第57回午前第43問の類似問題

第40回午後:第100問

てんかんについて誤っているのはどれか。  

1: 半数以上が20歳以前に発症する。

2: 睡眠不足によって発作は起こりやすくなる。

3: 特発性てんかんは症候性てんかんよりも予後が良い。

4: 全般発作は部分発作よりも予後が良い。

5: 発作が消失しても服薬は一生続ける。

第51回午後:第40問

てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 単純部分発作では意識障害を伴う。

2: 複雑部分発作では自動症がみられる。

3: 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。

4: 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。

5: 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。

第52回午後:第89問

てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 半数以上が遺伝性である。

2: 睡眠不足は発作の誘因である。

3: 年齢とともに発症率が減少する。

4: 成人では症候性よりも特発性が多い。

5: 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。

第56回午前:第100問

てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 単純部分発作は意識障害を伴わない。

3: 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。

4: 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。

5: 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。

  • 答え:2
  • 解説:てんかんは脳の神経細胞が過剰に興奮することで発生する病気であり、性別や年齢に関係なく発症する。単純部分発作は意識障害を伴わない。熱性けいれんはてんかんとは異なり、約5%がてんかんに移行する。症候性てんかんと特発性てんかんでは予後が異なる。
  • 選択肢1は間違いです。てんかんは性別に関係なく発症する病気であり、女性に多いとは言えません。
  • 選択肢2は正しいです。単純部分発作は、大脳皮質の一点にてんかん発作を起こす焦点があり、その支配領域に症状が出現する発作である。意識障害はみられないため、この選択肢が正解です。
  • 選択肢3は間違いです。てんかんは年齢に関係なく発症する病気であり、高齢になると発症率が低下するとは言えません。
  • 選択肢4は間違いです。熱性けいれんは、発熱を伴う発作であり、てんかんとは異なります。熱性けいれんの約5%がてんかんに移行するとされています。
  • 選択肢5は間違いです。症候性てんかんは原因が特定できるてんかんで、予後は不良なことが多いです。一方、特発性てんかんは原因が特定できないてんかんで、予後は良好であることが多いです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第52回午後:第99問

てんかんについて正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 単純部分発作は意識障害がみられる。

2: 欠神発作は過換気によって誘発される。

3: 特発性てんかんは脳の器質的病変が特定できる。

4: 複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。

5: 全般発作は発作開始時にてんかん放電が大脳半球の片側にとどまっている。

第54回午後:第97問

てんかんで正しいのはどれか。  

1: 常にけいれんを伴う。

2: 発症率は30歳代が70歳代よりも高い。

3: West症候群の発症のピークは3~5歳である。

4: 高齢初発の症候性てんかんの原因疾患としては脳血管障害が最も多い。

5: てんかんによる突然死のリスクは、強直間代発作よりも欠神発作の方が高い。

  • 答え:4
  • 解説:てんかんは脳の神経細胞の異常な興奮によって発生する症状で、発作の種類や原因によって異なる特徴があります。この問題では、てんかんに関する正しい情報を選ぶことが求められています。
  • てんかんは必ずしもけいれんを伴うわけではありません。発作の種類によっては、意識消失や自覚症状のみの場合もあります。
  • てんかんの発症率は年齢によって異なりますが、一般的には幼児期や高齢者に発症率が高くなります。30歳代よりも70歳代の方が発症率が高いとされています。
  • West症候群は乳幼児期に発症するてんかんの一種で、発症のピークは3~5ヶ月です。3~5歳ではありません。
  • 高齢初発の症候性てんかんの原因疾患として、脳血管障害が最も多いとされています。これは正しい情報です。
  • てんかんによる突然死(SUDEP)のリスクは、強直間代発作の方が欠神発作よりも高いとされています。選択肢の記述は逆です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第100問

