第37回午後第48問の類似問題

第50回午後:第42問

全身持久力トレーニングの長期効果について誤っているのはどれか。  

1: 血圧の低下

2: 心拍出量の増加

3: 最大酸素摂取量の増加

4: 骨格筋毛細血管密度の減少。

5: 動静脈酸素含有量較差の増加。

第44回午前:第10問

25歳の男性。身長170cm、体重 60kg。ランプ運動負荷試験における運動中の呼気ガス分析データを図に示す。正しいのはどれか。 

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1: 回帰直線の傾きは呼吸商を意味する。

2: 対象者の最大運動能力は約10 METsである。

3: 酸素摂取量が1,500 ml/min付近に無酸素性代謝閾値(AT)がある。

4: 二酸化炭素排出量が2,500 ml/minの運動では脂肪が燃焼されやすい。

5: 最高酸素摂取量は約3,500 ml/minである。

第56回午後:第11問

60歳の男性。2型糖尿病。身長170 cm、体重90 kg。心肺運動負荷試験を行ったところ最高酸素摂取量が2,625 mL/分であり、この60%相当の運動強度を処方された。METsで適切なのはどれか。  

1: 8 METs

2: 7 METs

3: 6 METs

4: 5 METs

5: 4 METs

第35回午前:第66問

糖尿病の運動療法で適切な運動負荷量はどれか。  

1: 最大酸素摂取量の50~60 %

2: 3 METs

3: ボルグ指数(10段階)の7

4: 予測最大心拍数の70~80 %

5: 10 Watts

第40回午前:第30問

52歳の男性。II型糖尿病。身長160 cm、体重70 kg。エルゴメーター運動負荷試験で、定常状態時の酸素摂取量は0.98リットル/分であった。このときの強度はどれか。  

1: 約2 METs

2: 約3 METs

3: 約4 METs

4: 約5 METs

5: 約6 METs

第56回午後:第40問

全身持久力トレーニングの効果で減少するのはどれか。  

1: 最大心拍出量

2: 筋の毛細血管数

3: 嫌気性代謝閾値

4: 動静脈酸素含有量格差

5: 同じ運動強度での換気量

第57回午前:第69問

エネルギー代謝で誤っているのはどれか。  

1: 安静時代謝量は基礎代謝量より小さい。

2: 基礎代謝量はホルモンの影響を受ける。

3: 安静時代謝量は体重減少により低下する。

4: 呼吸商は脂肪の燃焼が多くなると低下する。

5: 代謝当量1単位は酸素3.5 mL/kg/分の摂取量を基準としている。

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、エネルギー代謝に関する知識を問うています。エネルギー代謝は、生物が生命活動を維持するために行われるエネルギーの生成、消費、変換のプロセスです。選択肢の中で誤っているものを見つけることが求められています。
  • 安静時代謝量は、基礎代謝、特異動的作用、体温調整の加算量を含んでおり、基礎代謝量の1.2倍に相当します。したがって、安静時代謝量は基礎代謝量より小さいというのは誤りで、この選択肢が正解です。
  • 基礎代謝量は、ホルモンの影響を受けます。特に、甲状腺ホルモンや副腎髄質ホルモンが基礎代謝量に影響を与えることが知られています。この選択肢は正しいです。
  • 安静時代謝量は体重と比例するため、体重が減少すると安静時代謝量も低下します。この選択肢は正しいです。
  • 呼吸商は、糖質の場合は1.0、脂肪の場合は0.7となります。脂肪の燃焼が多くなると、酸素の消費量に対して二酸化炭素の排出量が少なくなるため、呼吸商が低下します。この選択肢は正しいです。
  • 代謝当量1単位は、安静座位時の酸素摂取量である3.5 mL/kg/分を基準としています。代謝当量は、国際的に使用されている身体活動強度を示す単位です。この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第97問

