む透析液を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午後:第79問

血液透析中の空気誤入について誤っているのはどれか。

1: 進入路は穿刺針と回路との接続部が多い。

2: 重篤な徴候としてショックがみられる。

3: 直ちに右側臥位をとらせる。

4: 直ちに静脈回路を遮断する。

5: 急性期を過ぎたら高圧酸素療法を検討する。

国試第6回午後:第46問

透析液について正しいのはどれか。

a: 高ナトリウム透析は血圧上昇を起こしやすい。

b: 高カルシウム透析は上皮小体 (副甲状腺) 機能 進症を起こす。

c: 酢酸透析は血圧を上昇させる。

d: 重炭酸透析は血圧を低下させる。

e: 無糖透析は低血糖を起こしやすい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第49問

血漿交換について正しいのはどれか。

1: 二重濾過法の2本目の濾過器により血液成分とアルブミンを分離する。

2: 二重濾過法の1本目の濾過器に入る血液は生理食塩液を用いて希釈する。

3: 二重濾過法では疾患の原因となるグロブリン分画を除去する。

4: 単純濾過法では置換液に濃厚赤血球を用いる。

5: 単純濾過法では抗凝固薬としてヘパリンを用いることはできない。

ME2第30回午後:第48問

血液透析に使用される水処理装置の定期点検項目として不適切なのはどれか。

1: 細菌培養

2: エンドトキシン

3: 残留塩素濃度

4: イオン交換樹脂

5: 二酸化炭素吸収剤

国試第20回午前:第32問

慢性腎不全について正しいのはどれか。(腎臓・泌尿器学)

1: 慢性透析患者数は年々減少している。

2: 透析患者は除水されるために多血症を呈する。

3: 透析合併症として二次性副甲状腺機能亢進症がある。

4: 透析患者は低リン血症を呈する。

5: 透析患者は低タンパク食を摂取し続けなければならない。

国試第32回午前:第75問

血液濾過器のふるい係数について正しいのはどれか。

1: 分子量が大きいほど大きな値をとる。

2: 負の値をとることがある。

3: 小分子蛋白では、治療中経時的に上昇する。

4: 小分子蛋白では、血液系より水系の方が高い値を示す。

5: クリアランスと同じ次元をもつ。

国試第31回午後:第72問

慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。

1: 無輸血体外循環が容易で ある。

2: 血清カリウム値は高めになるよう補正する。

3: 灌流圧は高めになる場合が多い。

4: 利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。

5: 術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。

国試第29回午後:第75問

ダイアライザで正しいのはどれか。

1: 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。

2: ポリスルフォン膜は対称構造を示す。

3: 血液と透析液とは同じ向きに流れる。

4: 積層型ダイアライザが広く使用されている。

5: 生体適合性が低い膜では補体の活性化などの生体反応が少ない。

国試第2回午後:第47問

血液浄化について誤っているのはどれか。

1: 血流量と透析液流量および透析液中の当該物質の濃度が判明していればクリアランス値は算出できる。

2: クリアランス値は常に血流量(ml/min)以下である。

3: 限外濾過量を増加させればクリアランス値は増加する。

4: 血液濾過でふるい係数が1の物質のクリアランス値は1分間に濾過された量と同じである。

5: 透析液再循環方式では時間の経過とともにダイアライザのクリアランス値は低下する。

国試第8回午後:第41問

体外循環について正しいのはどれか。

a: 体外循環では末梢循環に非生理的灌流がある。

b: 大静脈からの脱血には強い陰圧を用いる。

c: 血液フィルタを人工肺の直前に挿入する。

d: 無血体外循環では自己血回収装置を用いる。

e: 至適灌流量は末梢血管抵抗などを基にして決める。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第67問

クリアランスについて正しいのはどれか。

a: 血液透析(HD)における小分子溶質は血流量に等しい。

b: 血液透析(HD)における大分子溶質では透析液流量に依存しない。

c: 血液濾過(HF)における小分子溶質では濾液流量に等しい。

d: 血液漉過(HF)における大分子溶質では濾液流量が多いほど増加する。

e: 血液透析濾過(HDF)における大分子容質では透析液流量と濾液流量との和に等しい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午後:第75問

血液透析(HD)、血液濾過(HF)、血液透析濾過(HDF)の特徴として誤っているのはどれか。

1: HDはHDFに比べ、大分子溶質の除去に優れる。

2: HDはHFに比べ、小分子溶質の除去に優れる。

3: 後希釈法HFの補充液流量は血流量(QB)に依存する。

4: 前希釈法HDFでは大量液置換が可能である。

5: オンラインHDFでは清浄化した透析液を置換液として利用する。

国試第25回午前:第79問

透析液について誤っているのはどれか。

1: カプラは定期的に消毒する。

2: 透析液ナトリウム濃度を上昇させると血圧が安定する。

3: 透析液に用いる原水は水道法による水質基準を満たす必要がある。

4: エンドトキシン捕捉フィルタは細菌も捕捉する。

5: 水処理装置は上流から逆浸透、活性炭吸着、硬水軟化装置の順である。

国試第34回午前:第75問

血液透析の回路構成として適切でないのはどれか。

1: 中空糸型ダイアライザ内で血液と透析液を並流になるよう流した。

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプの下流側に設置した。

3: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプの上流側に設置した。

4: 返血側ドリップチャンバ上部から圧ラインを引いた。

5: 返血側ドリップチャンバの下流側に気泡検知器を設置した。

国試第28回午後:第69問

人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。

a: 内部灌流型の装置である。

b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。

c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。

d: 透析液を必要とする。

e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第28問

血液透析療法について正しいのはどれか。

1: 我が国の患者数は30万人以上である。

2: 患者の平均年齢は30歳代である。

3: 飲食に制限はない。

4: アミロイドーシスは重要な合併症である。

5: 開始後5年生存率は約40%である。

ME2第34回午後:第35問

血液透析において次の項目を増加させた場合、小分子量物質(分子量500以下)のクリアランスに最も影響を与えるのはどれか。

1: 血流量

2: 膜面積

3: 透析時間

4: 透析液流量

5: 除水速度

ME2第40回午後:第38問

オンラインHDFについて誤っているのはどれか。

1: 透析液を補充液として用いる。

2: 清浄化された透析液を使用する。

3: 血液透析濾過器を用いる。

4: エンドトキシン捕捉フィルタを用いる。

5: 後希釈法では前希釈法よりも置換液量を増やせる。