てんかんで知的障害を伴うのはどれか。  

1: 側頭葉てんかん

2: Jacksonてんかん

3: 小児欠神てんかん

4: 覚醒時大発作てんかん

5: Lennox-Gastaut症候群

第47回午後:第43問

てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 全般発作は意識消失をきたさない。

2: 脱力発作は全般発作に分類される。

3: Jackson発作では無意識に歩き回る。

4: 運転免許の取得は認められていない。

5: 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。

第41回午後:第100問

てんかんで正しいのはどれか。  

1: 部分発作は全般発作より治療によって抑制されやすい。

2: ミオクロニー発作は全般発作に分類される。

3: 単純部分発作は数秒間の意識減損を伴う。

4: 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。

5: てんかん患者の自動車運転は生涯禁止されている。

第56回午後:第42問

解離性けいれん発作について正しいのはどれか。  

1: 誘因なく突然起こる。

2: 睡眠中には起こらない。

3: 発作持続時間は数分程度である。

4: 発作時に意識は完全に消失する。

5: 転倒による打撲傷が頻繁にみられる。

  • 答え:2
  • 解説:解離性けいれん発作は、外見上はてんかん発作に似ているが、発作症状や脳波検査でてんかん発作の特徴が見られない。主にストレス因子に関連して出現し、睡眠中には起こらない。
  • 選択肢1は誤り。解離性けいれん発作は、心因性の誘因があるとされており、必ずしも突然起こるわけではない。
  • 選択肢2は正しい。解離性けいれん発作は、睡眠中には起こらないとされている。
  • 選択肢3は誤り。解離性けいれん発作の持続時間は長く、1時間~数時間続くことがある。
  • 選択肢4は誤り。解離性けいれん発作では、意識障害は起こさない。
  • 選択肢5は誤り。解離性けいれん発作では、転倒が生じても意識障害がなく、受け身が取れるため、打撲傷の頻度は少ない。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第96問

高齢初発てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 特発性てんかんが多い。

2: 患者数は減少傾向にある。

3: 部分発作を呈することが多い。

4: てんかん重積状態に至ることはない。

5: 抗てんかん薬が無効であることが多い。

  • 答え:3
  • 解説:高齢初発てんかんは症候性てんかんが多く、患者数は増加傾向にあります。部分発作が多く、意識障害が起こることが多いため、誤診されることもあります。また、てんかん重積状態に至ることがあり、治療は抗てんかん薬が中心で効果が高いとされています。
  • 選択肢1は間違いです。高齢初発てんかんの大部分は症候性てんかんであり、特発性てんかんは少ないです。特発性てんかんは小児に多く見られます。
  • 選択肢2は間違いです。高齢初発てんかんの患者数は増加傾向にあります。これは高齢化社会の進行に伴って、高齢者のてんかん患者が増えているためです。
  • 選択肢3は正しいです。高齢初発てんかんでは部分発作(特に複雑部分発作)を呈することが多いです。これは、けいれんがなく、意識が障害されることが多いため、誤診されることも多いです。
  • 選択肢4は間違いです。高齢初発てんかんであっても、てんかん重積状態に至ることがあります。非けいれん性の重積状態のほか、複雑部分発作による重積状態も起こり得ます。
  • 選択肢5は間違いです。高齢初発てんかん患者の治療は抗てんかん薬が中心であることが多く、また効果が高いとされています。ただし、個々の患者によっては抗てんかん薬の効果が異なるため、適切な薬物選択や用量調整が重要です。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
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第55回午前:第96問

てんかんで正しいのはどれか。  

1: 遺伝素因はない。

2: 意識障害が必発する。

3: 高齢発症は稀である。

4: 病因は特発性と症候性に分けられる。

5: 我が国の患者は約10万人と推定されている。

  • 答え:4
  • 解説:てんかんは、発生原因により特発性と症候性に分けられる。特発性は遺伝素因の関与が大きく、症候性は脳の器質的障害によるものである。また、意識障害は発作の種類により生じる場合もあれば生じない場合もある。高齢発症は稀ではなく、増加傾向にある。日本のてんかん患者数は約100万人と推定されている。
  • 選択肢1は間違いです。特発性てんかんの発症には遺伝素因の関与が大きいとされ、症候性てんかんの発症も遺伝素因の関与が否定できないとされています。
  • 選択肢2は間違いです。てんかん発作のうち、複雑部分発作や全般発作は意識障害を生じますが、単純部分発作は意識障害を生じないため、意識障害が必ずしも発生するわけではありません。
  • 選択肢3は間違いです。てんかんの発病年齢は幼少期から思春期までが最も多く、20歳以降で急激に減少しますが、60歳以降に再び上昇し、高齢初発てんかんの患者数は増加傾向にあります。
  • 選択肢4は正しいです。てんかんは発生原因により特発性と症候性に分けられます。特発性は遺伝素因以外に発作を起こす原因が不明なものであり、症候性は脳炎や脳血管障害、脳腫瘍、外傷など脳の器質的障害によるものです。
  • 選択肢5は間違いです。てんかんの有病率は人口1000対3~10と考えられており、日本におけるてんかん患者数は約100万人と推定されています。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第100問