筋力増強で正しいのはどれか。  

1: 遠心性収縮は等尺性収縮より大きな負荷をかけられる。

2: 等速性運動は徒手による筋力増強に適している。

3: 訓練による筋肥大は筋力増大に先行して現れる。

4: 等張性収縮時は等尺性収縮時より血圧が上昇しやすい。

5: 同負荷ならば上肢に比べて下肢訓練時に血圧が上昇しやすい。

第53回午前:第75問

運動時の生体反応で正しいのはどれか。  

1: 冠血流は低下する。

2: 腎血流は増加する。

3: グリコーゲン分解が促進される。

4: 尿へのナトリウム排泄は促進される。

5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。

  • 答え:3
  • 解説:運動時には、冠血流が増加し、腎血流が低下し、グリコーゲン分解が促進され、尿へのナトリウム排泄が減少し、酸素含有量の動静脈較差が増加する。
  • 選択肢1は間違いです。運動時には冠血流が増加する。これは、カテコラミン(エピネフリン、ノルエピネフリン)の働きにより心拍数と収縮力が増加し、心拍出量が増加するためです。
  • 選択肢2は間違いです。運動時には、腎臓など機能を一時停止してもよい内臓器官への血流は低下する。これは、運動時には筋肉への血流が優先されるためです。
  • 選択肢3は正しいです。運動により、筋肉内のグリコーゲン分解は促進される。これは、運動時に筋肉がエネルギーを必要とするため、グリコーゲンが分解されてグルコースが生成されることでエネルギーが供給されるからです。
  • 選択肢4は間違いです。運動により、尿細管でのナトリウムの再吸収が高まるため、尿へのナトリウム排泄は減少する。これは、運動時には体内の水分と電解質のバランスを維持するためです。
  • 選択肢5は間違いです。運動時には酸素含有量の動静脈較差が増加する。これは、筋活動の組織レベルでPCO2、H+イオン濃度、血液温度が上昇し、その結果ヘモグロビン酸素解離曲線が右方に偏位するため、組織での酸素放出が促進されるからです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第23問

55歳の男性。虚血性心疾患。体重65 kg。トレッドミル負荷試験を行い症候限界に達し、酸素消費量は毎分1,155 mlであった。この時の運動負荷強度で正しいのはどれか。  

1: 約4 METs

2: 約5 METs

3: 約6 METs

4: 約7 METs

5: 約8 METs

第54回午後:第23問

継続的な持久力運動で低下するのはどれか。  

1: 中性脂肪

2: 筋内毛細血管数

3: 最大酸素摂取量

4: インスリン感受性

5: 筋内ミトコンドリア量

第42回午後:第39問

運動時の循環制御で誤っているのはどれか。  

1: 心臓血管系は筋の代謝需要に対応できるように働く。

2: 交感神経は神経性制御に関与する。

3: 皮膚と内臓では血管の収縮が起こる。

4: 激しい運動時の心拍出量は安静時の5倍に増加する。

5: 局所の酸素分圧上昇は活動筋への血流を増加させる。

第37回午前:第8問

活動と運動強度との組合せで正しいのはどれか。  

1: 読書-0.5~0.8 METs

2: 床ふき-1.0~1.5 METs

3: 歩行(時速4 km)-1.5~2.0 METs

4: 自転車(時速8 km)-2.0~3.0 METs

5: 階段昇降-3.0~4.0 METs

第50回午後:第68問

基礎代謝について誤っているのはどれか。  

1: 安静臥床で計測する。

2: 体温の上昇によって増加する。

3: 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。

4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。

5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。

第44回午前:第97問

激しい運動時の呼吸循環応答で減少するのはどれか。  

1: 脈 圧

2: 腎血流量

3: 脳血流量

4: 1回換気量

5: 動静脈酸素較差

第35回午後:第100問

運動負荷試験の中止基準で誤っているのはどれか。  

1: 下肢筋虚血痛

2: めまい

3: 息切れ

4: 高度の疲労

5: 発 汗

第39回午前:第82問

動作と運動強度との組合せで正しいのはどれか。  

1: 食 事-1.0~1.5 METs

2: 台所仕事-1.5~2.0 METs

3: 歩行(時速5 km)-2.0~2.5 METs

4: 入 浴-2.5~3.0 METs

5: 階段を降りる-4.0~5.0 METs

第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第44回午前:第63問

糖尿病患者に対する運動で正しいのはどれか。  

1: 代謝改善を目的とした運動は1日2回行うのが望ましい。

2: 脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも短い運動時間で達成できる。

3: 運動習慣のない高齢者に対する運動強度は80%VO2maxが望ましい。

4: 運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの40%を目標とする。

5: 効率的にエネルギーを消費させるために運動強度を強くして短時間で行う。

第42回午後:第34問

誤っているのはどれか。  

1: 基礎代謝量は安静臥床で計測する。

2: 基礎代謝量は体温の上昇によって増加する。

3: 基礎代謝量は同性、同年齢ならば体表面積に比例する。

4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。

5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。