パーキンソン病のヤールの重症度分類で正しい組合せはどれか。
1: ステージI-立ち直り反応がみられない。
2: ステージII-日常生活に多少の障害がある。
3: ステージIII-上肢に一側性の動作障害がある。
4: ステージIV-どうにか自力で生活できる。
5: ステージV-どうにか歩ける。
60歳の男性。6年前にパーキンソン病と診断され、ヤールの重症度分類ステージIIIである。歩行訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。
ヤールの重症度分類ステージIIIのパーキンソン病患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。
Parkinson病のYahrの重症度分類と訓練内容との組合せで誤っているのはどれか。
1: ステージI-自転車エルゴメータ
2: ステージII-歩行訓練
3: ステージIII-ADL訓練
4: ステージIV-方向転換の訓練
5: ステージV-胸郭ストレッチ
72歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。すくみ足と突進現象が目立つ。歩行練習で誤っているのはどれか。
1: 歩行開始時に姿勢を矯正する。
2: 足踏みをしてから歩く。
3: 手拍子に合わせて歩く。
4: 歩幅に合わせた横線を床上に引く。
5: 足首に重錘バンドを装着して歩く。
ヤールの重症度分類ステージIのパーキンソン病患者に対する日常生活指導で適切でないのはどれか。
1: 段差の少ない歩道での散歩を日課にする。
2: トイレでは、立位でズボンの上げ下ろしをする。
3: 食堂や居間で家族と過ごす座位時間を長くする。
4: 浴槽内には滑り止めマットを敷くように指導する。
5: 敷き布団やマットレスは柔らかいものを使用する。
67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の作業療法場面について適切でないのはどれか。
70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージV。この時期のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
1: 関節可動域訓練
2: 発声訓練
3: 呼吸訓練
4: 歩行訓練
5: 電動ベッドの導入
55歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。運動療法で適切でないのはどれか。
70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。理学療法で誤っているのはどれか。
1: 関節可動域運動を行う。
2: 呼吸訓練を行う。
3: 背中を押して歩行を介助する。
4: メトロノームを利用して歩行練習を行う。
5: マット上で起き上がり練習を行う。
パーキンソン病のヤール重症度分類ステージVの訓練内容で適切でないのはどれか。
1: 膝立ち
2: 座 位
3: 寝返り
4: 呼 吸
5: 嚥 下
Parkinson病のHoehn&Yahrの重症度分類ステージで適切なのはどれか。
1: ステージⅠでは両側の機能障害がみられる。
2: ステージⅡでは姿勢反射障害がみられる。
3: ステージⅢでは機能障害の左右差が顕著となってくる。
4: ステージⅣでは日常生活に制限があり転倒しやすい。
5: ステージⅤでは日常生活に制限が大きいが手すり歩行は可能である。
67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の住環境整備で適切でないのはどれか。
1: 厚手の絨毯に変更
2: 手すりの設置
3: ベッドの導入
4: 段差の解消
5: 開き戸を引き戸に変更
70歳の女性。7年前にパーキンソン病の診断を受けた。現在、ヤールの重症度分類はステージIII。夫、息子夫婦と同居。発症前は夫とシルバーダンスクラブに所属し活躍していた。作業療法の指導として適切でないのはどれか。
1: 着座するときは椅子に下肢が触れてから腰をおろす。
2: 歩き出すときは「イチ、ニ、イチ、ニ」と掛け声をかける。
3: 歩行中に方向転換するときは一旦立ち止まる。
4: 趣味活動は同一姿勢で行うものにする。
5: 物を取るときは目で位置を確認して手を伸ばす。
68歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。元来の几帳面な性格。日内変動が目立ち、調子が悪くなると歩行時にすくみ足、突進現象が出現する。生活指導で適切でないのはどれか。
1: 服薬を守る。
2: 今までの生活習慣を尊重する。
3: ズボンの着脱は立位で行う。
4: 階段昇降を行う。
5: 柔軟体操を行う。
Parkinson病で姿勢反射障害および両側性の振戦があり、小刻み歩行でADLが自立している時のHoehn & Yahr重症度分類ステージはどれか。
1: I
2: II
3: III
4: IV
5: V
70歳の女性。7年前にパーキンソン病の診断を受けた。現在、ヤールの重症度分類はステージIII。夫、息子夫婦と同居。発症前は夫とシルバーダンスクラブに所属し活躍していた。生活上の指導で適切でないのはどれか。
1: ベッド柵を取り付ける。
2: トイレに手すりを設置する。
3: 廊下に厚めの絨毯を敷く。
4: 家事の分担を相談する。
5: ダンスに出かける機会を相談する。
58歳の男性。パーキンソン病でヤールの重症度分類はステージIII。運動に対する意欲は強い。運動療法で適切でないのはどれか。
1: 棒体操
2: メトロノームで足踏み練習
3: 歩行率を高めた歩行練習
4: マット上での寝返り練習
5: 目印に沿った歩行練習
70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIV。椅子からの立ち上がり動作が図のようになり、上手にできないことが多い。立ち上がり動作の訓練として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 足関節を底屈させて床を蹴るようにする。
2: 体幹を前屈させてお辞儀をするようにする。
3: 両上肢を前方へ出すようにする。
4: 殿部が座面を離れると同時に膝関節を伸展する。
5: 座面を膝の位置より低いものにする。
パーキンソン病患者(ヤールの重症度分類ステージIII)の理学療法で正しいのはどれか。
1: 寝返り動作では体幹を丸太状にして身体を回旋させる。
2: 椅子からの立ち上がりでは身体重心を後方に移動させる。
3: 立位保持では脊柱を前屈して重心を前方に移動させる。
4: 平地歩行では歩行路に設置した横線をまたぎ歩かせる。
5: 階段昇降では下肢のリズムに合わせて両腕を大きく振らせる。