12歳の女児。寝不足の朝、突然に顔面や上肢にぴくつきが生じて物を落とす。このときに意識消失はない。脳波で光過敏性を認める。考えられるのはどれか。  

1: 覚醒時大発作てんかん

2: 若年性ミオクロニーてんかん

3: 小児欠神てんかん

4: 側頭葉てんかん

5: Lennox-Gastaut症候群

第46回午後:第46問

てんかんの複雑部分発作の特徴で正しいのはどれか。  

1: 自動症がみられる。

2: 短い意識消失が突然生じる。

3: 強直間代けいれんが起こる。

4: 自律神経症状が10秒から数分続く。

5: けいれんが手から腕、足へと移動する。

第57回午後:第40問

せん妄について正しいのはどれか。  

1: 急性に発症する。

2: 日内変動を伴わない。

3: 若年者が発症しやすい。

4: 重度の意識混濁を伴う。

5: 環境因子の影響を受けない。

  • 答え:1
  • 解説:せん妄は急性に発症し、注意力低下や思考力の低下などの精神機能の障害を特徴とする。原因は多くの病気や薬物、毒物などが関与し、高齢者に多いとされる。また、環境因子の影響も受ける。
  • 正しい。せん妄は急性に発症することが特徴であり、多くの病気や薬物、毒物が原因となることがある。
  • 間違い。せん妄は日内変動を伴うことが一般的であり、症状が時間帯によって変化することがある。
  • 間違い。せん妄はどの年齢層でも発症する可能性があるが、高齢者に多いとされる。若年者の場合、薬物使用や重篤な病気が原因となることがある。
  • 間違い。せん妄では主に注意力が障害される。意識混濁はあっても一時的であり、重度の意識混濁は少ない。
  • 間違い。せん妄は入院や手術などの環境因子の影響を受けることがある。環境の変化が誘因となることもあるため、環境因子の影響を受けないとは言えない。
  • 科目:認知症・高齢者障害
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第55回午後:第39問

せん妄で正しいのはどれか。  

1: 夜間には出現しない。

2: 環境変化で生じやすい。

3: 高度の意識混濁を伴う。

4: 記憶障害を伴うことはない。

5: 老年者より若年者に出現しやすい。

  • 答え:2
  • 解説:せん妄は一過性の精神症状で、夜間に出現しやすく、環境変化によって生じやすい。意識混濁や記憶障害を伴うことがあり、老年者に出現しやすい。
  • 選択肢1は間違いです。せん妄は夜間に出現しやすいことが一般的です。
  • 選択肢2は正しいです。せん妄は環境変化によって生じやすく、特に睡眠や覚醒リズムを障害する環境要因の変化が影響します。
  • 選択肢3は間違いです。せん妄は軽い意識障害が加わった状態であり、高度の意識混濁を伴うわけではありません。
  • 選択肢4は間違いです。せん妄は一過性の認知機能低下を伴い、その中には記憶障害も含まれます。
  • 選択肢5は間違いです。せん妄は老年者に出現しやすく、高齢が準備因子とされています。
  • 科目:作業療法評価学
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第57回午前:第96問

てんかん発作で意識障害を伴わないのはどれか。  

1: 間代発作

2: 強直発作

3: 欠神発作

4: Jackson発作

5: 非定型欠神発作

  • 答え:4
  • 解説:てんかん発作には様々なタイプがあり、意識障害を伴うものと伴わないものがある。この問題では、意識障害を伴わないてんかん発作を求めている。
  • 間代発作は意識障害を伴い、手足をガクガクと一定のリズムで痙攣が起きることが特徴であるため、正解ではない。
  • 強直発作は突然に意識障害が起き、呼吸が停止し、手足を強直することが特徴であるため、正解ではない。
  • 欠神発作は突然に意識障害が起きるが、痙攣などは確認できないため、正解ではない。
  • Jackson発作は単純部分発作であり、意識障害を伴わないため正解である。この発作は局所の痙攣から始まり、拡大して全身の痙攣に至ることがある。
  • 非定型欠神発作は意識障害とミオクロニー発作などの他の症状も見られるため、正解ではない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第95問

せん妄に関して誤っているのはどれか。  

1: 意識障害である。

2: 日内変動がある。

3: 健忘症状を伴う。

4: 非可逆的である。

5: 睡眠障害を伴う。

第49回午後:第97問

欠神発作について正しいのはどれか。  

1: 知的障害を伴う。

2: チアノーゼを伴う。

3: 学童期の発症が多い。

4: 部分発作に分類される。

5: けいれんは一側上肢から全身に広がる。

第56回午前:第99問

ナルコレプシーに認められない症状はどれか。  

1: 睡眠発作

2: 睡眠麻痺

3: 入眠時幻覚

4: けいれん発作

5: 情動脱力発作

  • 答え:4
  • 解説:ナルコレプシーの主な症状は、睡眠発作、情動脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚です。これらの症状以外のものはナルコレプシーには認められません。
  • 睡眠発作は、制御できない突然の眠気であり、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 睡眠麻痺は、入眠前後や起床直後に体を動かせなくなる状態で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 入眠時幻覚は、入眠時に幻覚を見る症状で、ナルコレプシー患者の約3分の1にみられます。これもナルコレプシーの症状の1つです。
  • けいれん発作は、ナルコレプシーには認められない症状であり、この問題の正解です。
  • 情動脱力発作は、突発的な感情により意識消失を伴わない突然の筋力低下が起こる症状で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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