第56回午前第38問の類似問題

第50回午前:第84問

頭頂葉の病変で生じる症状はどれか。  

1: 歩行失行

2: 視覚失認

3: Anton症状

4: Parkinson症状

5: Gerstmann症候群

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第34回午前:第46問

パーキンソン病のヤール重症度分類で誤っている組合せはどれか。  

1: ステージI- 一側症状

2: ステージII- 両側症状

3: ステージIII- ADL自立

4: ステージIV- 歩行不能

5: ステージV- 寝たきり

第39回午前:第66問

症状と転倒予防対策との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 幻 肢 - 断端荷重訓練

2: 左半側空間無視 - 左側への注意喚起

3: 失調症状 - メトロノーム

4: 下垂足 - 短下肢装具

5: 後索障害 - 照明改善

第54回午後:第75問

疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: Parkinson病――大脳白質の変性

2: 多発性硬化症――中枢神経の脱髄

3: Lewy小体型認知症――大脳白質の虚血

4: 筋萎縮性側索硬化症――脊髄後索の変性

5: Guillain-Barré症候群――脊髄前角の変性

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と病理学的変化の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、多発性硬化症と中枢神経の脱髄です。
  • Parkinson病は神経変性疾患であり、黒質や青斑核、迷走神経背側核などの神経細胞が脱落することで運動障害や自律神経障害が生じます。大脳白質の変性はParkinson病ではなく、大脳白質変性症で見られるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 多発性硬化症は中枢神経の自己免疫性脱髄疾患であり、脳室周囲や視神経、視交叉、脳幹部、脊髄などで多発性の境界明瞭な脱髄斑の病巣を形成します。この組み合わせは正しいです。
  • Lewy小体型認知症は神経変性疾患であり、マイネルト核や扁桃核、側頭葉や帯状回、島葉などにLewy小体が出現します。大脳白質の虚血はこの疾患とは関連がなく、脳卒中や認知機能障害の発症リスクが高い脳室周囲高信号域(PVH)と関連しています。この組み合わせは正しくありません。
  • 筋萎縮性側索硬化症は、中心前回のBetz巨細胞と錐体路からなる上位運動ニューロンと脊髄前角と前根から構成される下位運動ニューロンが選択的に脱落し、障害されます。脊髄後索の変性はこの疾患とは関連がなく、ビタミンB12欠乏による亜急性連合性脊髄変性症などで見られます。この組み合わせは正しくありません。
  • Guillain-Barré症候群は、先行感染後に病原体に対して産生された抗体が髄鞘を標的とした自己抗体となって脱髄を生じ、末梢神経障害を引き起こします。脊髄前角の変性はこの疾患とは関連がなく、筋萎縮性側索硬化症などで見られます。この組み合わせは正しくありません。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第91問

大腿義足の異常歩行と改善法との組合せで正しいのはどれか。  

1: 体幹の側屈-患側内転筋群を強化する。

2: 外転歩行-ソケット内壁の高さを低くする。

3: 伸び上がり歩行-義足長を延長する。

4: 分回し歩行-ソケット初期内転角を小さくする。

5: 内側ホイップ-膝継手軸の外旋角度を大きくする。

第43回午前:第86問

大腿義足の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側ホイップ - 膝継手軸の外旋

2: 義足側外転歩行 - 初期内転角の不足

3: 健側肢の伸び上がり - ソケット内壁の高さ不足

4: 義足側分回し歩行 - 義足長が短い

5: 義足側への体幹側屈 - 切断側外転筋の筋力低下

第36回午前:第47問

脳卒中片麻痺の下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足-体重負荷による持続的伸張

2: 下垂足-反射を利用した足背屈の誘発

3: 膝折れ-長下肢装具の使用

4: 反張膝-底屈制限10°の短下肢装具の使用

5: はさみ足-神経ブロックと伸張訓練との併用

第36回午前:第73問

末梢神経損傷による運動障害で誤っている組合せはどれか。  

1: 副神経-肩甲骨の挙上

2: 腋窩神経-肩関節の外転

3: 橈骨神経-母指の対立

4: 閉鎖神経-股関節の内転

5: 総腓骨神経-足関節の背屈

第36回午前:第40問

正常歩行の筋活動で誤っているのはどれか。 

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1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

第43回午後:第86問

末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮

2: 筋萎縮

3: 病的反射

4: 不随意運動

5: 腱反射低下

第35回午後:第95問

絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 円回内筋症候群-正中神経

2: 肘部管症候群-尺骨神経

3: 手根管症候群-正中神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: 足根管症候群-深腓骨神経

第52回午前:第18問

85歳の女性。脳梗塞による左片麻痺。歩行練習中に下肢装具の条件を変えて歩行を比較したところ、底屈制動を軽減して中足足根関節部以遠の可撓性を高めることで歩幅が増加した。改善に影響を与えた麻痺側の主な歩行周期はどれか。  

1: 荷重応答期

2: 立脚中期

3: 立脚後期

4: 遊脚中期

5: 遊脚後期

第50回午後:第26問

運動失調がみられないのはどれか。  

1: Wallenberg症候群

2: 脊髄小脳変性症

3: Wernicke脳症

4: 重症筋無力症

5: 脊髄癆

第37回午前:第69問

パーキンソン病のヤールの重症度分類で正しい組合せはどれか。  

1: ステージI-立ち直り反応がみられない。

2: ステージII-日常生活に多少の障害がある。

3: ステージIII-上肢に一側性の動作障害がある。

4: ステージIV-どうにか自力で生活できる。

5: ステージV-どうにか歩ける。

第37回午前:第69問

骨関節疾患と治療との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎症-頸部筋の等尺性運動

2: 化膿性脊椎炎-超音波療法

3: 肩関節周囲炎-コッドマン体操

4: 変形性股関節症-部分免荷歩行

5: 先天性股関節脱臼-牽引療法

第46回午前:第12問

40歳の女性。2年前から歩行障害を自覚し、黄色靱帯骨化症と診断され手術を予定している。特記すべき併存症はみられない。この患者の理学療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 痙性歩行の改善

2: 下肢の筋力増強

3: 胸部絞扼感の軽減

4: 上肢の感覚障害の改善

5: 骨盤底筋群の筋力増強

第35回午前:第87問

躁状態の患者に対する導入期の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: パットゴルフ

2: ビリヤード

3: ストレッチ体操

4: 散歩

5: マラソン

第43回午前:第74問

多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩行障害に対して早期から装具を作製する。

2: 視野欠損に対して照明などの環境整備を行う。

3: 痙縮に対して温熱療法を行う。

4: 筋力低下に対して1RMを反復し強化する。

5: 運動失調に対して重錘を負荷して訓練を行う。

第57回午前:第48問

認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。  

1: 肯定語で指示する。

2: 患者のペースに合わせる。

3: 同じ動作を繰り返し実施する。

4: 運動を拒否しても説得して行う。

5: 日常慣れ親しんだ動作を利用する。