第48回午前第21問の類似問題

第49回午前:第17問

背屈0~20°の範囲で自由に可動するように設定されている足継手を図に示す。この継手を、背屈5~20°で可動するように再調整する場合に、最初に動かすのはどれか。 

49_0_17

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第36回午前:第73問

末梢神経損傷による運動障害で誤っている組合せはどれか。  

1: 副神経-肩甲骨の挙上

2: 腋窩神経-肩関節の外転

3: 橈骨神経-母指の対立

4: 閉鎖神経-股関節の内転

5: 総腓骨神経-足関節の背屈

第56回午前:第30問

二分脊椎のSharrardの分類で股関節屈曲・内転運動が正常で外転が作用し始め、短下肢装具を用いて杖歩行が可能となるのはどれか。  

1: II群

2: III群

3: IV群

4: V群

5: VI群

  • 答え:2
  • 解説:Sharrardの分類は二分脊椎の障害レベルによって機能予後を評価するための分類法である。各群によって肢位機能が異なり、装具や歩行の方法が変わる。
  • II群はL1~L2の障害レベルで、股関節屈曲・内転が残存し、膝関節伸展が中等度残存する。車椅子移動と長下肢装具を用いた歩行が併用できるが、短下肢装具を用いた杖歩行はまだ可能ではない。
  • III群はL3~L4の障害レベルで、股関節屈曲・内転、膝関節伸展、足関節背屈が残存し、股関節外転が作用し始める。長下肢装具または短下肢装具による杖歩行が可能であるため、正しい選択肢である。
  • IV群はL5の障害レベルで、股関節伸展、足関節底屈が可能となる。短下肢装具による実用歩行が可能だが、股関節外転が作用し始める段階ではない。
  • V群はS1~S2の障害レベルで、足部の内在筋のみ麻痺が生じる。装具なしでの実用歩行が可能であるが、短下肢装具を用いた杖歩行が必要な段階ではない。
  • VI群はS3の障害レベルで、麻痺は認めない。歩行に特別な問題がなく、短下肢装具を用いた杖歩行が必要な段階ではない。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第46回午後:第8問

8歳の男児。公園の滑り台から誤って転落して左手をつき、痛みのために救急外来を受診した。左肘関節中枢部に疼痛、腫脹および変形が認められる。初診時の左肘のエックス線写真(A、B)を示す。徒手整復と外固定とによる保存治療後4週のエックス線写真(C、D)を示す。肘関節の自動可動域は伸展−20°、屈曲80°であった。この時点の理学療法で誤っているのはどれか。 

46_1_8

1: 肩関節の振子運動

2: 肘関節の温熱療法

3: 肘関節の自動屈曲伸展運動

4: 肘関節の他動屈曲伸展運動

5: 握力の強化訓練

第45回午後:第23問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 母指掌側外転は橈骨外側面に基本軸を置く。

2: 中手指節関節屈曲は中手骨に基本軸を置く。

3: 中手指関節外転は橈骨延長上に基本軸を置く。

4: 母指橈側外転は橈骨延長上の示指に基本軸を置く。

5: 母指対立は母指先端と示指基部との距離で表示する。

第42回午前:第61問

上腕切断者に対する義手の適合検査で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 20 kgの下垂力に対してソケットが30 mm滑った。

2: コントロールシステム操作方式の効率は60%であった。

3: 義手装着時の肘継手の能動屈曲角度が120°であった。

4: 肘継手を屈曲するために必要な力は4.5 kgであった。

5: 肘継手を屈曲するために必要な肩関節の屈曲は30°であった。

第39回午後:第42問

膝関節について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.らせん関節である。イ.屈曲の最終期にはころがり運動となる。ウ.伸展位では側副靱帯は弛緩する。エ.半腱様筋は下腿の外旋運動を行う。オ.完全伸展時には下腿の内旋運動はできない。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午前:第33問

肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。  

1: 温熱療法を併用する。

2: 肩関節の可動域訓練を行う。

3: 手指と手関節との可動域訓練を行う。

4: 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。

5: 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。

第56回午前:第3問

25歳の男性。頸髄完全損傷。手指屈曲拘縮以外の関節可動域制限はない。書字の際のボールペンを把持した場面を示す。片手では困難で、両手でボールペンを保持する動作が観察された。このような動作を行う頸髄損傷患者のZancolliの四肢麻痺上肢機能分類の最上位レベルはどれか。 

56_0_3

1: C5A

2: C6A

3: C6B3

4: C7A

5: C8B

第48回午前:第3問

児の左半身の関節可動域を測定した結果を表に示す。この児がとることのできる姿勢はどれか。

48_0_3

第39回午前:第71問

膝周囲のスポーツ外傷と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 前十字靱帯再建術後-膝伸展可動域の制限

2: 関節鏡視下半月板切除術後-早期部分荷重訓練

3: ジャンパー膝-膝窩部への超音波療法

4: 腸脛靱帯炎-ランニングの禁止

5: 離断性骨軟骨炎-膝関節固定装具の適用

第55回午前:第38問

筋力増強運動として求心性収縮を用いた抵抗運動を行う際、対象筋と運動方向の組合せで正しいのはどれか。  

1: ハムストリングス――膝関節屈曲90°位での股関節伸展

2: 上腕二頭筋―――――肘関節伸展0°位かつ前腕回外位での肩関節伸展

3: 上腕三頭筋―――――肘関節屈曲90°位での肩関節水平内転

4: 前脛骨筋――――――足外がえし位での足関節背屈

5: 中殿筋―――――――股関節伸展0°位での股関節外転

第46回午後:第23問

肩関節から手関節までの運動自由度はどれか。  

1: 3度

2: 4度

3: 5度

4: 7度

5: 11度

第49回午後:第70問

上肢の関節について誤っているのはどれか。  

1: 腕橈関節は球関節である。

2: 上橈尺関節は車軸関節である。

3: 肘の生理的内反の角度を運搬角という。

4: 肘頭は肘屈曲位でHüter三角を構成する。

5: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。

第34回午前:第16問

75歳の女性。日常の買物は独歩で外出していたが、階段で転倒し歩行不能になった。大腿骨頸部内側骨折と診断され、骨セメントを使用した人工骨頭置換術が施行された。理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 術直後の関節可動域訓練は股関節内転を避ける。

2: 術翌日から大腿四頭筋の等尺性筋力増強訓練を行う。

3: 合併症がなければ術後1週以内に立位訓練を開始する。

4: 部分荷重1/3開始と同時に階段昇降訓練を開始する。

5: 術前後を通して呼吸機能の維持・向上を図る。

第45回午後:第7問

68歳の女性。関節リウマチ。右利き。夫との2人暮らし。肩関節と肘関節とに可動域制限はない。膝関節痛の鎮痛のために座薬を用いている。手関節痛が強いときには夫が家事を行っているが、できるだけ自分でやりたいという気持ちが強い。手指の写真(A)とエックス線写真(B)とを示す。この患者に対する自助具で適切なのはどれか。2つ選べ。

45_1_7

第50回午前:第70問

基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 広背筋は屈曲に作用する。

2: 棘上筋は内転に作用する。

3: 大円筋は外旋に作用する。

4: 肩甲下筋は内旋に作用する。

5: 棘下筋は水平屈曲に作用する。

第47回午前:第49問

熱傷患者の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

2: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を行う。

4: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

5: 初期の安静肢位として肩関節外転・外旋位をとらせる。

第41回午前:第42問

ダニエルスらの徒手筋力テストにおける代償動作とそれを起こす筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩関節屈曲 - 上腕二頭筋

2: 肘関節屈曲 - 方形回内筋

3: 前腕回内 - 橈側手根屈筋

4: 股関節屈曲 - 縫工筋

5: 膝関節屈曲 - 腓腹筋

第54回午後:第34問

発育性股関節形成不全で正しいのはどれか。  

1: 開排は制限されない。

2: 大腿骨頭の前方脱臼が多い。

3: 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。

4: 7歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。

5: 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。